外来栄養食事指導料のレセプト病名。対象疾患や特別食。診療報酬改定ですね。

B 第1部 医学管理等

外来栄養食事指導料の算定をしました。この指導料を算定するにあたって色々と勉強をしました。

2016年診療報酬改定から外来栄養食事指導料は大きな変化がありました。医師以外の行為に対しての点数配分を多くする施策ですね。2016年の診療報酬改定で算定が容易になりました。

算定することになった病院も多いでしょうね。ぼくが働いている病院も外来栄養食事指導料を算定する患者さんが増えました。

2018年の診療報酬改定では大きな変更はありませんでした。前回2016年の改定では大きく変わった点なので今回も変わると思いましたがそのままだった項目になります。

なので今日はそんな外来栄養食事指導料の算定方法やレセプト病名について書いておきたいと思います。

外来栄養食事指導料の主な変更点や注意しておくべきポイント

最初に医療事務必須のバイブル「診療点数早見表」を確認しておきましょう。

B001 9 外来栄養食事指導料

イ) 初回     260点
ロ) 2回目以降  200点

注 別に厚生労働大臣が定める基準を満たす保険医療機関において、入院中の患者 以外の患者であって、別に厚生労働大臣が定めるものに対して、医師の指示に基 づき管理栄養士が具体的な献立等によって指導を行った場合に、初回の指導を行った月にあっては月2回に限り、その他の月にあっては月1回に限り算定する。

まず点数が大幅に増えました。

  • 130点 → 260点(2回目以降200点)

算定要件として時間が概ね30分以上と増えました。

ぼくが働いている病院の外来栄養食事指導は改定以前も30分を目安に行っていましたので問題ありません。(2回目以降は20分です。)

なのでこれは純粋に嬉しいですね。

対象者の増加です。

今までは「入院中以外の患者であって、 別に厚生労働大臣が定める特別食(※別表)を必要とするものに対し」でしたがそれに加え次のいずれかに該当する患者さんも加えられました。

  • ア がん患者
  • イ 摂食機能又は嚥下機能が低下した患者
  • ウ 低栄養状態にある患者

それぞれに説明もあります。

イ 摂食機能又は嚥下機能が低下した患者とは

(6) 摂食機能又は嚥下機能が低下した患者とは、医師が、硬さ、付着性、凝集性などに配慮した嚥下調整食(日本摂食嚥下リハビリテーション学会の分類に基づく。)に相当する食事を要すると判断した患者をいう。

ウ 低栄養状態にある患者とは

(7) 低栄養状態にある患者とは、次のいずれかを満たす患者をいう。
ア 血中アルブミンが3.0g/dL以下である患者
イ 医師が栄養管理により低栄養状態の改善を要すると判断した患者

レセプトに必要な病名について

これはどの食事を指導しているかによって判断します。

ぼくが働いている病院で多いのは

  • 糖尿食なので糖尿病
  • 脂質異常食なので脂質異常症

なんて具合です。

これは特に難しく考える必要はないです。もともと必要な病名で通院している患者さんが圧倒的に多いので外来栄養食事指導料のために新規で病名をつける事はほとんどありません。

新患の場合で初めてレセプトを作成するときなどは注意が必要になります。

その患者さんの前後の流れがしっかりしていれば査定や返戻になるこはないでしょう。

ぼくの働いている病院では過去に1度だけ適応病名なしの査定になったことがあります…。恥ずかしい。

特別食にてんかん食の追加です。

特別食はたくさんありますのでしっかり確認をしておきましょう。

  • 腎臓食
  • 肝臓食
  • 糖尿食
  • 胃潰瘍食
  • 貧血食
  • 膵臓食
  • 脂質異常症食
  • 痛風食
  • てんかん食
  • フェニールケトン尿症食
  • 楓糖尿症食
  • ホモシスチン尿症食
  • ガラクトース血症食
  • 治療乳
  • 無菌食
  • 小児食物アレルギー食(外来栄養食事指導料及び入院栄養食事指導料に限る。)
  • 特別な場合の検査食(単なる流動食及び軟食を除く。)

もちろん全部を覚える必要はありません。こんなのがあったなー。くらいでOKです。その都度診療点数早見表を確認しましょう。

本日のまとめ

医師が直接関わらないで算定できる外来栄養食事指導料は病院にとっては「おいしい」指導料になりました。正式には医師の指示のもと管理栄養士が患者さんに指導できるものです。

まぁそんなのは指示伝票をチョイと書いたり、電子カルテの指示ボタンを押すだけなのでやっぱり病院にとっては「おいしい」指導料です。

内科や糖尿病科を受診をしている患者さんはほぼ全員が対象の可能性があります。

しかもレセプトで過剰や適応外になることは、ほとんどないです。。

患者さんにとっても管理栄養士とマンツーマンで食事の相談をすることは良い事です。つまり、「医者」「医療事務」「患者」「病院」すべてにとってメリットがあります。

積極的に外来栄養食事指導料はやってもらえるよう、医局会や勉強会で説明しておこうと思います。