これから医療事務をやりたい!
と考えている人にとって医療事務の資格は必要なの?いろいろな医療事務の資格があるけどどれを選んだらいいの?と混乱してしまいますね。
医療事務の資格はとても種類が多いです。ぼくも医療事務の資格の多さにびっくりした一人です。
結果的には医療事務に内定後にユーキャンの医療事務講座(通信)を選択しました。
今日は未経験で医療事務に就職できたので医療事務の資格について書いておきたいと思います。
医療事務資格の必要性。そもそも医療事務の資格は必要なの??
最初に結論から書いておきます。
30歳くらいの未経験で医療事務の世界に飛び込んだぼくにとっては医療事務の資格は不要でした。仕事をする上で必要ありません。
今にしてみれば医療事務の資格勉強をする時間があるのなら、他のことに時間を使ったほうが有意義に過ごせたと感じています。
ユーキャンの医療事務講座といってもそれなりに時間もお金も必要です。
医療事務をやりたいのであれば派遣やアルバイトでもして現場での経験値をアップした方が転職には優位だと思います。
以上!!
……
って書いてしまうと終わりになってしまいますので、もう少し補足をします。
ぼくは、次の転職先が病院の医療事務と決定したタイミングでユーキャンの医療事務講座を開始しました。
前職の引継や有給休暇消化をするために2カ月くらい時間がありましたので少しは医療事務の事を予習しておこうと思ったからです。
「医療事務資格」は簡単に取得できると聞いていましたが舐めてましたね。医療用語に慣れていない素人は医療事務の資格を取得するのは簡単とは言い難いです。
ユーキャンの医療事務講座を終えるのに期限ギリギリの6ヶ月かかりました。
それでも医療事務資格が必要な場合もあります。
医療事務を仕事とするのであれば病院やクリニックで働くことになります。現在の日本ではフリーの医療事務員はほとんどいません。
未経験OKの病院が運よく募集をしていればいいですが、募集要項に「医療事務経験者」とか「医療事務資格取得者」が必須の病院もあります。
その場合は医療事務の実務経験や資格が必要になります。
特に資格の種類まで求められていないので一番簡単に取得できる資格を選択しておけばOKでしょう。わざわざ難しい資格を取得する必要はあまりありません。
応募条件に医療事務資格が必要であれば勝負する土俵に上がるためにも取得しましょう。裏技的にそれでも応募するのも手ですけどね。
選んだ医療事務資格はユーキャン。その理由について
ぼくが選んだ医療事務資格はユーキャンの通信講座になります。数ある医療事務資格の中でユーキャンを選んだ理由は「一番有名だった」からです。
転職が決定した時は医療事務について何も知りませんでした。なので、有名だったユーキャンを選んだだけです。それだけです。
素人目線であれば資格と言えばユーキャンのイメージがあります。今ならもう少し考えますが当時は何も考えずに申し込みをしました。
他の医療事務資格は取得するメリットが無いので考えません。自分の人生は自分で選択したものです。後悔しても仕方ないです。今ある駒で戦うしかないのです。
医療事務資格の種類はユーキャンに限らず他にもたくさんあります。難易度の違いもありますが基本的にはどれも似たようなものです。いい所もあれば悪いところもあります。
医療事務講座終了までどのくらい時間が必要だった?
ユーキャンの医療事務講座は6ヶ月で取得できるようなプログラムになっていますが、実際は未経験だったり仕事をしながらだとなかなか厳しいです。
僕は1日2時間くらい勉強時間を確保して6ヶ月で終わらせる事が出来ました。1日2時間は大変です。簡単だったとはとても言えません。
帰宅後にご飯やお風呂したりするとあっという間に9時過ぎです。そこから家族との時間を犠牲にしてまで勉強する(勉強できる)人ってなかなかいません。
仕事をしながら資格取得を目指している人は、少なくとも半年くらいは我慢の生活が続くので覚悟してください。
でも、それくらいの覚悟がないなら異職種や異業種に挑戦するべきではありません。自分がいる場所で最高のパフォーマンスが出せるように頑張り工夫した方が良いです。
医療事務講座の資格取得にはどのくらい費用が必要?
ユーキャンは50,000円くらいでした。
そこから職業訓練給付制度を活用して学費の20%(10,000円)が返ってきたので実質40,000円くらいです。
金額については選ぶ医療事務講座によってピンキリなので確認してください。職業訓練給付制度を利用できる講座を選ぶとお得感がありますね。
ユーキャンのサイトで確認したら一括払い49,000円となっていました。
こちらも様々な講座がありますので自分にあった講座を選択してください。
結局、医療事務の資格取得は実務で役に立ってる?
やっておいて良かった!必ず医療事務の資格は取得取得をしましょう!とは書けません。でも、資格取得のために勉強した内容は自分の知識になるので悪い事ではありません。
医療事務の資格を取得したからと言って役に立った部分はありません。給料が上がるわけでもありませんし。
実務ベースでもユーキャン医療事務講座で学ぶ内容は不要な部分が多過ぎました。手書きのレセプトを作成する能力はいりません。働いてから取得する人はこの部分も注意して下さい。
医療事務の資格ってたくさんあります。
その資格を取得するための専門学校や通信講座もたくさんあります。みんないろいろ頑張っている(頑張った)と思います。でも医療事務資格って本当に必要でしょうか。
未経験だけど医療事務で働きたいのであれば遠回りする必要はない。
ぼくのように転職してまで医療事務を目指す人は医療事務資格を取得してから転職活動をおこなう必要はありません。医療事務の仕事は資格より経験を求める傾向が強いです。
無理に資格を取得してから転職活動をしたところで経験者を求める傾向があるのだから働ける場所を探した方が早いでしょう。ぼくが働いている病院も経験者を採用しています。
将来、医療事務で働いていきたいのであれば資格を取得する時間(半年から1年)をアルバイトでも派遣でもいいので未経験で採用してくれる病院を探すべきです。
そこで、本気になって働けば病院の事も理解できますし医療事務の事も理解できます。そして半年程度本気で働けば適当な医療事務の資格を取得するよりも医療事務の力は大きいです。
場合によってはアルバイトや派遣先で正社員の道もあります。
現在の医療事務資格が有効な年齢。
現在の医療事務資格が有効な人っていうのは20歳前半くらいまでの専門学校に通う人だけではないでしょうか。
専門学校ビジネスにお金を落としているだけとも言えますが、専門学校は就職率を売りにしているので卒業する生徒はどこかしらの病院に就職できるようになります。
その就職先はアルバイトや派遣って事はあるけど。
病院側から20歳の専門学校新卒を採用するメリットを考えてみると正解は見えてきます。
専門学校に通う学生は安くない学費を使って医療事務の資格を取得するために勉強しています。そしてコネクションを使って就職先を得ています。
本日のまとめ
言い換えれば若い貴重な2年か3年という時間を使って(しかも300万円くらいのお金も使う)就職先を斡旋してもらう訳です。
つまり、専門学校側は就職率のアップ(=宣伝効果のアップ。増収)になりますし、病院側は採用コストの低減になります。
毎年ある一定のレベルの若い人材が入職する事は病院(企業)にとって悪い事ではありません。
ぼくの結論としては医療事務の資格について必須だと思ったことはありません。無いよりはあった方が良い。くらいです。
なので医療事務を目指す人は進むべき道を考えた方がいいですよ。無理して資格を取得する必要はありませんから。
また別意見として医療事務の働き方は今後10年くらいで大きく変わります。一生懸命取得した医療事務の資格が無意味になる事は大いにあります。未来の働き方を考えてみましょう。