医療事務はブラックな職種なのでしょうか?
研修などで他院の医療事務スタッフと情報交換をするチャンスがあります。病院が変われば医療事務の環境も大きく変わります。
インターネットで検索すると医療事務のブラック労働環境については多くの記事があります。
平成が終わり令和になったというのに「レセプト点検残業」をしているまだまだ病院も多いわけです。
研修で同じグループにいた20代女性が
レセプト期間は10時くらいに帰ります
なんて言ってました。
ぼくも残業していましたが月20時間以下でした。それでも多いと思っていました。
なので、今日はそんな医療事務も病院によっては相当ブラックなので注意しましょうって話です。
一部上場企業なら給料はいいのかもしれませんが地域の医療事務ですよ。
帰宅時間が10時になる理由はたくさんあるのでしょう。
日付が変わる前には帰ります。なんて言っているファンキーな人もいました。
長時間残業をしないコツはひとつしかありませんからね。
一部上場企業のような大手企業なら年収も多いでしょう。良い大学を卒業したエリートにしかわからない世界があるんでしょう。出世競争。
もちろんぼくにはわかりません。
研修で一緒になった他院の医療事務の中には早く帰ってもやることがないから残業代を稼ぐなんて言っているロックな人もいました。
これは論外であってほしいですが…。
みんな何かしらおかしくなっているのかもしれません。
月に30時間残業して5万円の残業代を手に入れることが正しいことだとは思えません。
個人的には医療事務の仕事で10時に帰宅するのは本当にやめた方がいいと考えています。
レセプト点検はそんなにしなくてもいい。
「レセプト点検の時期はどうしても残業が多くなります。」なんて書いてある記事もたくさんあるし、情報交換しても多く聞く言葉です。
でもそれって本当?
残業時間にかかる人件費コストを考えてみましょう。
時間外の単価は2,000円/hで考えましょう。そんなにもらってないって?時給分だけじゃないんです。社会保険料の会社分もありますし光熱費も必要です。
あれこれ増えるので実際は2,000円では足りません。
5時から10時まで5時間の残業をしたら会社は10,000円が必要です。人件費が6,000円、光熱費が1,000円、社会保険料が1,000円って具合です。
外来で10,000円分の査定を防ぐのには1000点分のミスを発見する必要があります。外来で1,000点のミスを発見するのは多くないです。
いや、1000点のミスを多く発見して修正している!って人もいるかもしれませんが、そんなに1,000点のミスが多発しているなら、そもそもの算定方法を考えないといけません。
レセプト点検の方法論については残業なし継続中!最速のレセプト点検方法を書いておく。という記事に書いてあります。
残業をしなくても査定率は低い。大事なのは生産性でしょう。
他の病院のスタッフに査定率も気になったので質問してみました。
ぼくの働いている病院は一番ではありませんでしたがトップクラスで低い数字でした。0.1%切ってます。ちなみに全国平均は社保0.9%・国保0.6%です。
参考資料:審査支払機関の査定率等の比較 (都道府県別)福祉医療HPから抜粋
仕組みを考えて作ってみる仕事も面白いですよ。
5時に帰ってプライベート充実している医事課と10時まで残業して疲れている医事課の査定率が同じならプライベートが充実している方がよくないですか。
関連記事:自分の働いている病院の査定率知ってる?査定率減少の為に報告資料を作りました。
これからも早く帰れるように考えて考えて仕事をしていきます。
本日のまとめ。医療事務も相当ブラックなんで入る病院は考えた方がいいかもね。
医療事務としてまとめると相当ブラックな環境で苦しんでいる人も多くいると言わざるを得ません。
本当はそんなブラックな職場を辞めてしまえば経営者の意識も変わるし賃金も上がるんですけどね。なかなか難しいです。
医療事務はまだまだ人気職種なので低賃金でもブラックでも募集すれば応募は集まります。そして、こんなはずじゃなかったと退職になります。離職率アップ。
悪い噂は広まる。
あの病院はやめた方がいいよー。
応募時はしっかりと情報収集をして問題の有無を確認してから行動したいですよね。
クチコミサイトも半分は信じていいでしょう。
ぼく以外にも医療事務について発信している人は多くいますので相談してみるのも一つの手ですね。
時代が時代なので変わってきている病院も多くあります。
医療事務だってちゃんと休めるし給料もあります。しっかり見極めていきましょう。
コメント
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