Amazon薬局がとうとう上陸してきますね。
Amazon薬局については2022年の夏頃からちょくちょく話に出てきてはいましたが12月から2023年に入ってからさらに加熱してきました。電子処方箋もありますからね。
今日はそんなAmazon薬局について考えをまとめてみました。
本日の結論。Amazon薬局には賛成。少なくとも同様の仕組みが欲しい
ぼくの結論はAmazon薬局(のようなシステム)には賛成です。
「オンライン診療→電子処方箋→オンライン服薬指導→自宅配送」この流れは止められないでしょう。便利だもん。
さらにマイナンバーの保険証紐付けもありリフィル処方もありますからね。楽しい。
でもね、Amazon薬局が目立ってはいますが、Amazonがやらなくても良いとも思っています。ただ、規制が大好きな厚労省が余計ないちゃもんをつけて使いにくくなるのが毎回の流れです。
どうなるのか要チェックです。
Amazonがやる必要はないけどAmazonに勝てる要素がない
ぼくは「オンライン診療→電子処方箋→オンライン服薬指導→自宅配送」に賛成なのであってAmazon薬局に対して全部が賛成ではありません。
ただ、現在の顧客管理(決済含む)や配送力を考えると敵は見当たりません。誰も勝てない。ならば余計なことしないでAmazon薬局にした方が良いかなー。となります。
少なくとも今から全国調剤薬局連盟みたいな寄せ集めをして、使えないシステムを作っても無駄ばっかり多くなって結局はAmazon薬局で良かったじゃんみたいになるでしょう。
調剤薬局の存在意義を考えてみる。診療報酬によっては病院から直接もあり?
あまり議論になっていませんでしたが、このゲームチェンジを機に調剤薬局を(医薬分業)についても考えてみると面白いなと思いました。
現在の流れはオンライン上で「病院→薬局→自宅」の流れです。これは現在の院外処方と同じ流れになります。
でもオンラインで完結するなら「病院→自宅」で良くない?なんでオンラインになっても医師(病院)と薬剤師(薬局)と2カ所に行く必要があるのでしょうか。
患者さん側の視点になると、病院と薬局を分けるのは時間ばかりかかってメリットはありませんからね。自分が受診後に調剤薬局で待っていても、服薬指導が必要な割合ってあまり多くない印象です。
そもそも論から考えてみると楽しくなりますね。
ルールを作っている偉い人たちには期待しています。
余計なことをしないで欲しい。オンラインのメリットは便利なんだ。
厚労省の電子処方箋についてのPDF(https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000975529.pdf)
ぼくはもう知っている。何度も診療報酬改定を見てきたらね。
簡単にまとめたつもりかもしれませんが、長いし難しいです。せっかく良いものを作っても難しすぎるが故に使われないなんて勿体無い。
どうなるかわからないですが、制度自体は絶対に進めたほうがいい。Amazon薬局ではなくてもいい。余計なことはしないでいい。患者に必要なのは処方薬を簡単に手に入れることなんですから。
病院と薬局。医師と薬剤師。厚労省と報酬。高齢化社会とIT化。視点はたくさんあります。どの部分に注力していくのが正解なのか。オンライン診療が進んでいない現状もあります。
来年にはどうなっているのか楽しみですね。