ぼくは仕事のルールづくりに自信があります。判断基準が明確にあります。実際に仕事をしていると、多くのルールが属人的なオリジナル解釈に変わっていることがあります。
簡単な例でいうと、「赤信号は止まれ」。これが大原則なのに「急いでいるときはOK」「誰もいないからOK」となり、もともとは超重要かつ超緊急時のみの特例だったはずが「早く帰りたい」「こっちのほうが良いと思う」といった理由で、ゆるゆるになっていくパターンです。
ゴミ箱を減らしたら、仕事が減った話 善意が積み重なると、非効率になる
直近で行ったのはゴミ箱の廃止です。病院内にはゴミ箱が多くあり、清掃・清潔の妨げになっている箇所がありました。事務室内にもムダに多い場合がありますね。ゴミ箱の数を減らすことで清掃工程が減少し、整理整頓にもつながります。そしてゴミが散らかることもありませんでした。
たぶんゴミ箱も、どこかで誰かが「ここにもあったほうが便利」くらいの気持ちで置いたことが始まりです。それが当たり前になり、作業が一つ増えたという問題は、清掃員の作業によってカバーされていたのです。
「個人の頑張り」に頼るモデルの限界 現場に潜む非効率の正体
特に清掃や厨房関係には多くの非効率的な作業があります。看護業務でも、インシデント・アクシデントレポートの発生原因は「本人のうっかり」や「急いでいた」が圧倒的多数です。
最近は、ルールを作る側に回ることも多くなってきました。この場合は原理原則を忘れないこと。そして、原理原則から外れないことで発生する問題があれば、そちらを是正するのです。
赤信号は止まれ。ここは動かしてはいけない。止まることで問題があるのなら、止まらなくていいように別レーンを作る、あるいは止まっても問題ないように作業工程を見直すべきです。変なオリジナルルールで「赤信号でも良い場合がある」としてしまうと、ルールが複雑化してしまいます。
今の診療報酬のようですねw
人員不足時代こそ、ルールの質が問われる
これからは、清掃や厨房などの労働集約型の職種において、人員不足は避けられません。だからこそ、限りある人員で効率よく回せるように、ルールを作る側が思考していく必要があります。個人の頑張りに依存する昭和型のビジネスモデルは限界でしょう。今のリタイアした非正規の60代はギリギリ通用するかもしれませんが、10年後は難しいはずです。
そうやって離職者が大量発生している部署は、まだまだ多くあります。難しい部分があるのも事実です。それでも、高齢者や外国人でも対応できる仕組みにしておかないと、今後はますます立ち行かなくなります。
本日のまとめ 変なルール撲滅委員会、始めましょう
だからこそ、変なルール撲滅委員会を立ち上げましょう。
頑張らないで生産性を高める方法を考えて、残業も休日出勤もやめていくべきです。こうした改革は、全員で合議するのではなく、まずは少数の有志で実行したほうが圧倒的に早い。
遠くに行きたければみんなで行け。早く行きたければひとりで行け。
まずはひとりで行動してみる。その結果、問題が起きなければ、それが新しい「当たり前」のルールになっていくはずです。