病院のエアコン故障で熱中症が発生した問題について考えてみました。

病院のエアコン ニュースとか医療雑学

悲しくもびっくりするようなニュースがありましたね。病院のエアコン故障により入院患者さんが熱中症により死亡すると言うニュースです。

産経ニュース:岐阜の病院入院患者、5人目の死者 熱中症か エアコン故障の3階の病室

ハフィントンポスト:病院の入院患者、5人目の死者を確認 エアコンの故障で熱中症か

朝日新聞:4人死亡の病院長「エアコン、20日から故障」 岐阜

blogos:エアコン故障で4人死亡 業務上過失致死

ざっくりと今現在わかっている状況をまとめると

  • 20日からエアコンが故障した
  • それにより熱中症で5名が死亡した
  • 病院が業務上過失致死として捜査された
  • エアコン故障は業者から1ヶ月後になる

こんな感じです。

人が亡くなっているニュースなのでツイッターには書き込みをしませんでしたのでブログに簡単にぼくの考えを書いておきます。

ぼくは医療事務なので死亡した理由や条件については書いていません。この出来事を踏まえて医療事務としてどうしたら良いか考えました。

どこの病院でも起こりうるエアコン故障

ぼくが働いている病院でもエアコンが故障したらどうなるか考えてみました。

猛暑日の中エアコンが故障しています。病院内の温度は35度を超えています。

これって結構パニックになります。

エアコンが動いている病棟に移動するとか廊下に仕切スペースを用意して臨時の病室を作成するとか色々な方法はありそうです。

だけどぼくは医療事務なので考えなくてはいけないのは診療報酬です。

リハビリ病棟の患者さんが急性期病棟にエアコン目的で移動したらどうするのでしょうか?そもそも50床で届け出をしているのに60人を収容していいの?

設備点検まで含めた病院運営というのであれば

国で定められた点検はどこの病院でもやっています。電気設備点検など。車両だって車検をおこなっています。

それ以外の設備関係までしっかり点検をしなさい!と言うのは簡単ですが実際に働いている立場からするととても難しい問題です。

トイレの自動水栓や入口の自動ドアや公衆電話など細かいところまでしっかり点検しなさいとなったら病院として維持管理コストは相当膨れます。

ただこれだけ暑い日が続くとエアコンはライフラインとして管理しないといけないですね。

修理に1ヶ月は必要なのは仕方ないです

ぼくの働いている病院の関連施設でもエアコン故障により業者を呼びましたが修理までに3週間くらい必要でした。

6月の終わりでしたがそれでも修理業者は連日の残業で対応していると言っていました。それくらい老朽化したエアコンを使用しているところが多いんですね。

施設で使用するエアコンなのでGHPというガスを使用するタイプのエアコンなので修理できる業者も東京ガスの代理店になります。

その場で修理できれば良いですが場合によっては部品の取り寄せなどで更に時間が必要な場合もあります。

なので今回のケースで業者を責めることはできません。

結局はどこがお金を出すのかというところに行き着く

ならば定期的に点検をするようにしなさい。とか10年使用した業務用エアコンは新品を導入しなさい。なんて国が定めても10年に1回業務用エアコンを導入することができる病院はほとんどないでしょう。

業務用エアコンはすげぇ高いですからね。

ではその分の費用を捻出するために診療報酬をアップするとか。特別修理補助金や交換費用補助など税金を用意するとか。みたいな患者さん負担を上げる方法も実現は難しいでしょう。

選挙で負けちゃうからね。

でもどっかで誰かがお金を出して修理しないと今回のような出来事が再度発生する可能性はあります。

本日のまとめ

ここまで書いてみて改めて難しい問題だったと思います。

もちろん患者さんが亡くなったのでベットコントロールやお金がどうだとか書く以前の問題なのかもしれませんけどね。

病院で働いている医療事務としては気になったはこんなところです。これだけニュースになったので厚労省も何かしらの通知を出すかもしれません。

病院や警察の情報を注意深く追っていきます。