日本ではコロナは終息の兆しもありますが世界に目を向けるとまだまだ注意が必要な状態です。
今年を振り返ってみても多くの時間をコロナに費やしてきました。介護施設の事務長として多くの感染対策を行なってきました。
あまり長くならないようにコンパクトにまとめてみました。
介護施設のコロナ対策。大前提はコロナに罹らない。なっても感染拡大を防ぐ。
大前提はコロナに感染しないように日常から気をつけることです。
そのためにスタッフへは感染対策を徹底するよう指示をしました。手洗いうがいはもちろんマスクにフェイスシールドの徹底。朝礼、会議を通じて行動制限の大事さを伝えてきました。
しかし、家庭内感染は完全に防ぐことはできません。家族と会話をしないで生活ができる人は多くないですからね。
毎日1000人以上の感染者だった夏には誰がコロナ感染症になっても不思議ではありませんでした。施設内でクラスターを防ぐために体温チェックと体調不良時の欠勤を徹底しました。
面会中止。なかなか理解してもらえないのは辛かったな
入所者は感染するリスクはとても低いです。入所者が感染する経路は職員と面会家族になりますが職員はマスクにフェイスシールドがあります。
そのため、面会は早々と中止をして窓越しやオンライン面会で対処してきましたが、家族の中には「会えないこと」に対する不満がありました。
窓越し面会にしてもオンライン面会にしても、要介護者である入所者は職員の手助けが必要です。なので面会者数を絞って予約制で行う必要があります。
窓越し面会をすれば聞こえないので窓を開けてしまう。オンライン面会では機器の設定ができない。聞こえない。などなど
面会対応の職員を配置できれば良いのですが。なかなか難しいものです。
職員もコロナ休暇などで慢性的に不足していますからね。
施設で発生したコロナ6件。クラスターは防げた。
コロナが流行してから陽性者となったのは6件ありました。
入所者1件、デイサービス2件、職員3件。行政に報告をして指示を仰ぎました。
入所者は病院から入所してきた翌日に発覚しました。新規入所者は感染対策のため個室対応でしたので濃厚接触者なしでクラスターもありませんでした。
デイサービス利用者2名が陽性となりました。2名とも家庭内感染です。デイサービスはリスクが高いので送迎車から感染対策を行なっていましたので濃厚接触者なしと判断されました。
職員は1名が本人で2名は家族が陽性でした。本人は発熱があり欠勤してくれました。職員家族2名も速やかに報告があり感染拡大とはなりませんでした。
本日のまとめ
医療介護従事者なので感染拡大につながるような安易な行動は避けるように注意が必要です。
これからの季節は、忘年会、飲み会、フェス、ハロウィン、クリスマス、大晦日、お正月など密になりそうなイベントが多いですね。
職員は手洗いうがい。発熱体調管理。マスクフェイスシールド。新規入所者の個室管理。外来受診後の感染対策の徹底を確実に行なってきました。
グローブ、ガウン、マスク、アルコールなどの医療衛生材料の確保にも苦慮しました。
とても大変でしたがクラスター発生せず大きなトラブルもなかったのでとりあえず良かったと考えています。
もう少し緊張感を持って仕事をする期間は続きますがお互いに頑張りましょう。