今日はタイトルの通り仕事のできない人について書かせていただきます。また仕事のできない人についての仕事の割り振りについても考えてみました。
事務長という仕事なので多くの決済書類が届きます。
法人内の決済ルートは「担当(者)部署→所属長→総務→事務長→本部」になります。古い職場なので全てに押印して書類にて申請をする形です。
今日のポイントは担当者の押印後に確認している所属長や総務です。気になる点を確認すると答えられないのです。
「担当部署に確認します」とか「担当者に確認します」ってパターンです。いわゆる仕事を「自分ごと化」していない人。
仕事を自分ごと出来ない人は最低限の仕事も出来ていない
もう少し理解できるように具体例を出してみましょう。
【機械浴が故障し修理依頼が届いた場合】書類にはロックがかからないので危険と書いてありました。修理を業者に依頼するにしてもロックがかからない原因を確認しておく必要があります。
- 基盤など電気系統なのか
- 鍵や椅子などの物理的問題なのか
- 急に故障したのか
- ぶつけたりしたのか
など確認するポイントは多々あります。
本来であれば担当者が詳細を書くのが一番ですが、忙しい介護さんに求めるのも難しい。であれば所属長や総務担当者が確認をするべきです。
機械浴の故障は死活問題なので迅速な対応が必要でしょ。
仕事や書類の中身によってはあまり確認しなくても良いものもあります。これも事実ですが基本的には押印したのであれば責任を持ちましょう。不思議に思ったら確認をしましょう。
今回のパターンでは機械浴の故障は介護施設にとって大きな問題です。
そのほかにもエアコン、車両、検査機器など大型設備の故障が通常運営に支障があります。
であれば「担当者→所属長→総務→事務長→本部」の決済ルートを最短で回す必要があります。所属長や総務担当者が理解できないなければ大きなロスになります。
大型設備は費用も高いので修理するのか新規購入するのかの判断も必要になります。経理や財務の問題もあります。場合によってはリース契約かもしれません。
事務長レベルで偉そうにしていないか。施設の問題くらいは把握しよう(自戒)
仕事には自分の範囲があります。
本部であれば法人全体。事務長であれば施設。所属長であれば部署。レセプト担当者であればレセプト。それぞれの範囲があります。
ぼく(事務長)であれば自施設の問題を解決する必要はありますが、他施設の問題を解決する必要はありません。
医事課の所属長は医事課の問題を解決する必要はありますが、看護課の問題を解決する必要はありません。
医事課の外来レセプト担当は入院レセプトの問題を解決する必要はありません。
自分の与えられた範囲で最大限に効率を上げるのが仕事です。自分の担当範囲を超えて助けるのは別問題なので今日は割愛。
所属長なのに部下や部署の問題に対し押印しているにも関わらず理解していないのは所属長としての仕事をしていないと判断しなくてはいけません。
本日のまとめ
ぼくは一般職のスタッフ全員が社長目線を持つ必要なないと考えています。
それよりも各人が与えられた範囲の中で与えられたタスクを確実にこなしていく方が良いでしょう。
同じ仕事をしている2人の片方だけが長時間残業しているとしたら問題はどこにあるのか。なかなか難しいですが日々の意識だけは持っておきたいと思います。