医療事務の魅力ってなんなのでしょうか?医療事務の資格サイトなどを確認してみると、安定とか年をとっても働けるなんて書いてあります。
たしかに、大企業だって倒産する時代ですし早期退職制なんかも多く行われています。中小企業は経営的に不安定で賃金カットやボーナス無しもあります。
そのようなリスクを考えると医療事務の魅力が安定しているという言葉に集約されるのはわかる気がします。でも、逆に考えると医療事務の魅力は「安定」だけ。となります。
やっぱり長く働くのであれば年間休日や賃金に関する部分は重要になってきますよね。しかし、医療事務の求人を確認していると年間休日の少ない病院が多く目にとまります。
給料が低いのは有名ですが、年間休日の少なさについても知っておく必要がありますね。
今日はそんな医療事務の年間休日について書いてみたいと思います。
医療事務の年間休日について求人サイトで調べてみた。
これから医療事務で働いきたい!!と考えている未経験者の人に知ってほしいのは、働く病院を下手に選ぶと自分の首を絞めよ!ってことです。
医療事務の全員の休みが少ないとは言いませんが年間休日が一般企業に比べて少ない病院も多いです。また休み方も不規則です。
4勤務2回休日だったり、シフト制月6回〜8回休み、4週6休もあります。場合によっては夜間当直もあります。土日祝日の休みを取れないところも多いんですよね。
ぼくは医療事務に転職する前は年間休日120日以上の一般企業でしたので転職した当初はびっくりしました。
医療事務の年間休日を調べてみると年間休日は105日に設定している病院が多いです。これは週休2日ってことです。つまり祝日分の休みがありません。
1年間は52週なので2日の休日で105日となります。
一般企業であれば120日以上になるので15日も少ない可能性があるんですよ。もったいない!!
土曜日の半日勤務に騙されるな!
病院は土曜日に半日診療をしているところも多いです。診療を行っている限り医療事務員は出勤して診療費の計算をする必要があります。
週6回出勤していても半日勤務を半日休日と変換している病院があります。土曜日と平日1回が半日勤務として(0.5日×2)1回の休日カウントです。
労働基準法で週の労働時間は40時間と定められているので超えるわけにはいきませんが、労働基準法には休日の定義は「週1回以上の休みを与えること」となっていますので、こんな滅茶苦茶な解釈が成り立ちます。
年間休日105日とか120日なんて書いてあるのに実際には日祝のみ1日休みでそれ以外は半日を2回で1回と計算している…。つまり丸一日休みは年間75日ぐらいなんてこともありうるわけです。
年間75日しか1日休みがないなんて考えたらちょっと嫌ですよね?
だから最初にしっかりと条件を把握しておく必要があります。
こんな病院は減ってきているのですがまだまだこの体制のままやっている病院もあります。
年間休日がしっかりとれる病院を探す方法
実はこの年間休日の計算についてはハローワークの求人では認められなくなりました。全国的にそうなのか知りませんがぼくの働いている地域での話です。
なので、病院のホームページやマイナビやリクナビなどの求人媒体では105日とか120日と書いてあってもハローワークの求人を確認すると75日とか80日になっているんです。
つまり気になる病院があったらハロワの求人も確認すればいいんです。だいたいの病院は無料のハローワークでも求人募集をしています。
ハローワークの求人も120日などとなっていたらそれは本当に年間休日が120日ある可能性が高いです。(ハローワークに求人を出すと求める人材とかけ離れることがあるので求人を出さない病院もあります。)
そんな時は難しいのですがパートやアルバイトを募集しているところや派遣も入れているところを探す必要があります。
医療事務でも休日を確保するにはどうしたらいい?
未経験から医療事務を目指しているけど年間休日も必要だって人は派遣などからスタートするのも一つの手です。派遣なら正社員などの直雇用と違って雇用契約に定められていない業務をさせることは禁止されています。
ただ派遣だとずっと受付をしているだけでレセプト点検のスキルが伸ばせない可能性があるので、そこは注意が必要です。
あとは正職員は土日祝日が休みでそれ以外はアルバイトやパートや派遣などで対応する病院を探すことです。比較的大きな病院はこの制度をとっているところが多いような気がします。
本日のまとめ
医療事務に限らず人材不足はとても深刻な問題です。そんな超売り手市場の中で無理して「長時間労働」や「低賃金」や「少ない休日」で働く必要はないですね。
僕たちスタッフが働き方に声を上げること。就職前であればそんな病院に就職しないこと。そうやって少しづつ改善して行くはずなんです。
休みが少なことを当たり前にしてはいけませんね。しっかりと休んで行くように考えて行動して行く必要があります。