厚労省から新型コロナウイルス感染症患者 (中等症・重症患者)への 診療報酬における対応が発表されたよ。今後の動向。

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詳しくは厚労省サイトを確認するようにして欲しいのですが、中央社会保険医療協議会 総会(第455回)で決定され、本日2020年4月18日より新型コロナウイルス感染症に対応する医療機関に向けて診療報酬を引き上げました。

中央社会保険医療協議会 総会(第455回) 議事次第(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo_128154.html

具体的には重症や中等症の患者を受け入れた医療機関に支払われる診療報酬について特例的に引き上げになります。クリニックなどの小規模な病院でも院内トリアージ実施料を算定できるので一定の効果はありそうです。

そもそもコロナ疑いの患者さんを診察するべきではないと思いますが…。

今回の背景には医療従事者の処遇を改善するために引き上げたものです。

厚労省が考えるコロナウイルスを受け入れる病院と実際の大病院での対応に大きな差があるので実際問題は大きな引き上げをできる病院ばかりではないと思いますが、それでも最前線でコロナ受け入れを行なっている病院には大きな配分になります。

算定項目について。「ECMO」人工心肺装置や人工呼吸器が必要な「ICU」集中治療室に入院した重症患者は大きな増点。

大事な部分なのでそのまま引用します。

1.重症の新型コロナウイルス感染症患者の治療に係る評価
● ECMO(体外式心肺補助)や人工呼吸器(持続陽圧呼吸法(CPAP)等を含む。)による管理等、呼吸器を中心とした多
臓器不全に対する管理を要する患者への診療の評価が必要
→ 特定集中治療室管理料等を算定する病棟に入院している重症の新型コロナウイルス感染症患者(※ECMOや 人工呼吸器による管理等を要する患者)に対する治療への評価を2倍に引き上げることとする。
→ また、特定の患者については、より長期間高い評価とする。
2.患者の重症化等を防ぐための管理及び医療従事者の感染リスクを伴う診療の評価
● 中等症以上の患者(※酸素療法が必要な患者を想定)の重症化や、他の患者及び医療従事者への感染を防ぐことが必要
→ 中等症以上の新型コロナウイルス感染症患者については、救急医療管理加算の2倍相当(1,900点)の加算 を算定できることとする。
● 医療従事者の感染リスクを伴う診療の評価が必要
→ 人員配置に応じて、追加的に二類感染症患者入院診療加算に相当する加算を算定できることとする。
3.新型コロナウイルス感染症患者の受入れに伴い必要な手続き等への柔軟な対応
● 通常の入院医療とは異なる体制を、それぞれの患者の状態や、医療機関全体での受入体制を臨機応変に整え ることが必要
→ ハイケアユニット入院医療管理料等について、同等の人員配置とした病床において、簡易な報告により、 入院料を算定することができることとする。
→ 救命救急入院料について、通常は、院内からの転棟の場合は算定できないが、患者の同意を得た上で、入 院経路を問わず算定できることとする。

そのほかの算定については厚労省のページを参照してください。

今回の方針で考えられる今後の展開。感染症が増え続け一般病院まで受け入れの対象になる。

厚労省は4月の現段階では医療崩壊を防ぐため後ろ伸ばしにする施策を立ててきました。

しかしコロナウイルス感染拡大は止まらず次なる段階(フェーズ2)へ移行せざるを得ません。

神奈川県では神奈川県モデルとして多くの施策を行なっており次なる段階(フェーズ2)に進むものとして対応しています。

次なる段階(フェーズ2)とは重症患者数(100から300人)中等症患者数(500人から2500人)などと決まっております。

4月18日現在はフェーズ1

今回の資料の中に軽傷者を受け入れる急性期一般入院基本料を算定している医療機関が記載されています。つまり現在受け入れを行なっていない中規模病院にも受け入れを要請してくると言うことでしょう。

現段階では受け入れを行なっていない救急病院もあるでしょう。

その際に感染予防(マスク、ガウン、グローブ等)が十分に確保されていない状況では受け入れは難しいですが、重点指定病院では受け入れ拒否は難しいでしょう。

医療体制が整いつつある中でルールを守り行動していく必要がありますね。

難しい状況が続いておりますが感染拡大を防止して少しでも重症患者を減らすよう細心の注意をしましょう。

ぼくは神奈川県の医療機関なので神奈川県モデルを参考にしましたが、それぞれの都道府県で必要な対応方法が違います。

10万円をもらっても楽しく使えない世の中が続いては意味がないでしょう。

コロナウイルス関連で受付に立つリスクもあります。同じような電話対応に疲れるでしょう。マスクしろ!面会はできない!何度言ったらわかるんだ!!なんて気持ちはあります。

今回のように、オンライン診療やら診療報酬の変更などで対応が後手後手に回るので都度対応が必要になるのもストレスですね。

とても難しい局面が続いておりますが、ぶっ倒れない程度に集中していきましょう。