病院では年2回の職員健康診断が行われます。一般の定期健康診断と夜勤従事者を対象とした特定業務従事者の健康診断です。
いくつかの病院(医療法人)で働いてきましたが春と秋に実施する病院がほとんどでは無いでしょうか。春は年度の初めなので空いていますからね。人間ドックの絡みもあります。
制度や内容については労働安全衛生法に定められておりますので大きな差はありません。
今回は制度についての内容ではなく、職員健康診断で感じた「仕事の働き方」について書いておきたいと思います。
仕事がラクになる方法があるなら積極的に行動しようって話です。
職員健康診断は短時間で多くの受診があるので大変である
職員健康診断は大変でした。短い期間で多くの職員が受診しますので会場は多少の混乱も生じました。病院職員だけでなく近隣の関連施設職員も同時期に健康診断が実施されます。
予約日と違う日に受診したり(電子カルテの検査予約オーダーの変更が必要)関連施設の職員は病院内のレイアウトを知らなかったりします。
関連職員は病院に来ることは少ないですからね。最近は外国人も増えているので尚更です。
また、病院は通常業務をしているので各部署から少ない人数で協力しながら行っております。患者さんに行うような十分な体制ではありません。
思考停止では危ないと感じた。
毎年実施しているので慣れている職員は本当に頼りになりました。準備も早く知識も豊富です。基本的には任せておけば問題はありませんでした。
しかし、慣れというのは危ないなーと思いました。同じ過ちを繰り返さないようにすることは大事ですが、同じことを同じようにするのが正解でもありません。
健康診断の動線が悪かったり検査票が使い難かったりしました。昨年以前から同様の問題はありましたが大きな問題ではなかったから例年通りでOKとなっていました。
業務改善は面倒だし必要ないと考えるのもわかります。
忙しい仕事でも後回しにするかの違いが出てくる
仕事のスタイルは人それぞれです。
- 言われる前に行動する人
- 言われてから行動する人
- 言われても行動しない人
一般職なんだから言われたことだけをやっていれば良いじゃないか論を否定するつもりはありません。
個人的には社員としてすごい努力をして上を目指すのではなく、そこそこの努力はするけどメインは自分の能力を高めることや個人の幸せのために使おう。派ですからね。
しかし、4月の入職式と5月の職員健康診断は別問題です。
本日のまとめ
仕事のミスはヒューマンエラーではなくシステムエラーです。
2つのイベントで感じたのはシステムエラーを改善すれば(今回であれば職員健康診断の動線や検査表を変更)ヒューマンエラーも無くなるのになぜ放置するのだろう。です。
難しくない改善をするだけでバタバタする必要も無くなり、健康診断をより短時間で多くの職員を受診させることができます。
結果的に自分がラクになる仕事はどんどんやったほうが良いと思いました。
残業しないで生産性が上がる方法を考えるのは楽しいですね。