創傷処理におけるステープラーによる縫合(真皮縫合)について。診療報酬改定2016

2016年 診療報酬改定

診療報酬改定の謎解きが続いています。本日は第10部手術K000創傷処理について新設された文言「ステープラーによる縫合」についてです。ステープラーってなんだ?ってところからのスタートになりました

ステープラーってなんだ?

知りませんでした。ホチキスの事だったんですね。

でも正しくはステープラーらしいので医科診療報酬点数表には「ステープラーによる縫合」なんてかいてあります。こんな書き方はいかにも医科診療報酬点数表って感じですね。厚労省らしいというか…。

で、今回の診療報酬改定で文言が追加された「ステープラーによる縫合」ですが、さっそく外科と整形外科の医師に確認してきました。

第10部手術K000創傷処理における「ステープラーによる縫合」について

医療事務なので詳細は無視しますが、ホチキス(ステープラー)なので比較的容易に創傷部に使用できるらしいです。抜去も簡単なので好んで使用する医師もいるようです。メリットとデメリットはこんな感じ

1.縫合糸との比較
・ 縫合部の皮膚表面を圧迫しない。
・ 真皮深層からの血行を遮断しない。
・ 創局所微小血液循環も縫合糸と比べ一定である。
・ 吻合箇所への圧力が少ない。
・ 手術時間の短縮

2.注意点(禁忌)
合する皮下5mm以内に骨、神経、血管、内臓などがある場合にはステープルは使用しないでください。

ステープラーによる縫合はよくやるの?

これは医師による判断がわかれるところですが、自分が働いている病院の医師たちは否定的な意見が多かった気がします。出来るだけ手でやった方が良いという考えでした。

しかし、頭部など一部の場所によってはホチキス(ステープラー)を使用する事もあるそうです。

なので基本的に外来で使用する事はないと考えてOKみたいです。(入院でも基本的には使用しないそうです。)

ステープラーによる縫合で真皮縫合加算が算定できる?

真皮縫合加算については簡単なようで医事課には難しい部分がありますよね。

今回のステープラーによる縫合で真皮縫合加算は算定できるのでしょうか?まだQAや疑義解釈が出ていないので確実な事は言えませんが、現段階では「ステープラーによる縫合を真皮行った場合は算定不可能(そもそも真皮にホチキスするのは難しい)」と考えています。

支払基金から回答ありました。(追記)

やはり、創傷処理におけるステープラーによる縫合で真皮縫合加算は算定できません。

 

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