医療事務の採用を辞退する時のマナー。キャンセル連絡は早くしてね。

医療事務 キャンセル 医療事務についてアレコレ
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医療事務の採用をしていると採用決定内定後のキャンセルがあります。

求職者は並行して他院も求職活動をしているので仕方ない部分です。ぼくだって転職する時は複数の会社に並行して応募をしていました。

しかし、採用する病院側としては面接をして内定後の入職辞退はダメージが大きいです。採用活動を最初からやり直す必要があるからです。

これはとてもつらい。大変。

合格したい!!という気持ちはわかりますが、面接では並行して面接を受けている旨を伝えて欲しいです。せめて内定確認時には言ってほしいですね。

ぼくの働いている病院では、採用決定後に「正式に採用したいけど内定出してOK」みたいな確認電話もしています。それでも一定数の割合で内定後のキャンセルが発生してしまいます。

今日は医療事務の採用や内定を辞退する時のマナーについて書いておきたいと思います。

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内定を辞退する時に遠慮はいらない。必要なのはすぐ連絡すること。

内定を辞退することは仕方ない。

こればっかりは恋愛と同じでうまく行かないこともある。

出来ることならば面接時に他の病院の可能性もあることを伝えてほしいですが、合否に関係するかもしれない情報を答えたくない気持ちもわかります。

それよりも問題なのはダラダラと答えを出せずに引き延ばしてしまうこと。

先に内定が出たのであれば

「来週に他の病院で面接があるのでそれまで待ってもらえますか」

と交渉してみてください。

病院側としては採用したい人物なので基本的には待ちます。10日くらいなら問題ないです。1ヶ月後なんて言われると困りますが…。

最悪なパターンなのは

ありがとうございます。入職して精一杯頑張ります!!

と言いながらも転職活動を続ける人です。

内定後に辞退する時はすぐに連絡をしましょう。メールでも電話でも構いません。大事なのは早く連絡をすることです。

実際にドタキャンされて困った話。

キャンセルするにもタイミングがあります。面接後、内定後、雇入れ健診後、などなど。

採用活動も終わり入職手続きもほぼ完了して後は入職日を待つだけ。みたいなタイミングでしたがドタキャン。土壇場キャンセル。とても悲しい。

病院側には採用活動して多くの中から人を選ぶ権利があると同様に、求職者にも面接や企業情報を確認して選ぶ権利はあります。しかし社会人としてドタキャンしていい理由はありません

退職者の人員補充のために求人媒体へ広告を載せました。

ハローワークでは求めている人材と合致するような応募がなかったので大手求人媒体マイナビとかリクナビへ求人を掲載しました。

大手媒体に掲載すると多くの応募があります。

医療事務に限らず採用活動はとても大変です。

応募数だけで言ったら200名以上もありました。大手求人媒体の力って凄い。

でも有効応募となると…。

って感じでした。経験者採用だったのに未経験者の応募もあります。トラックの運転手経験20年みたいな人もいました。さずがに採用できません。

採用活動として病院側はエントリーシートを確認し面接の判断をします。OKならば面接の日程調整をし面接になります。面接後に会議を行い合否を決定して2次面接に進みます。

最終的に合格ならば入職の意思確認を行い受入準備をします。受入準備もそれなりにやることがあります。

必要な情報を収集してロッカーの手配や机の用意します。健康診断の予約やパソコンのIDも準備をします。入職者のスキルにあわせて教育スケジュールの計画も立てます。

一人採用するだけでこれだけのやることがあります。

ドタキャンって大人もやります。

そんな中、入職が決定していた人から辞退の連絡がありました。

経験者採用で期待していた人です。条件提示を行い入職意思を確認し合格通知を発送した後も転職活動を続けていたようです。

他にも良い条件の病院から内定をもらったので急遽辞退となったようです。

雇入健診も完了し医事課のメンバーに挨拶も完了していたタイミングです。「来週からよろしお願いします」って言っていたじゃないか!!。本当に入職寸前。

上記にも書いた通り複数の企業を検討する事は当然だと思います。

しかしその情報は言ってほしい。いまどき他の企業も検討しているのは当たり前です。合否の条件にはあてはまりません。

うまいこと交渉して待遇の材料にしても良いとさえ考えています。

しかし今回の場合は内定を受けて承諾したのです。入職書類等を提出するって事は入職する意思がある人がやることでしょう。ユニフォームの採寸まで行いました。新卒じゃないんです。

本日のまとめ

悔しいけど。

結果的にはドタキャンするような人は入職しなくて良かったんだと強がっておきます。他の人を採用するべく次に進みます。

このように内定後のキャンセルはとても病院側にとても負担を強いられます。なのでできれば内定後の辞退はやめてほしいです。

面接時にも他の病院の可能性があることはしっかり伝えましょう。内定時にも待ってくださいと言いましょう。

それでもキャンセルするならば早めに言ってくださいね。

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