創傷処理における麻酔(キシロカイン等)は必須ですね。レセプト情報。

K第10部 手術

今日は創傷処理における麻酔の必要性について書いておきます。

そもそも創傷処理とは、切・刺・割創又は挫創に対して切除、結紮又は縫合(ステープラーによる縫合を含む。)を行う場合のことを言います。

結構幅が広い算定方法になります。外科での算定が多い項目です。

今月のレセプト点検はいかがでしたか?

ぼくはいろいろと他業務も重なりボリュームが多かったです。つかれたー。

でも残業は最小限で乗り越えました。ドラクエやりたかったので…。来月も計画的に準備をして早く帰ろうと思います。ダラダラやる意味はありませんからね。

創傷処理は簡単なようで苦手意識がある人も多いのではないでしょうか。

ほんの
ほんの

そんな人はこの記事を読んでおけば大丈夫!

ひとつひとつ書いておきます。創傷処理と麻酔の関係性についてです。

創傷処理における麻酔(キシロカイン等)は必須

創傷処理など手術の区分を算定するにはキシロカイン等の麻酔は必須です。まずがこれが前提条件。創傷処理を算定するには麻酔と一緒に算定するのが大事なポイントになります。

創傷処理は切・刺・割創又は挫創に対して切除、結紮又は縫合を行う場合のことを言いますので、麻酔をしないで行うには痛いです。考えただけで痛い。*1

当然ですね。怪我した部位を切除、結紮又は縫合するので麻酔は必要です。

キシロカインなどの麻酔が無い創傷処理は査定対象です。

ぼくの働いている病院でも何度も査定になっている重要項目の一つでした。

なのに!今回のレセプト点検でも麻酔なし創傷処理を算定しているレセプトがありました…。あれだけ勉強会で言ったのにー。くやしい。

もちろんこのままでは査定です。教育係としては悲しいミスでした。

麻酔なし(キシロカイン等)で創傷処理を算定していた理由を担当者に確認したよ

出来事には必ず発生した理由がある!!ということで算定をした担当者に確認をします。

無下に扱っても職場はよくならないのでしっかりと原因究明を行いました。対象のカルテとコスト伝票をもう1度確認します。

その前に!

ぼくが個人的に考えた理由は3つあります。

  1. 麻酔の算定漏れ(うっかりミス)
  2. 創傷処理ではなく創傷処置だった(算定間違い)
  3. 創傷処置で麻酔算定漏れ
ほんの
ほんの

さて正解はあるのでしょうか。

麻酔の算定漏れ(ミス)について

1、の麻酔の算定漏れ(ミス)は考えられます。

ぼくが働いている病院では電子カルテでなく算定する内容はコスト伝票として紙で回ってきます。なので看護師や医師の記載漏れを気がつかないでそのまま算定する事はあります。

もちろん正しく計算し請求する必要があったのは間違いありません。しかし薬剤や麻薬の算定漏れは点数も大きくありませんので微修正で対応できます。

創傷処理ではなく創傷処置について

2、の創傷処理ではなく創傷処置はちょっと困りますね。

処理と処置では点数が大きく変わりますので患者さんに説明の必要が生じます。なので上司に説明も必要です。

伝票には創傷処理にチェックが入っていても実際は「創傷処置」の事はよくあります。看護師は診療報酬に関する知識はが無い人多いですからね。

創傷処置で麻酔算定漏れ

3、の創傷処置で麻酔算定漏れは最悪です。ダブルで間違えたことになります。過去に1度だけありました…。

本日のまとめ。間違っているとレセプト点検の時間が多くなる。

本当は計算した担当者に「これ何?確認して!」と突き返してもいいんですが、担当者として事実確認が必要になります。

計算時には、しっかりと中身を把握する必要がありますね。

そして正しく計算すればレセプト点検もスムーズに終わります。そのために、日々システムを改良して間違えない仕組みを作っていくしかありませんね。

本日のまとめ。結論としては創傷処理を算定するには麻酔も一緒に算定する必要がある!ってことでした。

麻酔を算定しない時にはその理由をコメント欄に記載するようにすれば査定にならない可能性があります。ステープラーの時には麻酔を使用しませんね。

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*1:一部例外あり。2016年の診療報酬改定でステープラーでの縫合も創傷処理を算定できるようになりました。ステープラーではキシロカイン等の麻酔を使用しない場合もあります。

関連記事:創傷処理におけるステープラーによる縫合(真皮縫合)について。診療報酬改定2016