救急医療管理加算のコメントなどレセプト記載方法について。査定対策

医科診療点数(レセプト)

救急医療管理加算を算定しました。これは救急車で搬送された患者さんが特に救急な対応を評価した加算になります。

この救急医療管理加算は点数の多い加算1と少ない加算2があります。点数の多い加算1から少ない加算2に査定されるケースは意外と多いですね。

レセプトでコメント対応してしっかりと算定したいものです。

ぼくは誰も教えてくれる人がいないので最初に算定したときは査定になりました。でもしっかりとコメントでレセプト記載すれば大丈夫。

今日はそんなA205救急医療管理加算を算定するためのコメントやレセプト記載について書いておきたいと思います。

A205救急医療管理加算とは?

まいどお馴染みの診療点数早見表を確認しておきましょう。長くて読解が難しいですが一応確認しましょう。

まずは点数です。

1 救急医療管理加算1 900点

2 救急医療管理加算2 300点

これは大きいですよね。救急医療管理加算1なら1日につき900点を1週間算定できるのは大きいです。900点×7日間=6300点です。

これはしっかり算定して病院の収益につなげたい!!

ではどんな時に算定できるのでしょうか。

救急医療管理加算は、地域における救急医療体制の計画的な整備のため、入院可能な診療応需の態勢を確保する保険医療機関であって、別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、当該態勢を確保している日に救急医療を受け、緊急に入院を必要とする重症患者として入院した患者(第1節の入院基本料(特別入院基本料等を含む。)又は第3節の特定入院料のうち、救急医療管理加算を算定できるものを現に算定している患者に限る。)について、当該患者の状態に従い、入院した日から起算して7日を限度として所定点数に加算する。

なんとなくわかるような難しいような文章ですね。

ほんの
ほんの

すごく簡単にまとめてみます。強引にまとめてみると以下のようになります。

  • 施設基準を満たす必要がある
  • 緊急に入院を必要とする重症患者
  • 1週間算定する事ができる

この3つだけになります。ここで難しいのは「重症患者」って部分です。重症患者って曖昧ですよね。

ではいったいどんな患者さんが重症な状態と言えるのでしょうか?

重篤な状態ってなに?誰でも算定できそうですけど。

救急医療管理加算1の900点を算定するには重症患者である必要がありますが、重症患者ってどんな症状なんでしょう。ググっても明確な情報は見つけられませんでした。

でも僕が考えるに救急医療管理加算2の300点を算定する患者さんはだいたい救急医療管理加算1の900点でも通りそうな感じがしています。

いったいどこからどこまが重症患者の扱いになるのでしょう。

ほんの
ほんの

ぼくが考える重症な状態はこれ。

特に文言でも定められているものではありませんので、算定する病院の自己判断に任せられています。なので全部900点でも算定は可能です。

実際にぼくの働いている病院では基本的に900点を算定しておりこりゃないわな。というものは救急医療管理加算2を算定しています。

細かい数字はかけませんが75%以上は900点の加算1を算定しています。

重症患者については診療点数早見表にも書いてあります。以下の症状である必要があります。

  • ア 吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態
  • イ 意識障害又は昏睡
  • ウ 呼吸不全又は心不全で重篤な状態
  • エ 急性薬物中毒
  • オ ショック
  • カ 重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
  • キ 広範囲熱傷
  • ク 外傷、破傷風等で重篤な状態
  • ケ 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又はt-PA療法を必要とする状態

査定にならないようにコメント対応しています

働いている病院で多いのはウ呼吸不全又は心不全で重篤な状態になります。高齢者住宅や老人ホームから救急車で来院するときはだいたい呼吸不全ですからね。

肺炎であれ入院時に酸素マスクをしていたらウ呼吸不全又は心不全であることが多いです。

この場合は病名を呼吸不全として算定しています。コメントでも「救急医療管理加算 ウ(呼吸不全)に該当」みたいな感じで入力しています。

大事なのはこのコメントでレセプト記載することです。これが無いとそんなに重篤では無いんじゃないかと加算2に査定されました。かなしい。

なのでコメントは必須!必ずレセプト記載して余計な査定を減らしましょう。

平成30年診療報酬改定ではこうなる。本日のまとめ。

平成30年診療報酬改定で救急医療管理加算も大きく変わるでしょうね。議論もいろいろと進んでいます。具体的には上記の重症患者の定義がより明確化されるでしょう。

本体部分は増点なので救急医療管理加算1は基準を引き上げて増点になるかもしれません。

救急医療管理加算、総合入院体制加算などの見直し論議スタート—入院医療分科会

ググってみると査定になる病院が多いみたいなのでドキドキしますが病名もついているしコメントも入れたので大丈夫でしょう。

一般病棟は出来高病棟なのでコスト漏れの無いようにしっかりと勉強して算定するようにしていきます。

平成30年の診療報酬改定では大きな変更はありませんでした。

2018年10月追記。

ぼくの予想に反して特に変更はありませんでした。重症患者さんの明確な区分けもありません。なので継続して900点の加算1を算定している次第でございます。

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