【甲状腺検査の検査】TSH、T3、T4の月2回は過剰で査定です。レセプト点検。

D 第3部 検査

甲状腺検査TSHの査定がありました。甲状腺検査TSHに限らず上限が定められていない検査の過剰で査定は多くあります。いわゆる医学的判断ってやつです。

甲状腺の検査で多く行われるのはTSH、FT3、FT4などがあります。とくにTSHはスクリーニング的にも行われる検査です。内科系の医療事務なら一度は見たことがある検査ですね。

医療事務資格の勉強をしているときにも講座のテキストに出てくるくら一般的な検査項目になります。しかし、そんな多く実施される検査であるので査定になることも多いです。

レントゲン検査なんかと同じですね。一般的であるがために審査期間としてはツッコミがしやすいのでしょう。今日はそんな甲状腺の査定に査定がありましたので書いておきます。

今回の査定には納得できない!!!

査定や返戻は納得できるものとできないものがあります。

納得できる査定と言うのは、診療点数早見表に掲載されているにも関わらずこちらがそのルールを間違った時などです。薬剤に対する病名が無かった時なども納得ができます。

あぁ仕方ないな。こっちが悪い。間違えました。すいませんってやつです。

しかし中には納得ができない査定や返戻もあります。今回の場合は納得ができない査定でした。

どうして?意味がわからない!!キィー。ってやつです。

甲状腺の検査検査について

甲状腺の疾患を調べる検査はいくつかありますが代表的なものにTSH・FT3・FT4などがあります。基本的な採血項目なのでどこの病院でも多く実施している検査だと思います。

D008内分泌学的検査に該当する検査になります。詳しくは診療点数早見表を確認しておきましょう。

9 甲状腺刺激ホルモン(TSH) 107点

14 遊離サイロキシン(FT4)、遊離トリヨードサイロニン(FT3) 130点

診療点数早見表を確認しても特段注意すべき文言は確認できません。

なので今回の査定内容にある「月2回の実施」で査定されるようなことはないんです。

甲状腺検査TSHの月2回は過剰で査定になる。

今月の査定は甲状腺検査TSHを月2回実施していたための査定になります。検査実施日は2日と30日です。このうち1日分が査定となりました。

でもね、検査実施日は2日と30日なんですよ。28日分の処方をしていたら薬が無くなります。4週間後になるので当然です。

納得ができないので社会保険支払基金と国保連合会に確認しました。すると回答としては「月に2回の甲状腺検査TSHは医学的に判断し査定とした」と言われました。

でたー!医学的判断。

レセプトをまたぐとバレないからOK。現在のレセプト審査の能力であれば2月27日に実施し3月5日にも実施した場合は査定になりません(実験済み)

これって不思議ですよね。月が変更すれば1週間に2回を実施しても査定にならないのにレセプトで見える範囲だと28日間間隔でも査定になります。

まぁ下手に突っ込むと月またぎも査定にされそうなので了解しましたとしました。

レセプト病名は甲状腺機能亢進症でOKです。

甲状腺機能異常でもOKです。検査なので疑い病名でもOKです。レセプト病名の開始日と検査日に大きな差があると突っ込まれる可能性もあるので疑い病名をつけるときは検査日と揃えておきましょう。

そして同月内に2回を実施していたら査定になる可能性は非常に高いですが、症状詳記やコメントで2回実施する必要性について書いておきましょう(それでも査定になりました)

ルールの定められていない医学的判断については審査医師によって判断が大きくかわります。おかしな話ですけどね。

車のルールは日本全国で同じなんですけどね。北海道でOKなのに沖縄ではNGなんてことがあったら困りますからね。アメリカのように州で免許を発行する必要がある。

なので病院の所在地によって違いがあるのでOKな病院もあるでしょう。羨ましい。

本日のまとめ。

同月内に2回の甲状腺検査TSHを実施する時は簡単な詳記をつけて対応する事にしました。

このような検査の査定は多くあります。いちいちレセプトで判断するのも大変なので本当であれば4週間越えているならOKとして欲しいです。

どう考えても月またぎなら1週間でもOKで、同月ないだと28日でも査定になるのは間違っていますからね。ルールをしっかり定めないのでこのような医学的判断によるなんとも言えない査定が増えるんですよね。

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