腹部CT造影検査を行いました。費用やレセプト病名について。

E第4部 画像診断

腹部CT造影検査を行いました。医療事務として算定することはありましたが、まさか自分が行うことになるとは思ってもいませんでした。

健康診断では年齢とともに数値が悪くなるものらしいですが、昨年までは健康優良児で健康診断で要精密検査なんてまだまだ平気!!なんて考えていました。

しかし今年は健康診断で初の要精密検査となりました…。

まぁ、精密検査の結果は問題なしだったのでこうしてブログに書いている訳です。

CT造影検査を経験したので必要だった料金や腹部CT造影検査の注意事項などをまとめておきます。自分のレセプトを自分で作成しました。

CT検査の費用について。造影撮影と単純撮影では必要が2倍くらい違います。

CT検査の費用ですが単純撮影と造影撮影では大きな違いがあります。先に答えを書いておきますと造形撮影の方が2倍くらい高くなります。

  • CT単純撮影:約5,000円(3割負担)
  • CT造影撮影:約10,000円(3割負担)

基本的な点数は同じになりますが、その点数に加えて造影撮影の加算が算定できます。

それでは医療事務員らしく詳細を書いておきますね。

CT単純撮影の費用

まずは診療点数早見表を確認しておきましょう。

CT検査は「E200コンピューター断層撮影(CT撮影)(一連につき)」という正式名称があります。そして検査点数は以下の通りとなります。

E200 コンピューター断層撮影(CT撮影)(一連につき)

  1. CT撮影
    イ 64列以上のマルチスライス型の機器による場合
    ( 1 ) 共同利用施設において行われる場合 1,020点
    ( 2 ) その他の場合 1,000点
    ロ 16列以上64列未満のマルチスライス型の機器による場合 900点
    ハ 4列以上16列未満のマルチスライス型の機器による場合 750点
    ニ イ、ロ又はハ以外の場合 560点
  2. 脳槽CT撮影(造影を含む。)2,300点

レセプトの診療区分は画像診断なので70になります。

画像診断の項目には加算ができるものがあります。MRIも同じですが病院ごとに料金が違います。

より詳細を調べることができる高機能な機器を導入している病院は多くの点数を算定出来ます。4列のマルチスライス型の機器による場合だと750点ですが64列以上のマルチスライス型の機器による場合だと1000点が算定可能です。

ぼくの働いている病院は16列以上64列未満のマルチスライス型の機器なので900点で計算します。

  • CT撮影(16列以上) :900点
  • 電子画像管理加算   :120点
  • コンピューター断層診断:450点

合計は1470点(14700円)です。これの3割負担は4,410円になります。

電子画像管理加算とコンピューター断層診断はCT撮影を行ったら算定できる項目になります。

64列以上の機械のある病院で検査をするともう少し高くなりますし、4列以上の機械ならもう少し安くなります。

CT造影撮影の費用

CT造影撮影は上記の内容にプラスして、造影剤使用加算と薬剤料が算定できます。

算定できる加算は以下の通りです。

3 CT撮影について造影剤を使用した場合は、500点を所定点数に加算する。この場合において、造影剤注入手技料及び麻酔料(区分番号L008に掲げるマス ク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔を除く。)は、加算点数に含まれるものとする。

造影剤を使用するだけで500点の加算が算定可能です。

<通則>

1 薬剤料
(1) 画像診断のために使用した薬剤料は別に算定できるが、投薬に係る処方料、処方せん料、調剤料及び調剤技術基本料並びに注射に係る注射料は別に算> 定できない。
(2) 画像診断のために使用した造影剤又は造影剤以外の薬剤は、区分番号「E300」に掲げる薬剤料により算定する。

造影撮影を行うためには造影剤という薬剤を使用することになります。

この造影剤の点数も算定可能です。造影剤(オムニパークやイオパミロン)は体重などによって使用する量が違いますので一概には言えませんが僕の働いている病院では600点から1000点位のことが多いです。

なので900点で計算しておきましょう。

  • CT撮影(16列以上) :900点
  • 電子画像管理加算   :120点
  • コンピューター断層診断:450点
  • 造影剤使用加算    :500点
  • 造影剤(薬剤料)   :900点

合計は2870点(28700円)です。これの3割負担は8,610円になります

造影剤を使用した時に使用した生食は算定できません。

【査定情報】CT・MRI造影撮影での生食の使用について。

腹部CT造影検査のレセプト病名について。同月に2回実地した時は必ず症状詳記を記載しましょう。査定対策。

CT撮影検査で造影剤使用するのは圧倒的に腹部が多いです。頭部や四肢や胸部には単純撮影を行うことが多いです。

診療科で考えてみると

  • 内科:胃がん、膵がん、など腹部悪性腫瘍の精査
  • 泌尿器科系:膀胱がん、結石、など。
  • 外科:大腸がん、など

大腸については大腸CT(CTC)を実施する事が多いです。別の記事に詳しくまとめてあります。

大腸CT撮影検査(3D-CT)の算定要件。保険適用はどうなるの?
大腸検査に新しい方法が可能になりました。大腸CT撮影です。3DCTなんて言われています。新機種が導入されました。大腸CT撮影検査(3D-CT)可能にな最新機種です。 新しい機会が導入されるってことは新しい算定方法がはじまるってことです。なので算定やレセプト点検の注意事項について勉強しましたので...

そして同月に2回造影検査をしている時は症状詳記が必要です。

何も書かないで請求したら査定になりました…。実施理由がレセプトだけだとわからないらないらしいです。

やってみた感想や思い出。

  • 造影検査を入れるために使用する注射針は太い。
  • プラスチックカニューレです。
  • 造影剤を入れた瞬間は体が熱くなる。
  • 全身がマヒした感じ。
  • 検査時間は15分くらいです
  • 金属は外します。
  • 造影剤はおしっこで排出するので当日は水分を多めに。
  • 検査結果は後日になります。

来年は検査しなくていいように健康に気をつけます。

プラスチックカニューレ型静脈内留置針が査定でした。化学療法での算定について

本日のまとめ

腹部CT造影検査を体験しました。時間はそこまで長くなかったです、

丸いドーナツの中に体が入っていく感覚はちょっとドキドキでしたw

結果も特段異常なしでした。健康診断の日にちょっと体調が悪かっただけでしょう。ということになりました。とりあえずは安心です。

CT撮影ではそれなりに査定が多い検査になります。特にMRIと合わせて同月内に2回以上実施している時は必ず必要理由を記載して査定対策を行いましょう。

MRIに必要なレセプト病名と査定返戻について。初診時は特に注意!
MRIが査定になりました。かなしい。MRIに限らずCTやレントゲンなど画像撮影は査定へ返戻が多くなる傾向がありますよね?これは医学的判断というグレーな理由が多用できるからだと考えています。病院としてはMRIの査定や返戻は点数も高いのでできることなら避けたいですね。査定率などにも大きく影響して...
PETCTやPETMRIの保険算定できる適応病名とレセプトの注意事項
PETCTやPETMRIは保険算定するためにルールが決められている画像診断になります。適応病名やレセプトでの注意するべきポイントがあります。ちなみに保険算定が認められるようになったのは平成22年の診療報酬改定からです。なのでぼくが医療事務をスタートさせた時にはすでに保険算定が可能でした。そん...