救急医療管理加算のコメントなどレセプト記載方法について。査定対策

医科診療点数(レセプト)
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今回は救急医療管理加算について書いてみましょう。

救急医療管理加算とは救急車で搬送された患者さんに対して特に救急な対応した場合を評価した加算になります。

救急車で病院に来るくらいなので重症な場合はそれだけ大変だろう。ならば急な患者さん対応したら点数はあげよう。

ということです。

この救急医療管理加算は加算1と加算2に分けられています。点数の多い加算1から少ない加算2に査定されるケースは意外と多いです。

レセプトでコメント対応すれば査定になる確率は減るのでしっかりと算定したいものです。

ぼくは誰も教えてくれる人がいなくて最初に算定したときに査定になりました。悲しい。

でもしっかりとコメントでレセプト記載すれば大丈夫だと後に知りました。嬉しい。

今日はそんなA205救急医療管理加算を算定するためのコメントやレセプト記載について書いておきたいと思います。

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救急医療管理加算とは救急医療を受け、緊急に入院を必要とする重症患者を受け入れた場合に算定できます。

お馴染みの診療点数早見表を確認しておきましょう。

ほんの
ほんの

長くて読解が難しいですが一応確認しましょう。

まずは点数です。

A205

1 救急医療管理加算1 1050点

2 救急医療管理加算2 420点

これは大きいですよね!!

救急医療管理加算1なら1日につき1050点を1週間算定できるのは大きいです。1050点×7日間=7350点です。

これはしっかり算定して病院の収益につなげたい!!

ほんの
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ではどんな時に算定できるのでしょうか。

救急医療管理加算は、地域における救急医療体制の計画的な整備のため、入院可能な診療応需の態勢を確保する保険医療機関であって、別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、当該態勢を確保している日に救急医療を受け、緊急に入院を必要とする重症患者として入院した患者(第1節の入院基本料(特別入院基本料等を含む。)又は第3節の特定入院料のうち、救急医療管理加算を算定できるものを現に算定している患者に限る。)について、当該患者の状態に従い、入院した日から起算して7日を限度として所定点数に加算する。

なんとなくわかるような難しいような文章ですね。

ほんの
ほんの

すごく簡単にまとめてみます。強引にまとめてみると以下のようになります。

  • 施設基準を満たす必要がある
  • 緊急に入院を必要とする重症患者
  • 1週間算定する事ができる

この3つだけになります。ここで難しいのは「重症患者」って部分です。

重症患者って曖昧ですよね。ではいったいどんな患者さんが重症な状態と言えるのでしょうか?

救急医療管理加算を算定するための重篤な状態とは?誰でも算定できそうですけど。

救急医療管理加算1の1050点を算定するには重症患者である必要があります。

ほんの
ほんの

しかし重症患者とはどんな症状なの?ググっても明確な情報は見つけられませんでした。

こうゆう曖昧さが医学的判断を引き起こす原因ですね。

でもぼくが考える救急医療管理は、加算2の420点を算定する患者さんはだいたい救急医療管理加算1の951050点でも通りそうな感じがしています。

いったいどこからどこまが重症患者の扱いになるのでしょう。

ほんの
ほんの

ぼくが考える重症な状態はこれ。

特に文言でも定められているものではありませんので、算定する病院の自己判断に任せられています。なので全部1050点でも算定は可能です。

実際にぼくの働いている病院では基本的に1050点を算定しており、こりゃないわな。というものは救急医療管理加算2を算定しています。

細かい数字はかけませんが75%以上は1050点の加算1を算定しています。

重症患者については診療点数早見表にも書いてあります。以下の症状である必要があります。

  • ア 吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態
  • イ 意識障害又は昏睡
  • ウ 呼吸不全又は心不全で重篤な状態
  • エ 急性薬物中毒
  • オ ショック
  • カ 重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
  • キ 広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷
  • ク 外傷、破傷風等で重篤な状態
  • ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又はt-PA療法を必要とする状態

査定にならないようにコメント対応しています

働いている病院で多いのは「ウ」呼吸不全又は心不全で重篤な状態になります。

高齢者住宅や特別養護老人ホームなど高齢者施設から救急車で来院するときはだいたい呼吸不全ですからね。

肺炎であれ入院時に酸素マスクをしていたら「ウ」呼吸不全又は心不全として救急医療管理加算を算定します。この場合は病名を呼吸不全として算定しています。

コメントでも「救急医療管理加算 ウ(呼吸不全)に該当」と入力しています。

大事なのはこのコメントを確実にレセプト記載することです。コメントが無いと

そんなに重篤では無いんじゃない

と判断されて(医学的判断)加算2に査定されました。かなしい。

なのでコメントは必須!必ずレセプト記載して余計な査定を減らしましょう。

本日のまとめ。

平成30年診療報酬改定で救急医療管理加算も大きく変わると考えていましたが大きな変更はありませんでした。

議論は多く出ていますけどね。具体的に上記の重症患者の定義がより明確化される可能性は今後十分にあるでしょう。救急医療管理加算1は基準を引き上げて増点になるかもしれません。

救急医療管理加算、総合入院体制加算などの見直し論議スタート—入院医療分科会(https://www.medwatch.jp/?p=16135

ほんの
ほんの

上記のような論議もありましたがまとまらなかったようですね。

査定になる病院が多いですが病名とコメントを確実に入れておけばOKです。急性期一般病棟は出来高病棟なのでコスト漏れの無いようにしっかりと勉強して算定するようにしていきます。

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