仕事をする上で重要なのが組織図です。指揮権の強い順に並んでいますのでサラリーマンである以上、上司の命令は絶対になります。
ぼくにも組織図上の上司がおり理事長や院長などはもちろんのこと、事務部のトップである局長もおります。
今日の問題は理事長と院長の考え方についてです。
いままでも部長と課長の考えが違うなんてことは今までの何回もありました。
でも今回は病院のトップ同士の問題です。社内政治に全く関与しないぼくでも困ってしまいます。
大きな会社ではどの役員に気に入れられるか重要な問題です。恩を売る上司を間違えると自分の出世にも大きな影響がありますからね。
仕事をしたいが出世欲がないぼくは困っている
ぼくはね。仕事はしたい。目の前の問題を解決することは楽しい。でもね、上司同士の考えの違いは正解のない問題です。
人不足の時代に合わせて収益構造にあわせて効率的にやろうと言われれば、最適な施設基準を算出して計算をします。積極的な投資を続けて増患して増収しろと言われれば、多少リスクをとってでも費用をかけて拡大路線を進めます。
明日できることは明日やろうタイプと今日中に全部やろうタイプなのです。水と油。太陽と陰。
出世欲がないため社内政治にも無関心。正しいものは正しいというし間違っているものは間違っていると言える。
しかし立場をはっきりできないため物事が滞ってしまう。
引退間際の高齢理事長か。雇われ院長か。
本来であれば組織のトップである理事長の意見を重要視するのが正解になるのでしょう。
法人トップの意見を受け入れない風土は問題です。しかし、白黒はっきりできない問題も病院運営には多々あります。
理事長の考えは理解できるが、現在の経営論からはかけ離れている。
三日で退職する新人もいるし、メンタル求職者も増加している、看護師も介護士もリハビリセラピストも不足しており現場は常に疲弊している。
狂っている患者も増えている。
理事長の考えを現場単位に落とし込んで実行するのがぼくの役目ではあるのですが、昭和の根性論ではどうしようもないところまできている。
理事長の考えを改めることができる人は誰だ
理事長の年齢を考えればいつ引退となっても不思議はありません。
そうなった時に院長はどうなるのか。院長だってそれなりの年齢だから院長より早期に退職する可能性も否定できない。
どちらにせよ無関心を貫くことはできない。覚悟を決めて進まないといけない時期になった。新しい病院に来て1年が経過した。そろそろはっきりさせようと思う。
どちらもぼくの仕事論とはかけ離れているけどね。ダメならダメで仕方ない。それまでだったということ。
自分で考えて旗を立てることができない以上、自分の考えにより近い方に期待するしかない。
どうなるかは分かりません。答え合わせは10年後。
より良い立場で仕事ができていると良いのだけど。