【査定情報】デブリードマン加算の算定要件。レセプト病名はどうする?

K 第10部 手術

今月の査定をチェックしていたらデブリードマン加算が査定になっていました。またお得意の「医学的判断?」って思っていたら単純なこちらの算定ミスでした。

デブリードマン加算は創傷処理における基本的な部分になりますので要確認しておきました。なので今日はデブリードマン加算の査定についてです。

デブリードマン加算の算定要件はどうなっている?

今回の査定については単純な知識不足が原因でした。デブリードマン加算と言うくらいなので何かを行ったときの加算になります。

ではそれは何かというと「K000創傷処理」になります。

創傷処理に対しての加算になりますので、それ以外の手術や処置に対しては算定はできません。

もう少し詳しく算定要件を確認しておきましょう。診療点数早見表を確認してみるとK000創傷処理のところに書いてありますね。628ページです。

3 汚染された挫創に対してデブリードマンを行った場合は、当初の1回に限り100 点を加算する。

(5) 「注3」のデブリードマンの加算は、汚染された挫創に対して行われるブラッシング又は汚染組織の切除等であって、通常麻酔下で行われる程度のものを行った場合に限り算定 する。

そもそもデブリードマンとは「創を清浄化することで他の組織への影響を防ぐ外科処置」のことを言います。

診療点数にもK002デブリードマンというものがあります。これとデブリードマン加算は似ているので混同しないようにしましょう。

簡単に言うと創傷処理を行うときに汚れていると縫合ができないので生食などを使用して洗浄することを言います。過去に生食100mlではデブリードマン加算の対象外と言われたので僕が働いている病院では生食500ml以上を使用した時から算定するようにしています。

レセプト病名での注意事項はこれだけ

本当はいろいろと注意点はありますが病名として注意することは「汚染されていたからデブリードマンが必要であった」と審査医にわかってもらう事です。

なので、病名は〇〇挫創でも〇〇切創でも問題ありません。

このように単純な病名にするのであれば「創傷部の汚れがひどいため生食を使用しデブリードマンを行った」みたいなコメントを入れておけば大丈夫です。

病名に入れた方が楽かもしれませんね。

本日のまとめ

今回は皮膚切開に対しデブリードマン加算を行っていたため査定となりました。くやしー!

なのでレセプト点検ソフトのカスタマイズを行い創傷処理以外にデブリードマン加算を行っていたら注意のアラームが出るようにしました。

これで同じ算定をしても点検時には発覚できます。本来であれば医事会計システム側で算定できないように設定すればいいんですけどね…。

僕の働いている病院の意地会計システムでは設定変更ができないんです。マイナーな会社のシステムだからでしょうか。

なので、デブリードマン加算を算定したら「創傷処理に対する加算です」とアラームが出るようにしました。

個人の知識に頼るのはあまり良い解決策とは言えないので間違えないようにする工夫があるといいですね。

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