内視鏡検査におけるアネキセート。入院では査定です。外来では算定可能になります。不思議ですね。その理由について。

D 第3部 検査

今月の査定を確認していたところ一般病棟でアネキセートの査定がありました。

そうです。あの内視鏡検査でよく使用されるアネキセートです。入院では査定対象なんですが知らなかったんですよね。外来での内視鏡検査では普通に算定ができるものになります。

なぜ、入院では算定がNGで外来では算定が可能なのでしょうか?

今日はそんな内視鏡検査におけるアネキセートについて勉強したので書いておきます。

アネキセートが入院では査定になります。算定をしないように注意しましょう。理由について

つい最近まで入院でアネキセートが査定対象だって言うことを知りませんでした。

外来ではOKだし地域包括ケアシステム病棟などの包括病棟で検査は算定できませんからね。あまり目に触れる機会がありませんでした。

ぼくの働いている病院では内視鏡検査だけなら外来で実施すること多いです。

入院では大きな手術以外ではポリペグ(大腸ポリープ切除術)が圧倒的に多いので短手3(短期滞在手術等基本料3)になります。

そうなると薬剤は算定不可なので査定対象外になります。

レセプトチェックシステムのカスタマイズの行えていませんでした。NG設定を行っていませんでした。くやしい!!

で、内視鏡検査におけるアネキセートが入院で査定になる理由ですが、これはアネキセートの添付文書を確認すれば解決します。

【アネキセートの添付文書】

覚醒させることが必要と判断される場合に算定可能

と書いてあります。

アネキセートは主に内視鏡検査時に使用される薬剤で睡眠導入剤や麻酔から回復させる目的で使用されます。

外来では内視鏡検査を行った患者さんは帰宅する必要がありますよね。なので、外来での内視鏡検査では覚醒させるために使用OKとされています。

しかし入院では帰宅させる必要がありません。

アネキセートを使用して覚醒させる必要性がありません。まだ入院中なので運転することもありません、安静にするだけでOKです。なので、入院でアネキセートは査定対象になります。

たとえ査定になろうとも医師はアネキセートの使用を続けるでしょう。

これはぼくの働いている病院に限らず医師の中にはこだわりが強い医師がいます。

そんな医師に対しては入院では算定ができないので使用しないでほしいと伝えましたが、まぁ無理でしたねw

医師にとっては医事や診療報酬の細かいルールよりも自分の診療内容を優先させてしまう人が多いのも事実です。なので、そんな時は算定はできないので諦めることにしました。

どうせレセプトではNGですからね。

患者さんには使用しているので病院的にはもったいない感じですけど。

医療事務の大事な仕事!同じ査定を繰り返さないために仕組みを作ろう。

今回のアネキセート査定は過去に同じものがありました。

当時の担当者であれば覚えていたかもしれません。査定直後は勉強会などで共通認識をしていたのかもしれません。

でも人は忘れますからね。

査定をしてしまうことが問題なのではではありません。同じ査定を繰り返してしまうことが問題なのです。

同じ間違えを繰り返さない方法を考えることが大事です。

病院によってその対応策は変わります。ダブルチェックをする。みたいな超アナログの方法を採用するところもあるでしょう。

ぼくが行った対応策は医事会計システムで入院時には算定できないような設定をすることです。誰も入力することができないので査定になる可能性はゼロです。

しかし、何らかの理由で入力が必要になる事があるかもしれません。

そんな時はレセプトチェックシステムで入院患者さんがアネキセートを使用していたらアラームが出るようにしておけば担当者が変更になった時も同じチェックをすることができます。

それぞれの病院のシステム担当と相談してみると解決できるかもしれませんね。

本日のまとめ

  • アネキセートは外来で者は算定可能
  • 入院では覚醒させる必要性がないので査定対象
  • レセプトチェックシステムに設定すれば同じ査定はなくなります。

日々勉強していきます。

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