介護職員Aと事務員Xが仕事上の些細なことが原因で言い争いになった。
ぼくは傍観していたけど最終的には介護職員Aに「退職する。理由はお前だ」と言われてしまった。かなしい。
介護職員Aを悪者にして書く方法もあったけど、それでは意味がないのでこの時に考えたことを振り返りながら書いた。この話からも教訓を生かしていきたいと思う。
最終責任を事務長がする。悲しく辛く大変な仕事なのだと思った。
直接被害は無いのに害を被る言い方はたくさんある。
とばっちりを受ける。巻き添えを食う。流れ弾に当たる。しわ寄せを受ける。巻き込まれる。流れ弾を受ける。とんだ災難に遭う。犠牲になる。ワリを食う。などなど
村上春樹なら「とんだ災難だ。やれやれ。」と書くだろう。
責任を取ることも、戦犯になることも、問題はない。それが事務長しての仕事だ。だけど面と向かって「お前が悪い」と言われるとさすがに苦しい。
甲本ヒロトは「罪なら全部認めるが罰を受けている暇はない」と歌った。そんな気持ち。
今回の問題を因数分解していく。ハインリッヒの法則
職員同士の言い争いの結果、退職となり捨てセリフを吐いた。
これが今回の結論。「言い争いをした背景」「退職となった背景」「暴言を言われた背景」を因数分解して原因究明をする。
今回は言い争いが起こらなければ退職することも暴言を吐かれることもなかったので、言い争いの原因を深掘りしていく。
言い争いをした。要は女性同士の口喧嘩。介護職員Aの介護現場のためを思ってした言動に対して、事務員Xが社会通念状問題があると注意した。
介護現場で起こる苦労や問題を解決するための介護職員Aの言動も理解できるし、労働基準法や就業規則、年々厳しくなるハラスメント各種に対応する必要がある事務員Xの言動も理解できる。
ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)だと痛感した。
小さな問題が山積みとなって大きな事故になる。
言い争いになった理由を深掘りしていくと別の問題が出てくる
取るに足りない小さな問題を放置していた。
そもそもは第3者(職員Z)の退職が発端なのだ。この退職について事務員Xが注意をした。退職については別の問題があり事務職員Yや人事部Bも登場する。
人事部については人事部Bの上司である人事部Cも関係してくる。
と全てがつながっている。
ぼくは事務長として全てを把握しているわけではない。
んで、「退職する。理由はお前だ」と言われた理由は、ヒアリング時に介護職員Aに寄り添わなかったからと考えている。
怒っている人から本当の理由なんて教えてもらえないから想像なんだけど。
事務長として判断が必要なので言い争いの言い方や問題の白黒ではなく(それでも社会通念上は事務員X寄り)今後同様の問題が起こらないようにシステムを作らなくてはならない。
介護職員Aはヒアリングの際に虚言に近いことも言ってヒートアップして立ち去ってしまった。
その後、仲間内で悪口(自己擁護)となった。
ぼくは感情で物事の判断が揺らぐことは基本的にない。これは仕事であり事務長としての判断は施設運営に直結している。事務長いう役割をしているだけ。
今回の事例であれば介護職員Aを全面的に擁護することはできなかった。後々の悪影響が大きい。
本日のまとめ
個人情報などの観点から背景をボカしているが問題の本質には影響がないように書いた。
ひとつの結果に対しても多くの背景や問題がある。
自分を守ってくれない。つらい。ひどい。バカやろーと吠えることはできる。言うのは簡単だ。だけど職場でそれぞれの立場がありそれぞれの役割がある。
それを逸脱してしまうと全てが崩れていく。
両者を守る方法があったのかもしれない。小学校であればそれが正解かもしれない。だけど職場であり事務長としては介護職員Aを認めることはできなかった。
なので、退職も引き止めることはない。むしろ残っていたらモンスター社員やお局になってしまう可能性もある。
そして個人的に暴言を吐かれたことについては、悲しかったけど弱い犬ほどよく吠える。どうにか自分のプライドを守りたかったんだろうなぁと思うことにした。
事務長はつらいぜ。