特定業務従事者健康診断(秋冬の職員健診)について

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今日は特定業務従事者健康診断についてです。

ぼくの働いている病院では春に定期健康診断、秋に特定業務従事者健康診断を行なっています。この秋の健康診断が無事に終わりましたので感想など書いておきたいと思います。

病院事務の総務にとって大きなイベントの一つになります。多くの職員を通常業務の中で滞りなく行うのは他部署の協力が必要ですからね。

健診センターがある病院なら良かったのですけどね。

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特定業務を行なっている職員は年2回の健康診断が必要です

まず特定業務従事者健康診断についてです。

病院で働く職員に関する特定業務は夜勤者やガラスバッチ(放射線)などがあります。そのほかにも著しく高温や低温で働く場合や有害物を取り扱う場合などがあります。

詳しくは以下の通り。

※1: 労働安全規則第13条第1項第2号に掲げる業務

イ 多量の高熱物体を取り扱う業務及び著しく暑熱な場所における業務
ロ 多量の低温物体を取り扱う業務及び著しく寒冷な場所における業務
ハ ラジウム放射線、エツクス線その他の有害放射線にさらされる業務
ニ 土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務
ホ 異常気圧下における業
ヘ さく岩機、鋲打機等の使用によつて、身体に著しい振動を与える業務
ト 重量物の取扱い等重激な業務
チ ボイラー製造等強烈な騒音を発する場所における業務
リ 坑内における業務
ヌ 深夜業を含む業務
ル 水銀、砒素、黄りん、弗化水素酸、塩酸、硝酸、硫酸、青酸、か性アルカリ、石炭酸その他これらに準ずる有害物を取り扱う業務
ヲ 鉛、水銀、クロム、砒素、黄りん、弗化水素、塩素、塩酸、硝酸、亜硫酸、硫酸、一酸化炭素、二硫化炭素、青酸、ベンゼン、アニリン、その他これらに準ずる有害物のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務
ワ 病原体によつて汚染のおそれが著しい業務
カ その他厚生労働大臣が定める業務

簡単に言ってしまえば通常の人と違う職場環境の人は年2回の健康診断が必要になるということです。

健康診断の項目などの若干違いますので詳しく知りたい人は厚生労働省のHPを確認ください。

厚労省のホームページより

よくある質問が病院事務を疲弊させる

春の健康診断を受けていません。休職していました。12月に人間ドックを受診します。自分の病院以外で健康診断を受けたい。その場合の費用は。勤務時間に受診できません。などなど

病院の総務を行なっている人であれば一度は聞いたことがある質問ですね。

健診に限らずですが、一人一人は小さな質問でも対応する職員にとっては莫大な時間が必要となりますので、事務長としては残業削減のためにあれこれと考えていく必要があります。

できるだけ説明や通知を読んでおくと良いですね。

約500名の特定業務従事者健康診断を実施した感想

ぼくは安全衛生員でもあるので健康診断には注力しております。立ち入り検査などでも見られるポイントですからね。

立場上は実務に入らずチェックをすれば良いのですが、はじめての業務でもあり現場の流れも知っておきたいので最初の打ち合わせから参加しました。

むしろ医療事務の経験を活かし当日は受付対応を全力で行なっていました。(楽しい)

総務課や医事課など事務系だけでなく看護師や検査科など他部署がチームを組んで無事に終わった時の感じは学生時代の文化祭などを思い出しました。

気になった点や反省点もありましたので次回に活かしていきます。

次は年末調整もあるし、年末年始の病院稼働も大事です。

12月は忙しいですね。

年末調整も佳境に入ります。年末年始は例年ベッドが空いてしまうのでその対策も早めに行う必要があります。

また1月になったら次年度の事業計画の作成も必要ですので今年度の数字を取りまとめていきます。

無理をしないように頑張りましょう。