仕事にはいくつかのフェーズがあります。
1、何もしない 2、始める 3、終わる
1番の何もしないは論外として、2番の始めるは多くのリーダーが行います。
よくある管理職の思いつき業務です。
部下は自分の仕事量が増える一方で残業や休日出勤が増える要因になります。ぼくも上司から意味不明な仕事を振られることが多々あります。
本当に重要な業務であればいいのですがハズレ業務であることも多々あります。しかも意味のない業務であるにも関わらず延々と続けるのです。
管理職も人間なので思いつき業務が失敗(あまり成果がない)することもあります。問題なのは失敗を認めて終了できないことです。
撤退する決断をするのはスタートするより難しい。
終わらせる業務について考えてみましょう。
比較的簡単な資料等の作成であれば不要になったから次回から無しと伝えるだけです。
しかし大きな人員や予算を動員するプロジェクトであったり、パフォーマンスが上がらないスタッフの退職勧奨などはとても大変です。
戦争と恋愛は始めるのは簡単だが、止めるのは難しいなんて言葉もありますね。
ぼくなんかの裁量とはかけ離れていますが、楽天モバイルの赤字による楽天本体の株価や楽天銀行や楽天カードの株を売り出している状況は三木谷さんの凄さを感じています。
楽天については否定派でしたが応援の意味も込めてモバイル契約しております。全然つながらないけどねw
パフォーマンスが上がらないスタッフに退職してもらうことにした
人間なので本来の能力よりもアップする場合もあればダウンする場合もあります。
パフォーマンスが上がらない原因を取り除けて本来の実力が発揮できればいいのですが、さまざまな要因で低迷を続けてしまう可能性もあります。
介護施設には人員が潤っているわけではありません。しかも労働集約型のビジネスであるので多くを採用することも難しいです。赤字になるだけ。
100人に対して必要な人員が定められております。
総務職に10人も雇える予算はありません。同じ理由で介護職を100人雇うこともできません。
どうしても業務を遂行できない(こちらが求めている合格ラインに達しない)スタッフがおりましたので詳細は書きませんが何度も話をして退職してもらうことが何度かありました。
この最終的な判断をするのが責任者の仕事になります。
難題であるほど決断できるのは管理職だけ
ぼくが介護施設の事務長となってわかったのは決断するのが管理職の仕事ということです。
決断をして責任を持つ。これだけを徹底してやっていれば部下はついてきてくれる。特別な能力はいらない。事務長なんて会社組織における役割にすぎません。
事務長の仕事は問題に対して決断をする。失敗したら責任をとる。不要な業務は中止する。問題行動は停止する。
もう少し上の立場になっても基本的には変わらないと思うんですよ。40歳になる前にこの感覚を身につけたのは良かった。今年もあと4ヶ月ですね。
無理をしない程度に頑張りましょう。