2024年。多くの業界で人手不足と言われています。
医療介護業界も以前から人手不足でしたが最近はより一層の人不足を感じています。個人的には低賃金よりもその他の部分が問題だと思っていますが、低賃金を上げる人も多いです。
でもね、企業は人手不足だから良い人材は採用したい。
ここは大事なポイントです。
30年前の1億層中流社会はいい時代だったかもしれません。みんなが勤続年数に応じてそれなりの昇給と昇格が得られていた時代。
でも時代は変化しました。強いものが勝つのではなく変化したものが勝つのです。
文句を言っても給料は上がりません。愚痴を言っても待遇は良くなりません。ならば令和式の資本主義ゲームの攻略をしませんか。というお話です。
まずは個人的な話。特別な交渉もしないで年収50万円アップした。
4月から特別な交渉をしておりませんが年収アップしました。
以前からブログに書いる通り年収アップよりも人間らしい生活ができる環境が第一条件のタイプです。事務長キャリアにおける上限まで到達したと考えています。
どのような経緯か知りませんが他の候補者は要件があわなかったのでしょう。ぼくにとってはラッキーでした。
上記ブログにも書きましたが、現在は事務長の平均年収である500万円から700万円のボリュームゾーンの間です。
医事課の管理職採用にとても苦戦した
看護師や介護士の採用は以前から苦戦していますが直近では医事課の管理職採用も苦戦しました。
一般職クラスではそれなりの応募があり採用もできていますが、医事課の管理職になると癖のある理事や医師との調整が必須になります。またそれ相応の知識と実力が求められます。
法人内で病院医事課の責任者を募集しておりますが600万円ではいい人材が採用できません。こちらが希望するような能力のある人は700万円以上が必要です。
以前であれば脂の乗った40代から50代が採用できた金額では無理ですね。
頑張っている人が報われる時代になったのは良いことだと思う
診療報酬改定のスピードは時代の変化に対応できていません。30年前の全員一律みんな仲良し理論は通用しません。
個人的には超一流医師と新人医師の診療が同じなのは無理があると思っています。能力のある医師が中年以降に働かなく原因。
これからは賃金格差は広がるでしょう。
できる人はできる場所で相応の対価を得ることができるようになりました。病院の事務職は一流大学出身のエリートは少ない。それでも20代に努力した人が40代には相応の地位になれる業界です。
ぼく自身も20代は遊んでフラフラしていたのに30代になって勉強した結果が40代に表れてきました。世の中の平均年収よりも多くなるとは考えてもいませんでした。
本日のまとめ
ぼくは転職肯定派。
自分の実力を高めて相応のポジションが空いている場所に移るのは当然だと思う。会社はそれでも残ってもらえるような環境を作る。
それがwinwinの関係。
トヨタの社長からのメッセージが印象に残っています。
「トヨタの看板がなくても、外で勝負できるプロを目指してください」「みなさんは、自分のために、自分を磨き続けてください」「それでもトヨタで働きたいと、心から思ってもらえる環境を作り上げていく」
ぼくは経営者ではないので会社全体というよりは、自分と一緒に働きたい。働いてよかったと思えるような環境を作って行きたいと思う。
難しいけどね。
介護施設では一つの正解を見つけたような気がします。同じことを同じようにするのが正解とは限らないけど、得た経験を活かして病院でもやっていきます。