医療事務の適正人数を算出したよ。コスト削減のためにできること。

医療事務適正人数医療事務の働き方
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医療事務の適正人数はどのくらいなんでしょうか。医師や看護師は施設基準で人数が定められています。なので病院側はその必要人数で運営をする指標になります。

100人あたり1名の医師を配置する。みたいなやつです。もちろん最低必要数なので5人でも10人でも採用してもOKですがそんな事しても賃金的に無理がきます。

しかし事務員については診療報酬や施設基準で人数が定められていません。これが事務員のブラック化につながっていると考えています。

経営者(理事長や院長)にとってみれば基準がないので最低限のスタッフで仕事をさせたい(賃金を抑えたい)と考えるのが普通です。

最初に10人で運用していればずっと10人が適正だと思われてしまいます。

しかしそれって本当に正しいのでしょうか?今日はそんな医療事務の適正人数について考えてみましたので書いてみたいと思います。

医療事務の適正人数。病院によって違うのが問題。

病院中で行う仕事は業務範囲が厳格に定められています。

  • 医師はここまで。
  • 看護師はここまで。
  • 介護士はここまで。
  • 技師はここまで。 って具合です。

これも事務員負担が増える問題のひとつですね。担当業務以外の仕事は事務員に回ってきます。病院によってはその仕事を担当するのが総務・医事・人事。どこがやる?みたいな中途半端な仕事もあります。

各部署の力量で仕事量が大きく変わる問題があります。主に役職者の力関係。

調整力があればいいのですが、多くの職場では簡単にはいかないでしょう。力の弱い?部署が雑務を多く引き受ける傾向にあります。

こうなってくると事務員の適性人数は病院ごとに調整するしかないんですよね。

ほんの
ほんの

適正人数は病院ごとに算出するしかない。今までと同じが正解とは限りませんね。

業務の割振りを簡素化して残業を減らしたいと考えました。

で、今日の本題。

ぼくの働いている病院の医療事務の人数は30名前後で推移してきました。

最初の頃は20名くらいでしたが30名まで増えています。これは正職員の採用が難しく非常勤スタッフで補っているので人数は増えていますが人月(常勤換算)では変更ありません。

でもそれって正しくないと考えました。

どう考えても仕事量に問題が出てきますからね。常勤職員1人と非常勤2人ではどっちが仕事できるのか。みたいな問題です。

本当は部長とか課長の仕事ですが、あまり興味がなさそうなので提案しました。

医療事務の仕事はどうしても給料が低いです。なので、人材を確保しようとしたら給料以外の待遇上げていく必要があります。

ほんの
ほんの

給料は低い。残業は多い。有給は取得できない。人間関係は悪い。そんな職場誰だって嫌です。

給料は低いけど、残業は少ない。有給は取得OK。人間関係良好。そんな職場にしたいと思います。働いている病院は変化の最中です。

自分だけ給料を増やすのはそんなに難しいことではありません。でも全体のベースアップは現在の立場では難しいです。残業は確実に減ってきています。

昔は全員平均で30時間程度でしたが、現在は全体平均は10時間以下です。これを確実に5時間以下までもっていきたいと考えています。

有給も昔は取得不可能だったらしいのですが、現在は月1回程度は取得しています。これを月1回以上まで増やしたいです。

なので目標としては、給料は低いけど、残業は少ない。有給は取得OK。人間関係良好。みたいな職場です。

目標を達成するには人が必要。だから採用!!とはならない

勤務表やシフト表を日々改良してはいるのですが、人が増えない限りはこれ以上の改良が難しくなってきました。新人を含め、現状のメンバーが急激に実力アップすれば別ですが…。

改善だけでは難しい部分がどうしても出てきます。

なので、採用だ!!とはいきません。職場には予算があります。医事課の独断で人(人件費=コスト)を増やす事は出来ないのです。

ほんの
ほんの

ではどうするかって?

書いた企画書の内容をちょっとだけ教えます。

ちなみにぼくの企画書の採用率は10%くらいです。1割通れば良い。企画書は通らないのが基本です。提出してないものを含めれば、今までに50枚以上書いてます。

最近はマシになりましたが、入社したばかりの新人時代は読んでもらえないことも多々ありました。でも新人だからこそ見える景色があるんですよね。

無理でも提案する事が大事です。

ぼくが職員採用のために書いた企画書について

現在、医事課は必要人員に対し1名のマイナスです。

人件費=コストとして30万円くらいが毎月余っているお金です。またシフトやら勤務表を工夫して残業代も減らしました。この分で毎月20万円分の人件費が削減されています。

合計50万円の人件費が使えるお金です。

正社員だと1名しか採用できないけど、非常勤(アルバイトやパート)なら4名は採用できます。

忙しい午前中に週3回程度働ける人を雇います。原則として扶養内で働くことを希望している主婦がターゲットになります。

午前中に4名増員できれば、残業時間が10時間以下になる予定です。1人5時間程度残業が減ります。金額にすると15万円くらいです。

本日のまとめ

「目的」は、医事課の給料以外の待遇を上げたい。

ここからスタートします。そのために余っているお金を使って4人の非常勤を採用すると、常勤の残業時間が10時間以下に抑えることができる。

40万円の非常勤の人件費コストを使い、常勤の残業代15万円を減らす。お金の面だけ見ると赤字ですが 「目的」の医事課の待遇をアップを考えるなら必要です。

残業も減るし、有給も取得できるようになります。

問題は採用活動がそこまでスムーズにいかないことになります。これは昨年度に採用担当として身にしみている部分になります。

簡単ではない問題ですが、できる範囲で最大限の結果が出るように改善を続けることが大事です。今までと同じようにやり続けることに意味はないです。

今までよりも状況が好転するように日々やって行きたいですね。

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