2018年医療介護診療報酬同時改定についてのまとめ。

2018年(平成30年)診療報酬改定

今回の2018年診療報酬改定は6年に1度の介護報酬の同時改定でしたね。各病院でそれぞれ試算や分析はしていると思いますが収益はどうなりますか。僕たち医療事務員は目の前にある変更点や新規の項目などにしっかりと読み込み勉強して行く必要があります。

その上で収支についてもしっかりと分析して施設基準でより良い点数が算定できるようにしていきたいものです。

今日は僕なりに細かい部分は除いた全体的な総括をして見たいと思います。

細かい点数の増減についてはこれから各記事については対応していきます。今までの過去記事についてはすでに修正済みです。たぶん全部修正したと思います。

タグで「2018年診療報酬改定対応」となっているので参考にして下さい。修正できていないものや不備がありましたらツイッターのDMで一報いただけると助かります。すぐに修正します。

診療報酬改定率は1.19%のマイナス改定

平成30年(2018年)診療報酬改定はこうなる!介護保険と同時改定。
平成29年度(2017年度)もスタートしましたね。 新体制でスタートした病院も多いでしょう。新しい役職になったり仕事内容に変更があった人も多いでしょうね。さてそんな新年度ですが、平成30年(2018年)診療報酬改定にむけていろいろ準備...

上記は1年くらい前にぼくの予想として診療報酬改定について書いたものです。だいたい正解でしたね。

今回の診療報酬改定では

  • 本体 +0.49%
  • 薬価 -1.65%
  • 材料 -0.06%

となりまして合計では「1.19%のマイナス改定」となりました。

介護診療報酬改定は0.54%のプラス改定。あまり語られていませんが障害福祉サービス等報酬も0.47%のプラス改定になっています。

この数字だけを見て短絡的に病院はマイナス。介護はプラス。なんていうことはできませんが、それでも一つの指標としては大事なポイントになります。

ほんの
ほんの

地域包括ケアシステム推進のため、いろいろな施策が発表されました。ポイントとしてはマイナス改定という部分になります。

 

大きく変わった部分はここ!

部分的にはいろいろあると思いますが、今回の改定で一番インパクトがあったのは入院料の区分を細分化してきたところでしょうね。

細分化することで実質的に要件を厳しくして、しっかりやっている病院に対しそれなりの加算を与えていく方法だと思います。

  • 一般病棟入院基本料( 7対1 10対1) → 急性期一般入院料
  • 一般病棟入院基本料(13対1 15対1) →  地域一般入院料

名称こそ変更になりませんでしたが、療養病棟・地域包括ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟なども配点を細分化してきました。

追加で算定できる加算などの細かく設定してきました。

看護必要度やDPCなどの部分は次の改定でより切り込んでくる部分でしょうね。

医療事務をやっている立場からすれば細分化して確認するのが大変って部分になります。

 

ほんの
ほんの

入院料は加算など入退院にかかる部分まで複雑化してきました。しっかり勉強しておきたいですね。

地域包括ケアシステム推進をしてきますね。

他には在宅医療の部分が新規項目なども含め強化してきました。

地域包括ケアシステムは超高齢化社会をどうしようか?って部分ですので、医療従事者の不足まで含めた病院・財源が絶対的に不足しています。現在の政治情勢から消費税も厳しくなってきました。

在宅へできる限り移行するためにあれやこれと施策を行ってきました。

【高齢者が増加する】

  • 在宅医療に点数配分を多くして患者さんを在宅へ
  • 認知症や精神疾患の患者さんも増加(残薬管理など)
  • 若い世代の医療介護者の不足(オンライン診療やモニタリング加算)

人も金も時間も不足しているので、どうにかしないといけない中バランスを重視して施策をしてきました。個人的にはもう少し尖った診療報酬改定でも良かったと思っています。

介護報酬についての変更のポイント

介護報酬はプラス0.54%の改定となります。

医療事務をやっていると介護の部分には疎くなることもありますが、今回は大事な改定だったのであわせて勉強してみました。介護報酬も地域包括ケアシステムを推進するための施策が多く盛り込まれました。

中重度の在宅要介護までを含めどこに住んでいても適切な医療・介護サービスを提供できるような体制の整備を行ってきました。

医療と同じく、訪問看護や認知症などには手厚い配点になりました。

介護医療院という名称で新しい施策でしたがぼくの実感ではあまり盛り上げていないような気がします。実際はどうなんでしょうね。地域包括ケア病棟に次ぐ施策の一つなので手厚い配点もありますしもっと進んでもいいと思うんですけど。

介護医療院については半年くらい前に書いてあります。

介護医療院が新設!医療療養病棟はどうなる?【H30年診療報酬改定情報】
先日に続き診療報酬改定について書いておきたいと思います。僕が働いている病院では医療療養病棟もあります。この医療療養病棟は診療報酬改定のたびに議論がなされています。A101療養病棟入院基本料ですね。 今日はそんな医療療養病棟に変わる介護...

本日のまとめ

2025年の超高齢化社会に向けて多くの施策がありますが、これがいい方向に行くのかぼくにはわかりません。ぼくはただの医療事務員なのですから。ただ、診療報酬改定は厚労省を頂点としていろいろな団体や協会が協議している中で、最終的には丸くなってしまうんですよね。

どこの団体や協会もそれぞれの主張がありますからね。自分のところに入ってくるお金は多い方がいいに決まっています。しかし今後の2025年問題を問題として考えるのであればもっとしっかりやったほうがいいと感じました。

つまり物足りないってことです。もっともっとできることがあったと思うんですよね。

ぼくよりも頭も良くて立派な人たちが長い時間考えた結果がこの程度なのかと思うと、診療報酬改定ってどうなんだろ?と思うことも多々あります。

ぼくは2025年問題に対しても厚労省のように悲観的になる必要はないと思っているし、診療報酬についても解決策は多々あると思っています。

簡単に言ってしまえば「悲観的になる必要はない。どうせ2025年はやってくる。楽しくいこう!!」ってことです。

とりあえずぼくは末端の医療事務員なので今回の診療報酬改定について勉強してレセプトに漏れがないように請求作業を行うだけです。