男性医療事務として長く働いてきました。30歳目前で一般企業からの転職組です。
やっぱり医療事務と言えば気になるのは給料や年収に関する部分ですよね。夢だ希望だなんて言ってもご飯を食べていく必要がありますから。
家族もいますし、ペットも飼ってます。生活して行かなくてはいけません。
ネットで「医療事務 年収」などのキーワードでググってみると悪いうわさがたくさん出てきます。転職する前はそんなネガティブなワードにくじけそうになりました。
なので今日は実際に男性医療事務として働いているぼくのリアルな年収や給料について書いてみたいと思います。
実際に正職員として働いている男性医療事務の情報が書かれているのは大変貴重なものじゃ無いでしょうかね。これがリアルなんです。
30歳男性医療事務員の給料・年収
まずはネガティブな情報に溢れているインターネットの情報を確認してみましょう。
グーグルで「医療事務 給料」で検索したら上位に表示されたサイトによると医療事務の給料は以下の通り。
平均年収:年収250万円から350万円未満(平成26年度)
※地域によっては年収180万円~250万円。【業種別】
大学病院の医療事務:年収249万円~ 給与:17~20万円 時給1100~1300円
クリニック病院の医療事務:年収201万円~ 給与:16万円~ 時給1050円~
安い!!
平均年収なので多い人もいれば少ない人もいます。
上記の数字どどこまで正確なものかは難しいですが、大きく間違ってはいないような気がします。
医療事務はパートさんやアルバイトさんの人も多いので低く抑えられている印象がありますね。
転職初年度の年収は330万円でした
ぼくの場合はどうでしょう?評論家でもなければ研究者でもないので自分の経験を書くしかありません。
ドキドキしていましたが医療事務初年度の年収は覚悟していたより低くありませんでした。
最初の給料に関しては諸手当、残業代含めると額面で23万円前後でボーナス4ヶ月分です。初年度の年収は330万円でした。それでも少ないですけどね。
未経験者で採用されたため一番低い等級からのスタート値でした。前職から年収ベースで100万円程度下がりました…。転職して年収が下がるというよくない例です。
医療事務の仕事内容で330万円という数字は悪く無いと感じましたが、ここら辺は人それぞれなので難しいところですね。ぼくはOKラインでした。
医療事務への転職は後悔しているのか?
一般企業の事務職から病院の医療事務へ転職すると年収は下がりました。
しかし残業時間や業務内容を比べると前職の方がハードでした。同じ事務職なのにここまで求められるものが違うのかとびっくりしました。
心の余裕は医療事務のほうがあります。
これって結構大事なことだと思うんですよね。大企業の働き方が正解とはいえませんから。
前職では人事労務関係の仕事で職員給料を扱っていたので、全体の給料についてもそこまで悪い印象はありませんでした。工場勤務の給料と同等くらい。なイメージです。
病院の規模や所在地で大きく変わると思いますが働いている病院ではこんな感じです。
この金額を含め、その他の条件を加味して働く場所を選ぶと良いです。
30歳で330万円の年収が高いか低いかは人によって違うと思いますが、これから希望する人にとって参考になる数値になると思います。
追記。31歳の年収について。
2年目はそれなりに残業時間も多くなったので年収も大きく増えました。
年収は360万円でした。
でも残業代で年収を補填する考えはあまり正しいとは思えません。残業代で年収を稼ぐのはいつまでも残業しないといけなくなってきますからね。
これからの時代は生産性を高めていかないと取り残されてしまいますから。給料もあげつつ残業時間も短縮できるようにしていきます。
医療事務2年目はそんなに昇給額も多くなかったですが360万円となりました。これくらいの数字ならOKになる人も増えてくるんじゃ無いでしょうか。
追記の追記。年収400万円突破しました。
毎年順調に昇給をして役職もついたりしたので年収400万円をこえることができました。
医療事務でも年収400万円。
医療事務で年収400万円は多いの?
これは正社員のみのデータが少ないので正確な数字は不明ですが、医療事務の全国平均で考えれば多い方でしょう。とりあえずの目標としていた部分でもあります。
医療事務の平均年収は上記もある通り249万円になります。
色々な求人サイトに掲載されている年収をまとめてみると、大学病院で働く医療事務の年収249万円~。個人病院・クリニックで働く医療事務の年収201万円~。という結果になりました。
少し部分的に切り取ってみます
年齢別の年収
同じサイトから引用しています。一番多い50歳でも400万円に到達していません。まぁ年齢別なので正社員とは限りませんからね。アルバイトやパートさんも含めた平均かもしれません。
20歳から24歳の平均月額給与11万ってどうしたらいいの?って感じですね。
役職別の年収もありました。
全国の医療事務の係長平均年収は343.9万円だそうです。これは厚生労働省の資料から持ってきたらしいのでそれなりに正しい数字だと考えます。
課長になると454.4万円。
こんなもんなのかなぁ。実際はもう少し多いような気もしますけどね。
採用活動を通じて感じた近隣の医療事務の賃金相場と今後について
採用担当として面接をしたりして多くの人の希望年収や前年度年収を聞きましたが上記に書いてあるよりは多い感じでした。30歳男性で450万円(当直込)なんて言う人もいました。
当直や休日出勤については勤務先の病院によって考え方が違うので確認しておく必要があります。ぼくが働いているところは当直や休日出勤が基本的に無いので個人的には嬉しい。
医療事務の賃金は今後も低く抑えられるでしょう。診療報酬もマイナス改定。しかし未経験でスタートしても5年で年収400万円くらいならいけるみたいです。
追記の追記。転職したり昇格したり残業がなくなったり。
35歳になり医療業界の経験値も高くなりつつあります。
運良くいい待遇で転職もできて年収は430万円くらいになりました。ありがたい。前職で多かった残業もゼロになり休日日数も増えたので実質には金額以上の待遇アップになりました。
年収だけで幸せは判断できません。職場環境や人間関係も大きな問題になりますので無理をしないで頑張れる環境が見つかると良いですね。
お互いに頑張りましょう。
コメント
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