面接ラッシュも落ち着いてきました。無事に規定の採用人数に達しましたのでとりあえず安心です。
医療事務や病院事務で退職者が発生するとその補充が必要になります。多くの病院では定数を定めているので1名退職すれば1名補充するようになります。
ぼくの職場でも様々な理由で退職者が3名発生したのでその補充のために面接官として採用活動を行いました。
これまでにも多くの就職希望者と面接を行ってきました。
採用担当としては採用して終わりではなく入職してから教育する必要もあります。入職者が一人前になるまで教育期間がありますので教育担当として頑張りどころです。
面接官をしていると「この人は良いな!」と感じたり「こりゃダメだ!」となるような場面が多くあります。
これってちょっともったいない。
少しの準備をするだけで面接官に注目されて合格までいけるような人もいるでしょう。
今日は面接官として実感している3つのことを書いておきたいと思います。医療事務病院事務として合格したいと考えている人に役立つとうれしいです。
それではいってみましょう!!
もったいない!と感じる応募者が大多数です。
多くの面接を行なってきました。
感想としては、大部分の人は「面接のための面接をやっているだけ」なんですよね。正直もったいないなぁ。と感じながら面接をしていました。
履歴書や職務経歴書で違いを出せる人はそれだけで面接のネタがあるのでいいのですが、普通の人はそんなことはありませんね。
面接も退屈なものになります。「志望動機は?」みたいな基本的な質問をしては、どこかで聞いたような回答があるだけです。
短い時間で採用の否決を決めるゲームなのに殻に閉じこもっている。
どれだけ医療事務の能力があるのかは事前のペーパーテストと職務経歴で把握できます。
面接官が知りたいのはそこじゃない!!
こうすれば面接はもっとうまくいく。
本当は基本な部分ですが、多くの面接者が行なっていなかったこと(他者と差別化ができる)を書いておきます。
これだけやれば上位3割に入ったも当然です!
だって大部分の人は基本的なことさえやってこないです。
それは以下の通りです。
- 病院のホームページに書いている基本情報くらいはインプットしておこう。
- この病院に入りたい!って気持ちを十分にアピールしよう。
- 病院や医療事務の欠点を発見して追求してみよう。
病院のホームページに書いている基本情報くらいはインプットしておこう。
病院について勉強してきた人はほとんどいませんでした。
転職をしようとしている病院は、
- どのくらいの規模
- どのような診療科
- 病院の歴史は
- 医院長の名前
- 理念
などなど。
基本情報はホームページに掲載されているので事前にインプットが可能です。掲載されている情報を確認するだけで印象は大きく違ってきます。
例えば、
外来患者さんは500人程度と記載がありましたが何人で受付窓口を行っているのですか?
とか、
月間のレセプト件数は外来患者数から推測すると5000件程度だと思いますがどのように点検していますか?
みたいな質問はいくらでもできます。
こんなこと質問してきたら「お!」となります。
この病院に入りたい!って気持ちを十分にアピールしよう。
正直な気持ちはどうでもいいんです。
自宅から近いから・正社員の募集だったから・今の仕事はとりあえず辞めたいからこんな気持ちが正直なところでしょう。
だって地元の中規模病院の医療事務ですからね。一部上場企業でもありませんし有名企業でもありません。
そんなところに是が非でも入職したい!って人はなかなかいません。そんなのはこっちだって重々承知です。
でもこれは面接と言うゲームなんです!!!
短い時間の中でどれだけ企業にアピールできるかの勝負なんです。多くの応募者のなかから採用をつかみ取らないといけないのです。
新卒採用のようなキラキラ感は不要ですがこの病院で働きたい!って気持ちはアピールしていいと思います。こいつ本当にうちで働きたいのか?って思われる人も多かったです。
病院や医療事務の欠点を発見して追求してみよう。
最後はちょっと難しいです。それは欠点や問題点を指摘して解決方法まで提案してみる。と言う方法です。
これが出来ればもう合格は間違いなしです。今回の面接ラッシュの中で1人だけいました。即採用をお願いしたのですがタッチの差で他の病院へ決定しました。
悔しい!!
応募から面接までに病院と連絡することや、実際に診察に罹ったかもしれません。そんな時、病院の欠点を目にすると思います。どんな企業だって100点満点ということはありませんから。
患者さんの待ち時間が非常に長いことが問題だと思います。
若い人も多い病院なので患者満足度向上のために無料Wi-Fiを飛ばしたらどうでしょうか?とか、電話対応のレベルが個人差があると感じました。均一化するために勉強会を実施したことがあるので採用とは関係なしにお手伝いしましょうか?
なんて言われたら面接官としては「この人ほしい!」ってなります。問題を発見して解決まで出来る能力がある人はどんな企業でも必須でしょう。