ギプスシーネとシーネ固定は似ているけど全然違うから要注意。

J 第9部 処置

全国の医療事務のみなさまレセプト点検お疲れ様です。僕も絶賛レセプト点検中でございます。

今日は外来レセプト点検をしている後輩から質問があった内容を書いておきたいと思います。ギプスシーネとシーネ固定って似ている名前だけど全然違うので注意しましょうって話です。

ギプスシーネとシーネ固定は似ているけど全然違うから要注意。

僕も数年前に間違えたことがありますのでその時に覚えました。結論から書くとレセプトや算定はこうなります。

  • ギプスシーネ:ギプス料で算定
  • シーネ固定 :創傷処置+材料(副木)で算定

手関節の骨折なんかだと点数が全然違ってきます。シーネと言う単語が入っているので間違えやすいのですがシーネって日本語にすると副木ですからね。

副木固定って書いてあれば後輩も迷う事は無かったのかもしれません。

J122ギプス料とシーネ固定について

診療点数早見表を確認しておきましょう。

J122 四肢ギプス包帯

J122 四肢ギプス包帯

  1. 鼻ギプス          310点
  2. 手指及び手、足(片側)   490点
  3. 半肢(片側)        780点
  4. 内反足矯正ギプス包帯(片側)1140点
  5. 上肢、下肢(片側)     1,200点
  6. 体幹から四肢にわたるギプス包帯(片側)1,840点

ぼくは6番の1840点のギプスは算定したことはありません。

ちなみにギプス包帯とギプス シーネは同じ点数になります。通則の(5)に書いてあります。

通則

(5) ギプスシーネは、ギプス包帯の点数(ギプス包帯をギプスシャーレとして切割使用した場合の各区分の所定点数の100分の20に相当する点数を算定する場合を除く。)により算定する。

副木

厚労省のPDFです。診療点数早見表の後ろの方にも載っています。

特定保険医療材料及びその材料価格

問題は商品名と償還名が違うことなんですよね。

これは医事会計システムのマスタと実際に使用している商品名をリンクさせておく必要があります。

アルフェンスシーネといっても様々な商品があるので実際に使用しているのはどの算定でいいのか確認しておきましょう。

電子カルテでも紙カルテでも判断するのは難しいですね。

僕の働いている病院では紙カルテを採用していますが、外来診療に関する計算はコスト伝票のみで行っています。

基本的には患者さんへお会計を作成するときにカルテを確認することはありません。なのでコスト伝票を信じて請求書を作成しています。

コスト伝票に「シーネ」とだけ書いてあると困ります。

医事課スタッフがある程度の経験年数がある人であれば前回の診療内容や病名などからある程度の判断はできますが、新人だとシーネ=ギプスシーネだと勘違いしてしまうこともあります。

院内フローによるミスの発生し得るポイントですね。

電子カルテだと医師や看護師がコストに関する入力を行いますので、間違えたまま請求する事はあるでしょうね。

本日のまとめ

ここまで書きましたが、病院や医師によっては考え方が違う場合もあります。

大事なのは患者さんへ正しい請求を素早く行うことなので医師や看護師にはコストの入力方法を説明してギプスシーネなのかシーネ固定なのか明確にしてもらえると良いですね。

僕の働いている病院ではコスト伝票自体を別のものに変更しました。今までは同じ伝票のなかに

  • ギプス包帯
  • ギプスシーネ
  • ギプスシャーレ
  • シーネ固定(副木)
  • 包帯固定

みたいな感じでチェックをつけるタイプでしたが、診察室での間違いが多いことからシーネ固定だけは別の伝票を使用する事にしました。

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