勤め人である以上どこまでいっても上司がおります。
病院事務長として働いていますが病院のトップというわけでもなく、院長がいたり看護部長がいたりします。また直属の上司は複数の施設を統括している人がいます。
エリアマネージャーとかブロック長などと言われるような人です。
それなり多くの給料をもらっている人です。
エリアマネージャーは相当なプレッシャーで苦労している
ぼくも自分の病院の成績に苦労しています。
看護師や介護士やバンバン退職するし、医師はワガママだし、設備は備品は壊れるし、厚労省や保健所などは監査だとかで対応に時間がかかります。
しかしエリアマネージャーと仕事をするようになって自分の苦労は可愛いもんだなと感じるようになりました。理事長や事務局長など「経営者」から直接指示される辛さがあります。
エリアマネージャーになっても所詮は中間管理職。
上からも下からも耐えなくてはいけません。
基本的にサラリーマンで高給は大変だ
理事長や事務局長から無理難題を毎日のように言われては精神衛生上よくない。
しかし目の前には月給100万円があるのです。年収1000万円を担保にサンドバッグマシーンとなるのです。子供の教育費、住宅ローン、まわりへのプライドが邪魔をする。
ズタボロになって得る高給ほど滑稽なものはないと思っています。
サラリーマンの給与は「明日も元気に出勤するため」に支給されているので、エリアマネージャーとなり高給をもらっても、見栄を維持するために散財してしまうのです。
ラットレース。
イエスマンばかりで意見も言わないような取締役たち
オーナー企業である法人は創業家の力がとんでもないです。
ビッグモーターや稲葉食品やスノーピークや大塚家具は有名企業なのでニュースになりましたが、それ以外にも多くの問題があるでしょう。
もちろん良い会社もたくさんあります。
ぼくが働いている病院もスタッフレベルではホワイト企業になると思います。年間休日も120日以上でボーナスも4ヶ月以上あります。残業代も完全に支給されます。
このあたりは難しい部分でもあります。
病院経営をするにあたり経営陣が腑抜けでは問題でしょう。経営会議ではそれなりに厳しい言葉や要求があっても良いと思います。
本日のまとめ
必要以上に自分を大きくして出世してしまうと相応の苦労があります。ぼくは高校受験で背伸びをしてしまって入学後に大変な思いをした経験があります。
より良いチーム、より良い環境、より良い報酬など、高みを目指せる人は目指しても良いかと思います。スポーツ選手のように。
しかし40歳になり自分の人生を生きていくために仕事は必要ではないとなりました。
仕事に対する成果は出せるように努力はします。しかしそれ以上を求められても答えることはできません。静かな退職とも少し違うような気がしています。
仕事は好きだし。結果も出したい。でも余計な出世はしたくない。そんな感じです。あまり伝わりませんが35歳くらいかずっとこのスタンスでやってきました。
エリアマネージャー潰れないといいなぁ。