創傷処置における皮膚欠損用創傷被覆材の算定方法。必要な病名とは?ハイドロサイト・カルトスタット・デュオアクティブ

J第9部 処置
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皮膚欠損用創傷被覆材(ハイドロサイト・カルトスタット・デュオアクティブ)が査定にありました。

創傷処置を算定して皮膚欠損用創傷被覆材(ハイドロサイト)を使用した場合です。病名は「挫創」でしたので、査定になる理由はありません。

なので今日は皮膚欠損用創傷被覆材を使用した時の算定方法や必要病名などの注意事項について書いておきます。

ちなみに皮膚欠損用創傷被覆材は創傷処理など手術の項目を算定した時はでは算定できませんので合わせて覚えておきましょう。

カルトスタットやデュオアクティブ皮膚欠損用創傷被覆材の算定について
カルトスタットやデュオアクティブなどの皮膚欠損用創傷被覆材には算定するためのルールが定められていますね。多い間違いは創傷処理などの手術を算定しているとき一緒に算定してしまうことが多いです。あとは面積が小さくなる査定なんかもあります。10平方センチメートルで算定したのに5平方センチメートルに減るみ...

皮膚欠損用創傷被覆材(ハイドロサイト)で必要な病名とは?挫創は査定?過去には挫滅創でもダメでした。

まずは審査期間である社会保険支払基金に問い合わせです。

先月までOKだったのに今月から意味もなくNGになるのは納得がいきませんからね。過去には「挫滅創」の病名でも査定になったこともあります。

皮膚欠損用創傷被覆材が狙われているのでしょうか。

理由を確認したいだけなのですが社会保険支払基金の担当者も歯切れが悪い。

まぁ、いろいろ言っていましたが要約すると、創傷処置で皮膚欠損用創傷被覆材を使用するのに「挫創や挫滅創」だと医学的に不要だそうです。

ほんの
ほんの

でた!!伝家の宝刀!!医学的判断!!!!
ぼくはコレ嫌いなんですよね。意味がわからない。

絆創膏でも貼っておけ!

もう、そうゆう事ですね…。

創傷処置くらいなら皮膚欠損用創傷被覆材を使用しないでバンドエイドでも貼っておきなさいと言われているような気分です。

実際に突っこんだら回答できませんでした

ちなみにぼくが指を怪我し時は瘡蓋を擬似的に作れるというキズパワーパッドを使用しました。

結局は支払基金のポイント稼ぎだったのではないかと思っている

支払基金だって営利目的で事業をしているのだから、査定のノルマとかあるんだと思います。実際は知りませんが…。

まぁ普通に考えたらありますよね。

それで今回の創傷処置&皮膚欠損用創傷被覆材についてはどう考えても、査定件数のノルマを達成するために無理やりに査定したとしか考えられません。

皮膚欠損用創傷被覆材を算定するにあたっての注意事項。抑えておくポイント。

ちょっと長いのですが診療点数早見表を確認しておきましょう。

材料価格基準(皮膚、組織系材料)の皮膚欠損用創傷被覆材にあります。

厚生労働省から通則も出てました。真ん中よりちょっと下くらいに書いてあります。全文が読みたい場合は以下のリンクからどうぞ。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken15/dl/4-2.pdf

一部を抜粋したのが以下になります。

[通知]特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について

(53) 皮膚欠損用創傷被覆材

ア 主として創面保護を目的とする被覆材の費用は、当該材料を使用する手技料の所定点数に含まれ、別に算定できない。

イ 皮膚欠損用創傷被覆材は、いずれも2週間を標準として、特に必要と認められる場合については3週間を限度として算定できる。また、同一部位に対し複数の創傷被覆材を用いた場合は、主たるもののみ算定する。

ウ 皮膚欠損用創傷被覆材は、以下の場合には算定できない。

  1. 手術縫合創に対して使用した場合
  2. 真皮に至る創傷用を真皮に至る創傷又は熱傷以外に使用した場合
  3. 皮下組織に至る創傷用・標準型又は皮下組織に至る創傷用・異形型を皮下組織に至る創傷又は熱傷以外に使用した場合
  4. 筋・骨に至る創傷用を筋・骨に至る創傷又は熱傷以外に使用した場合

手術では算定することができません。

書いてある通りです。手術縫合創に対して使用した場合は算定することができません。

レセプトの診療区分は50番ですね。

創傷処理などでも算定することができませんので注意しましょう。

平方センチメートルが減少する査定が多いです。病名に大きさも書いて対処しよう。

10センチ×10センチを使用したので100平方センチメートルで算定したら50平方センチメートルに減らされた。みたいなことが多いです。

コレって本当に意味がわからない査定なんですよね。

明らかに病名よりも大きすぎるなら査定も必要であると思いますが、点数も大きくない部分に査定する意味はどこにあるのか。

2週間を超えて使用する時は症状詳記をしておこう。

通知に2週間を標準とすると書いてあるので使用期間については確認しておきましょう。

使用期間が長くなる場合は開始日時と必要理由を書いておくことで査定対策になります。

自宅に持ち帰る分は算定ができません。プレゼントすることになります。

あくまで皮膚欠損用創傷被覆材は処置に対する材料加算という考えです。診療行為があってこその算定が可能なのです。

なので患者さんが家でも使いたい!といっても渡しても算定することはできません。プレゼントになってしまうので注意が必要です。

自費で渡すこともやめたほうがいいでしょう。

在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定している時は使用できません

在宅の診療区分で算定ができるのは、在宅難治性皮膚疾患処置指導管理を行っている「表皮水疱症」の患者に対して使用した場合のみです。

在宅寝たきり患者処置指導管理料では算定ができませんので注意しましょう。

使用する頻度が高い材料の名前。本日のまとめ。結局、再請求してください。と言っていました。

再請求してもいいですけど「1点」ですからねぇ。再請求の用紙記載して封筒用意して発送するという手間を考えたら無意味です。このへんも支払基金の頭の良さを感じます。

皮膚欠損用創傷被覆材の一覧

最後に、よく使用すると思われる材料の名前一覧です。

  • デュオアクティブ
  • カルトスタット
  • ハイドロサイト
  • コムフィール
  • テガダーム

ぼくが働いている病院ではデュオアクティブとカルトスタットが多いです。

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