D023-10【MAC核酸検出】が査定!!レセプト注意事項や適応病名について

D第3部 検査

D023微生物核酸同定・定量検査の10マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出(421点)が査定でした。以下MAC核酸検出。

このMAC核酸検出の検査にはいろいろ難しい条件が重なりますね。他の病院ではどうやって算定しているんでしょうか。

検査結果が出るのに1ヶ月くらい時間が必要でもあります。

今日はそんなMAC核酸検出についてレセプトの注意事項や算定方法について書いておきます。

D023-10【MAC核酸検出】の算定方法について。結核菌が陰性の場合に算定できます。

まずは診療報酬早見表を確認しておきましょう。

D023 微生物核酸同定・定量検査

10 マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出 421点

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ア 「10」のマイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出は、 他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定できる

この解釈が難しい。もっと簡単に書いて欲しいですねw

ここでは算定するためには2つの条件が出てきました。

  1. 他の結核検査を実施していること
  2. その検査結果で結核菌が陰性であること

これらを満たせばMAC核酸検出を算定することができます。

他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定できる。つまり必要病名は結核の疑い(結核菌が陰性である)になります。

他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定できる。とは?査定内容。

この解釈が間違えていたので査定になりました。

そもそも結核と非結核性抗酸菌症が違うものだと思っていました。だって、結核性って書いてありますからね。

査定された内容とはレセプト病名が

  • 非結核性抗酸菌症 2ヶ月前確定病名
  • 結核の疑い    当月疑い病名

となっていました。でもここが落とし穴でした。

非結核性抗酸菌症は広い意味では結核と同じになるそうです。

つまり今回の場合は抗酸菌(非結核性抗酸菌症)の病名が確定している患者さんでしたのでMAC核酸検出が査定になりました。

他の検査については結核を調べる検査であればなんでもOKです。ぼくの働いている病院では

9 結核菌群核酸検出

などを実施しています。

MAC核酸検出の検査はどのタイミングで算定している?

このMAC核酸検出は検査結果が出るまでに時間がかかります。患者さんの忘れたころに結果が届くようになります。

これは検査の特性上仕方ないですけどね。

もともとはルール通りに他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定していました。

でもこの確認作業までの時間が長いので患者さんも忘れたことに請求されるので、こちらの説明する時間も必要でした。

なので、今では抗酸菌の検査を実施した時にほかの検査と同じ日に算定するようにしています。そして万が一結果が陽性だった時は返金をするようにしました。

抗酸菌同定と併せて実施された場合にあっては、主なもののみ算定する。

と書いてありますのでダメかもしれませんけどね。

今のところ査定にはなりません。

【追記】

山口県医師会の会報がアップされていました。http://www.yamaguchi.med.or.jp/wp-content/uploads/2018/03/H30-3-7.pdf

MAC は通知上、「他の検査により結核菌が陰性であることが確認された場合のみに算定できる。」となっているが、以前(約 6 か月以内)、結核菌が陰性であることがすでに確認できている場合であっても、毎回、結核の PCR(結核菌群核酸検出)を行う必要があるか。

〔関連記事〕「山口県医師会報」平成 20 年 8 月号・社保国保審査委員連絡委員会

既に非結核性抗酸菌症(MAC)の治療中であることがレセプト上で確認できる場合は、再度の結核菌検査及び結核菌が陰性であった旨の注記は必要とせず、MAC核酸検査の算定を認める。

本日のまとめ

MAC核酸検出の検査は難しいですね。

ぼくの働いている病院くらいの規模ではそもそも結核の患者さんもそんなに多いわけではありません。なので余計に混乱してしまうことになります。

上記に書いたレセプト注意事項の他には月に2回算定していたり古い疑い病名のままだったりと基本的なところに注意すれば査定は減っていくでしょう。

結核が確定している患者さんに対しては自己負担が5%になります。あわせて確認しておきましょう。

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