ぼくは未経験で医療事務に転職を成功させました。
しかも、過去に転職を繰り返しています。
つまり転職者としての属性は悪い方でしょう。それでも医療事務として採用された理由は志望動機をうまく伝えられたからと考えています。
基本的には医療事務へ転職をする時の志望動機は思ったことを書いたり言ったりして良いと思います。
そんなに難しく考える必要もありません。無理して背伸びをしても自分が苦しむだけですからね。
人事ではないので個人的な考えになりますが、ぼくの志望動機がこれから医療事務を目指す人にとって何かの役に立つなら幸いです。
医療事務に未経験でも正社員として採用されたよ。
自宅の整理をしていると働いている病院に応募した時の履歴書が出てきました。
記入ミスをして使用しなかったものです。数年前に書いたもの。
その中に志望動機を書く欄があったので公開します。
数年前に書いた幼稚な文章なので読み返すと恥ずかしいです。今ならもう少しマシな文章を書きます。多少脚色しましたが基本的にはそのまま。その方が当時のニュアンスが伝わると思います。こんな文章で採用してくれたので感謝ですね。
当時の手帳にメモ書きが残っていたので7割くらいの質問は書き出せます。医療事務の面接攻略方法と言うよりぼくの面接方法って感じです。
そもそも、医療事務へ応募をするときに書類選考を通過するとは思っていませんでした。
だって医療事務や病院は未経験です。そして男性。病院で事務員の募集があるから応募しよう。くらいの軽い気持ちでした。
面接日程の連絡があった時は喜びよりも「なんでだろう?」という気持ちの方が大きかったです。
履歴書の志望動機の欄に書いた内容を大公開。
以下の文章が志望動機の欄に書いた文章です。
これまで管理部門で働いてきました。
総務を中心に人事・労務まで幅広く業務を行いました。その結果管理部門での基礎的な知識と思考力を身につけております。また基幹システム(勤怠管理給与計算などを行う社内システム)の導入も行い社内外の調整や交渉力を身につけました。
管理部門の仕事は「人と人を結ぶ」会社にとって欠かせない大事なポジションになります。このことを日頃から意識しており、出来る限り現場へ顔を出すことで職員とコミュニケーションをとることができました。
医療事務の仕事は未経験になりますが、現在働いている職員に追いつけるように日々勉強をしていきます。持ち前の明るさで医師や看護師等、他部署へ積極的にコミュニケーションをはかり、業務を円滑に進めて行きたいと考えております。
誤字。脱字。改行など細かい修正はしましたが骨格はそのままです。
いやー。恥ずかしい。
こんな医療事務の志望動機でも面接にたどり着いた理由
人事採用に確認したわけではないのでぼくの解釈ですが「コミュニケーションが得意」ですって部分と「若手の男性」で面接までたどり着いたと考えています。
医療事務に限らず若い男性は強いですね。
それだけで地元の中規模病院くらいなら面接までは行けます。男性職員で明るいキャラクターの人材が欲しかったのかもしれません。
そして面接は得意なんですよね。
ぼくは面接にあたりほとんど何も用意しません。面接が苦手な人や不安な人は「最強の面接攻略法~これであなたも即採用~」みたな面接マニュアル本を購入する人もいます。
でもそんな人は会社に入るための面接の意義をわかっていない人です。
マニュアルを読んで、覚えて、そのまま発言する人は考える事をしない(考えた気分になってる)ので面接官も退屈になります。マニュアル人間は大量にいるんですよ。
今は面接をする立場なのでいろいろとわかるようになりました。
嘘で固めて意味はないです。無理して面接しても入職後に苦しくなるのは自分です。なるべく飾らずにリラックスして思ったことは質問していくスタンスです。
中途採用の面接で病院が知りたい事はあなたが何ができるのか。どんな利益をもたらしてくれるのか。です。
中途入社の面接で会社が知りたい事は一つだけです。あなたは何が出来るのか?あなたは会社に対してどんな利益をもたらしてくれるのか?
これだけです。
ぼくは未経験で何も出来ません。アピールできる部分がないので怖いものもありません。不採用で当たり前です。失敗なんて怖くない。ダメでもともと。
不採用でもいいじゃない。会社なんてたくさんあります。不採用とか不合格にビビりすぎなんです。日本人だから?ミスすること、失敗に意識過剰になっています。
自分の事を採用しなかった=必要とされなかった=自分がダメなやつ
みたいな構図です。
でも面接に失敗して不採用になるなんて多々あります。
医療事務未経験のぼくが書類選考を通過のだから病院は何かを求めている
ぼくが未経験なのは書類選考時点で判明しています。
それなのに面接に進んだのは人物を重視していたからです。レセプト点検や医療事務の知識がある人を求めているのなら書類選考で落ちています。
なので、面接で言ったのはこれだけです。
「未経験だけど、僕はこんな人間で、こんな考えを持って仕事をしており、前職での実績はこれです。また、こんな事は不満に思っています。なので病院でもこんなことを行っていきます。」
それ以外は向こうからの質問に対して答えただけです。
スタンスとしては、飾らない・威張らない・無理をしないです。
なるべく普段通りの自分を出して話しています。これは恋愛と同じですね。無理をしたってお互いが疲れるし、どこかで別れてしまいます。
そのままの自分を出してダメならそれでいいじゃない。会社なんてたくさんあるんだし。次に進もう。って感じです。
前回の転職では100社以上の不採用をもらった
今回はスムーズに転職できましたが、前回の転職では採用されるまでに100社以上書類選考を落ちていますし15社以上面接で不合格となっています。
自分のスタンスを曲げずに面接に挑み続けたので心地よい会社と出会いました。無理をして採用してもらえそうな事を言えば15社も面接しなくても転職できていたハズです。
転職することが目標になっていて、無理をして入社してもこんなはずじゃなかったと言って辞めてかもしれません。どうしても入りたい会社なんてこの世にあるのでしょうか?
会社に自分の存在意義を決められるなんて怖い事じゃありませんか?自分の思ったように働ける環境こそが一番大事なんだと思います。
アンマッチ採用にならないようにしていく事が大事ですね。転職は自分にあった会社を見つけるチャンスでもありますので気が済むまでチャレンジしてほしいです。
本日のまとめ
今日紹介した志望動機が他の人に役に立つかはわかりません。
そもそも、ぼくが医療事務として採用されると思っていませんでしたからね。病院でも人事とか総務ならまだ可能性があるかなーくらいの気持ちでした。
あの志望動機の文章で履歴書を提出していたなんて恥ずかしいですね。
履歴書はちゃんと書いておきましょう。
ちょっとくらい幼稚な文章でも面接に行ける可能性があるってことを証明しました。
なにが起こるかわからないからチャレンジする為に行動することは大事なんだと思います。
【そもそもなんで医療事務をやっているの?】
【そのあともう一度転職をしたよ】
【そのほか履歴書や職務経歴書について】