ぼくは未経験から医療事務に転職しました。
転職した理由はいくつかあるのですが「どうしても医療事務がやりたい!!」とか「どうしても医療機関で働きたい!!」なんて考えていませんでした。
なので医療機関で働くことを第一候補としてメチャクチャ頑張っているような人とは最初のモチベーションが大きく違います。
転職先を探していたらマイナビだかリクナビの求人サイトでたまたま近所の医療法人が募集していたので応募しました。
興味本位で応募したら、書類選考→面接→採用決定とトントン拍子に進んでいきました。
簡単に書くとこれだけなんです。
今日は病院事務・医療事務として働く「ほんの」が医療機関を選択した理由について書いてみました。
一般企業の総務職を退職して医療事務員に転職をした理由について
仕事を辞めるにはいろいろな理由があります。
せっかく入職して仕事にも慣れて自分のペースで働けるようになったのに退職するのですから。細かい理由ならば100個くらいかけるのですが決定的な理由はひとつです。
全国に関連会社があるような大きめの会社の総合職として採用されていましたので転勤は付き物です。
しかし、会社に言われるままにジョブローテーションして転勤していくことが正しいこととは思えなかったのです。
これからの長い人生を考えた時に「知らない土地へ行って」「知らない人と生活をして」「会社のためだけに」仕事をするのは何か違うなと考えました。
それでも僕はまだいいんです。仕事がありますからね。
でも家族のメリットはなにもない。せっかく好きな人と結婚をして楽しい人生を歩んでいくのに仕事に縛られるのはどうなんでしょう。
転勤を拒否した理由。ぼくなりに悩んで結論を出しました。
ちょうどその時期はリーマンショックの影響で株価も低迷するし円高進行していた時期です。
メーカーだったので売り上げ激減して中国企業にシェア奪われる。みたいな時期です。
日本の企業に限らず世界のマーケットが大混乱していました。あのリーマンブラザーズが潰れるなんて想像できなかったでしょう。
そして、東日本大地震です。
あの経験したら自分の人生は大事にしないといけないよな。家族や仲間ってとても大事なんだよね。という当たり前の価値観を思い出させてくれました。
地震の影響で工場が機能不全になり経営状態はとても悪くなりました。株価もメチャクチャ下がりました。そんな中の転勤辞令です。
これには本当に悩みました。転勤をしてしまうと戻る可能性がとても低いからです。
大きな会社だったので運が良ければ出向や転籍で戻ってこれる可能性もありましたが子会社の人間です。そのまま地方で定年を迎える可能性の方が高いです。
さらに運が悪ければ地方工場から再度転勤する可能性も否定できません。さらにさらに運が悪ければ、早期退職制度つまりリストラなんて可能性もありました。
そんな感じで退職を決意しました。
医療法人で働こうと決めた理由。病院には引っ越しを伴うような転勤がないから。
退職する理由が100個くらいあったのと同じで入職する理由も100個くらいあります。
その中でも上位の志望動機があるとすれば。
- 自宅から近い方がいい(安易)
- 病院は潰れないだろう(未熟)
というメチャクチャ不純な同期からです。異動や転勤で悩むのは疲れましたので地元でしっかりと働こうと考えたのです。
あとは医療事務なら事務って書いてあるし営業よりは経験が生きるであろうと安易な考え。
そもそも採用されるとは思っていませんでした。採用されるにしても医療事務よりは病院の総務や人事だろうと考えていました。
結果的に医療事務としてのキャリアをスタートさせることになったのです。
また医療業界は一部の大手医療法人グループを除けば地域密着型の運営をしているところが多いです。
これから「医療事務を目指そう」とか「30歳くらいで転職したい」とか、そんな人に少しでも役にたったらいいなと思い日々の出来事を綴っていますのでどうぞよろしくお願いします。
【後編も書いたよ】