皮膚切開術で真皮縫合加算は算定できませんね。

K 第10部 手術

皮膚切開術で真皮縫合加算は算定できませんので要注意です。

レセプト点検をしていたら皮膚切開術に真皮縫合加算を算定しているものを発見しました。切開して縫合をしたのであれば創傷処理などで算定する方が高得点になります。

手術に関する部分は通則や注意事項がたくさんあるのでひとつひとつ注意深くしていかないと今回のような間違いがおこります。

今日はそんな皮膚切開術について勉強してみました。

皮膚切開術で真皮縫合加算は算定できません。

真皮縫合加算については以下の記事に詳しく書いてあります。

創傷処理における真皮縫合加算について。算定部位や算定要件など。
創傷処理における真皮縫合加算って理解しているようで難しかったりしますよね。 真皮縫合加算はベテランでもミスしてしまう事があります。基本的な部分ですが大事なのでしっかり覚えておきましょう。 なので今日は創傷処理における真皮縫合加算...

うーん。経験10年以上のベテラン選手が間違えていました。困りますね。

いや、間違える事は仕方ありません。うっかり。なんてこともあります。

ただ、ぼくの働いている病院のシステムでは算定できない診療行為を入力するとエラーメッセージが出るんです。それなのに…。

エラーメッセージを無視して入力されると、ぼくがやっている仕事が無意味になってしまいます。くやしい!!

ベテランの方がミスが多くなる。

査定分析を行って数値を毎月算出しています。

「誰」が「どのような」間違いを「どのくらい」やっているか集計しています。毎年の事ですが経験が浅い人よりもベテランの方が査定の件数も点数も多いんです。

これってぼくの働いている病院だけのことなんでしょうかね?

経験が少ない人はエラーメッセージには敏感ですし、不明点が多いので診療診療点数早見表もちゃんと確認します。もちろん医事課専用の計算マニュアルも確認します。

今回の皮膚切開術を算定している患者さんに対し真皮縫合加算を算定するなんてことは、経験が少ない人は間違えようがありません。

だってエラーメッセージ出ているし。

慣れは怖いものですね。

ある程度の経験があると予測する能力やある程度の通例が身についてきます。

それを活かして成長できればいいのですが今回は悪い方向になってしまいました。

ぼくはまだまだ勉強中の身ですので知らない事や新しい事も多々あります。

しかし数年の経験を得て自信を持っている部分もあります。そんな自信が過信にならないように常日頃から注意して行きたいと思いました。

石橋を叩きすぎてもいけないですけどね。

皮膚切開術について

K001 皮膚切開術

1 長径10センチメートル未満 470点

2 長径10センチメートル以上20センチメートル未満 820点

3 長径20センチメートル以上 1,470点

通知

(1) 長径10センチメートルとは、切開を加えた長さではなく、膿瘍、せつ又は蜂窩織炎等の大きさをいう。

(2) 多発性せつ腫等で近接しているものについては、数か所の切開も1切開として算定する。

どこにも真皮縫合加算については記載されていません。

なので、皮膚切開術で真皮縫合加算は算定できません。 

真皮縫合加算はいつ算定するの?

真皮縫合加算は創傷処理を算定したときに対する加算になります。

しかも真皮があるところで露出部に限ります。これがまた難しい解釈になんですよね。

半袖半ズボンをはいている人を想像してもらって露出している場所が露出部なります。手とか顔ですね。

その中で真皮がある場所に対して算定が可能です。真皮は唇や掌にはないので真皮縫合加算は算定できませんね。