外来迅速検体検査加算の算定方法。対象検査一覧になります。

外来迅速検体検査加算の算定方法について書いてみたいと思います。

外来迅速検体検査加算とは対象の検査に対し、検査結果を当日に説明し文章で渡した場合に算定できるものになります。

つまり迅速に検査結果を出すことによる点数配分ということになります。

1日につき5つの項目を限度にして算定することができます。1項目で10点なので50点が上限です。

最近は電子カルテの設定で自動算定する病院も多いと思いますが内容についてもしっかりと確認しておきましょう。

外来迅速検体検査加算が算定できる対象検査について

以下の検査を院内で検査結果を出して当日中に文書による説明を行なっていたら5項目を上限に算定することができます。

全部で42項目もありますので全部を覚えるのは難しいでしょう。ぼくにはできませんw

なのでこんな検査項目が対象だったなぁー。くらいでいいと思います。算定するときに再度確認しましょう。

尿検査

  • D000:尿中一般物質定性半定量検査
  • D002:尿沈渣(鏡検法)

糞便検査

  • D003:糞便検査「7」糞便中ヘモグロビン

血液学検査

  • D005:血液形態・機能検査
    「1」赤血球沈降速度測定(ESR※院内で行った場合に算定)、「5」末梢血液一般検査
    「9」ヘモグロビンA1c(HbA1c)
  • D006:出血・凝固検査
    「2」プロトロンビン時間(PT)、「11」フィブリン・フィブリノゲン分解産物(FDP)定性・半定量・定量、「20」Dダイマー

生化学的検査(1)

  • D007:血液化学検査
    「1」総ビリルビン、総蛋白、アルブミン、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、アルカリホスファターゼ(ALP)、コリンエステラーゼ(ChE)、γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GT)、中性脂肪、ナトリウム及びクロール、カリウム、カルシウム、グルコース、乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)、クレアチンキナーゼ(CK)、

    「3」HDL-コレステロール、総コレステロール、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、

    「4」LDL-コレステロール、

    「18」グリコアルブミン

生化学的検査(2)

  • D008:内分泌学的検査
    「9」甲状腺刺激ホルモン(TSH)、
    「15」遊離サイロキシン(FT4)、遊離トリヨードサイロニン(FT3)
  • D009:腫瘍マーカー
    「2」癌胎児性抗原(CEA)、
    「3」α-フェトプロテイン(AFP)、
    「6」前立腺特異抗原(PSA)、CA19-9

免疫学検査

  • D015:血漿蛋白免疫学的検査
    「1」C反応性蛋白(CRP)

微生物学的検査

  • D017:排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査
    「3」その他のもの

その他、算定するにあたっての注意事項。こんな時は算定できません。

診療点数早見表の事務連絡にも書いてありますが、以下のような注意点があります。

同日内に結果が出るものと出ないものが混在する場合は、全ての対象項目について算定不可となる。

これは外来迅速検体検査加算が算定できる項目を算定する時は結果が全て出ないとダメですよ。ということが書いてあります。

例えば対象検査である。

D000:尿中一般物質定性半定量検査
D002:尿沈渣(鏡検法)
D003:糞便検査「7」糞便中ヘモグロビン

を算定したときには全部の検査について結果を出さないといけません

上記の場合で言えばD000:尿中一般物質定性半定量検査だけを当日に結果を出したからといって算定してはいけません。

また、同時に実施した算定対象外の検査の結果は後日でもOKになります。

時間外緊急院内検査加算を算定した場合、迅速加算は算定できない

同じ急いで検査結果を出すためのものになりますので、合わせて算定することができません。

時間外緊急院内検査加算については過去に書いたことがありますので、合わせて参照してください。

時間外緊急院内検査加算とインフルエンザ検査。算定できず。
時間外緊急院内検査加算とは時間外に受診した患者さんに対して検体検査を行った場合に200点を算定できる加算です。 診療時間外に検査をしたんだから特別に多くの点数を算定していいよ。ってことです。なので時間外に検体検査を行った場合には必ず算定するようにしましょう。 でも一つだけ注意点があって、...
時間外緊急院内画像診断加算と他の医療機関で撮影したフィルム等についての診断料
時間外緊急院内画像診断加算は時間外(休日や夜間)診療時間帯に緊急でレントゲンなどの画像診断を実施した時に110点を算定できるものです。 最近の病院はレセプトコンピューター(医事コン)で自動的に加算を行ってくれるのであまり気にしないでも算定が可能です。 ぼくの働いている病院でも時間外診療の...

そのほかの注意事項。

  • 説明するための用紙について指定はありません。検査結果がわかり、説明を行うのにふさわければOKです。
  • 5項目以上算定しても、5項目を限度(50点)に算定する。
  • 生化学1の検査はたくさんあり点数的にはまるめだが、外来迅速検体検査加算については個別に数える。
  • 検査自体は院内院外を問わないです。算定要件は当日中に結果結果を出すというところ。
  • 複数診療科をまたいでも1日あたり5項目までは算定することが可能です。

これくらいですかね。

その他細かい部分は診療点数早見表を参照しましょう。

本日のまとめ

外来迅速検体検査加算は多くの患者さんで算定できる項目になります。

細かい点数になりますが外来診療を多く行なっている病院であれば塵も積もれば山となるです。300人に対し50点を算定すれば15,000点ですからね。

15万円です!大きい!!

算定するには細かいルールがあるのでしっかりと確認をしておき不必要は査定や返戻にならないように注意していきましょう。