創傷処理におけるステープラーによる縫合(真皮縫合)について。

ステープラーによる縫合 K第10部 手術
この記事は約3分で読めます。

今日は第10部手術K000創傷処理の中にある「ステープラーによる縫合」についてです。

ほんの
ほんの

そもそもステープラーってなんだ?

ってところからのスタートになりましたw

難しくて知らないことはたくさんありますね。

スポンサーリンク

ステープラーってなんだ?

知りませんでした。

ステープラーとはホチキスの事だったんですね。

ほんの
ほんの

それなら「ホチキスによる縫合」と書いてくれれば良いのにね!!

「ホッチキス」という呼び名は、1903年に株式会社イトーキがアメリカから輸入したステープラーが、E.H.ホッチキス社のHotchkiss No.1というモデルであったことから広く使われるようになりました。

でも正しくはステープラーらしいので医科診療報酬点数表には「ステープラーによる縫合」なんてかいてあります。

こんな書き方はいかにも医科診療報酬点数表って感じですね。

厚労省らしいというか…。

ほんの
ほんの

少なくともぼくにとってはホチキスの方がしっくりきますw

で、診療報酬改定で文言が追加された「ステープラーによる縫合」について外科と整形外科の医師に確認しました。

第10部手術K000創傷処理における「ステープラーによる縫合」について

ホチキス(ステープラー)なので比較的容易に創傷部に使用できるらしいです。抜去も簡単なので、好んで使用する医師もいるようです。

メリットとデメリットは以下のようになります。

1.縫合糸との比較
・ 縫合部の皮膚表面を圧迫しない。
・ 真皮深層からの血行を遮断しない。
・ 創局所微小血液循環も縫合糸と比べ一定である。
・ 吻合箇所への圧力が少ない。
・ 手術時間の短縮

2.注意点(禁忌)
合する皮下5mm以内に骨、神経、血管、内臓などがある場合にはステープルは使用しないでください。

ステープラーによる縫合はよくやるの?

ぼくが働いている病院の医師たちは否定的な意見が多かった気がします。出来るだけ手でやった方が良いという考えでした。

しかし、頭部など一部の場所によってはホチキス(ステープラー)を使用する事もあるそうです。基本的に外来で使用する事はないと考えています。入院でもあまり使用しないそうです。

これは医師の判断による部分が大きいので働いている病院によってはバンバン使用するぜ!というところもあるでしょう。

ステープラーによる縫合で真皮縫合加算が算定できる?

真皮縫合加算は簡単なようで医事課には難しい部分がありますよね。

ほんの
ほんの

査定が多い部分でもあります。

ステープラーによる縫合で真皮縫合加算は算定できるのでしょうか

現段階では「ステープラーによる縫合を真皮行った場合は算定不可能(そもそも真皮にホチキスするのは難しい)」と考えています。

【審査機関である社会保険支払基金から回答ありました。(追記)】やはり、創傷処理におけるステープラーによる縫合で真皮縫合加算は算定できません。

本日のまとめ

今日はステープラーにおける算定方法について書きました。

創傷処理は多くを算定する項目ですが診療報酬改定で微妙に解釈などが変更になる可能性があります。必ず確認しておきましょう。

創傷処理における真皮縫合加算について。算定部位や算定要件など。
創傷処理における真皮縫合加算って理解しているようで難しかったりします。 真皮縫合加算はベテランでもミスしてしまう事があります。 基本的な部分ですが大事なのでしっかり覚えておきましょう。 なので今日は創傷処理における真皮縫合加算について書いておきます。
創傷処理における麻酔(キシロカイン等)は必須ですね。レセプト情報。
今日は創傷処理における麻酔の必要性について書いておきます。 そもそも創傷処理とは、切・刺・割創又は挫創に対して切除、結紮又は縫合(ステープラーによる縫合を含む。)を行う場合のことを言います。 結構幅が広い算定方法になり外科で多く算定する項目です。 今月のレセプト点検はいかがでしたか?ぼくはいろいろと...
ステリーテープ(ステリストリップ)材料の算定不可です。創傷処理?創傷処置?
ステリーテープ(ステリストリップ)は算定できるのか?という質問がありましたので書いてみたいと思います。 処置、手術で使用するテープや包帯関係の材料は保険請求できるものと出来ないものがあります。種類も多いのでどうしたらいいのか悩みますね。 僕もまだまだわからないことたくさんあります。 その度に外来に行...