大腸ハルトマン手術を算定したので術式やレセプトについて。

K第10部 手術

外科の医師が働いている病院で新しい手術をはじめました。その名もハルトマン手術です。

はじめて算定する手術は不明点をオペ室の看護師や医師に質問をして教えてもらいます。

そもそも患者さんのカルテに「ハルトマン手術」と記載があってハルトマン?なんだそれ?知らないな。ピンチ!!となりました。

ぼくの少ない医療知識ではハルトマンと言えば点滴薬剤。無知って怖いですね。大変でした。

今日はそんなハルトマン手術について医療事務として知っておいた方がいい内容について書いておきたいと思います。

ハルトマン手術の算定方法。レセプトでの術式Kコードについて

まず医療事務として必要な情報としてはハルトマン手術の算定方法ですよね。レセプトで使用するKコードがわからないと正確な算定をすることもできません。

しかし診療点数早見表を確認してもハルトマン手術の記載はありません。こまった!

そうなんです。ハルトマン手術は診療点数早見表には記載がないんですよ。

ほんの
ほんの

なのでぼくが正解を書いておきます。

ハルトマン手術はK740直腸切除術のことを言います。ちなみにK7404直腸切断術はマイルズ手術と言います。これ大事なポイントです。

  • K740  直腸切除 ハルトマン手術
  • K740 4直腸切断 マイルズ手術
ハルトマン手術はK740直腸切除術のこと

以下でもう少し詳しく書いてみます。

K740直腸切除術について

直腸切除術は3つに分類されているので診療点数早見表を確認しておきましょう。

K740 直腸切除・切断術

1 切除術      42,850点
2 低位前方切除術  66,300点
3 超低位前方切除術 69,840点
4 切断術      77,120点

低位前方切除と超低位前方切除術における低位とは肛門に近いかどうかってところになります。肛門に近ければ近いほど高点数になります。

今回算定したのは2低位前方切除術66,300点になります。算定しても査定も返戻もありませんでした。

具体的には

腹膜反転部より上で腸をつなぎあわせるのを高位前方切除術、腹膜反転部より下でつなぎ合わせるのを低位前方切除術といいます。

高野病院HPより

大腸がんの治療(手術)|高野病院
高野病院では、大腸肛門疾患の専門病院として、皆様に常に最良の医療を提供することを目指し、病気の診断・治療はもとより、疾患の予防・アフターケアにも力を注いでおります。

ハルトマン手術とはなんだ?

ぼくたちは医療事務なので細かい部分まで知っておく必要はありませんので、すごく簡単に書いてしまえば肛門を残しながら直腸を切除して人工肛門(ストーマ)を作成する手術です

なんで肛門を残す必要があるのか?

残しておくメリットは?

などの詳しい話は医療事務にはそこまで必要じゃありません。もちろん知らないよりは知っておいた方がいいけど。

外科の手術は難しいですね。

ぼくの働いている病院は外科の手術もたくさん行われます。ヘルニアやポリペグなどの短期滞在手術や胆嚢手術など比較的短期間で退院できる手術が多いです。

大腸がんに対しても結腸切除術などは多くの手術を行います。

整形外科の手術は毎日のように実施するのでだいぶ慣れてきましたが外科で高得点の手術がくるとドキドキしてしまいます。手術だけで66000点ですからね。66万円!高額!!

返戻や査定にならないようにもう一度レセプトを送る前にチェックしておきたいと思います。

ちなみに【複】の手術になりますので他の手術も算定できる可能性があります。

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