大腸内視鏡検査の体験談です。
まさか自分が大腸内視鏡検査・大腸カメラをするなんて思ってもいませんでした。
おしりからカメラを入れるなんて考えただけでも怖い!!はじめてはいつだって不安です。
大腸内視鏡検査の算定やレセプト点検はたくさんしてきました。患者さんへ大腸内視鏡検査の説明もたくさんしてきました。
でも大腸内視鏡検査を体験したことはありませんでした。
体験済みなので今度から患者さんへ説明するにも説得力が違いますね。
ということで今日は大腸内視鏡検査・大腸カメラについての個人的な体験談を書いておきます。
大腸内視鏡検査・大腸カメラを体験した理由。健康診断で要精密検査。
会社の健康診断で問題が発覚して大腸内視鏡検査をすることになりました。
糞便検査で血が含まれていたようです。まさかの要精密検査。ガーン!!
正直、大腸内視鏡検査は恥ずかしいので他の病院で行おうと考えました。
だって自分の働いている病院でケツを晒すのは嫌じゃないですか。
それでも最終的には働いている病院で大腸内視鏡検査を行いました。
他の病院で大腸内視鏡検査を行うには金銭的な負担もあります。
【前日準備】前日から大腸検査食エニマクリンで大腸を綺麗にするよ。
前日から「エニマクリン」という大腸検査食を食べるように指示されました。おかゆとか消化に良い食べ物でもOKでしたが何事も体験しておこうと考えて購入しました。
アマゾンや楽天でも購入できますが病院の売店が買いました。利益貢献!これは医療時ではないので実費です。
前日からエニマクリンを食べた感想としてはカロリー不足なのでつらい!って事です。健康な成人男性にとって検査食はとても少ない。
すぐにお腹がすいてしまいます。
ぼくはエニマクリンでしたが他の大腸検査食も似たようなものでしょうね。
そして美味しいものでもありません。やはり食べることは生きる事なんだと実感しました。
【前日就寝前】下剤を飲んで就寝。しかし腹痛で寝れない!!
ほら、ぼくって普段から快調じゃないですか?便秘で困る事がない人生だったので下剤(ラキソベロン)も初体験。
夕飯も消化にいいサラッとした食事でしたので普通にお腹が空きます。腹は満たされぬ。起きているとお腹もすくので早めの就寝です。10時前には寝ることにしました。
病院の指示書に就寝前にラキソベロンを飲んでから寝ましょう。と書いてあったので素直に従いました。
ベッドに横になって寝ようとするもなかなか寝付けません。大腸検査食のエニマクリンだけなので空腹モードですから。
空腹を忘れて別のことを考えたりして寝ようとするとなにやらお腹が痛い。そうです。就寝前に服用した下剤の効果が現れてきました。
そこからはトイレとベットを往復する時間のスタートです。
ただでさえ検査食で体力を消耗しているところに、下剤による腹痛&トイレによる睡眠不足も加わりました。
結局まともに寝れませんでした。カロリー不足の睡眠不足。弱々しい体となりました。
【当日午前】病院で最終モビプレップ。アクエリアスのような味がしました。
ギリギリなんとか朝を迎える事ができました。
いやー。辛かった。トイレと仲良しになりました。もう一生トイレと過ごすんじゃないかと思いました。
朝食は無しと注意事項の紙に書いてあったので何も食べないで病院に行きました。
病院についたらニフレックやモビプレップなどを服用してさらにお腹の中をキレイにします。
最終調整です。
1リットル以上のモビプレップ下剤(水分)は思っている以上に大変でした。
普通に水を1リットル飲むのだって大変ですからね。それなのにモビプレップは変な味のアクエリアスみたいな味がします。
途中何度もトイレに行っては便の色を確認します。
最終的に水様便になったらオーケー。僕は前日から検査食エニマクリンを食べていたので綺麗な?便になるもの早かったです。
一緒にモビプレップを飲んでいた女性はなかなか綺麗な便にならずに苦戦していました。
一緒に苦労を共にして友情が深まりましたw
【検査開始】休憩室で仮眠をしていよいよ大腸内視鏡検査の開始です。
予定よりも早く水様便になったので休憩室で仮眠をして体力回復に努めました。
前日からカロリー不足&寝不足だったのでぐっすりと寝てしまいました。
危うく検査時間を寝過ごすところでした。患者行方不明事件。
検査直前に点滴をして様々な薬剤を投入されます。
そしてお尻の穴だけ開いているズボンに履き替えます。恥ずかしい!
その後、検査ベットに移動したのですが睡眠導入剤を利用したので意識が無くなりそうな感じになりました。
検査自体は15分程度で終わりました。検査のことはあまり覚えていません。睡眠導入剤のおかげです。
検査終了後、睡眠導入剤が残っているのでベットで1時間程度横になりました。
【検査後】そして帰宅。後日には結果説明です。
1時間ほどしたら看護師に起こされました。
当日の注意事項としては運転はダメ。食事は軽いものがいいけど制限はない。と言われました。ご飯が美味しくたべれるのはいいことですね。お風呂に制限もありません。
検査当日に結果説明してくれる病院もあるみたいですがぼくの検査した病院では後日になるそうです。
後日。ちょっとドキドキしながら結果説明を受けるために診察に行きました。
ぼくの結果は、このブログを続けているように大腸癌も大腸ポリープと潰瘍性大腸炎もクローン病もなしでした。
健康診断の便検査の時に少し切れただけだと思う。って感じでした。なので詳細は不明です。と言われました。
キレイなピンク色ですよ。
と医師からニヤニヤしながら言われると恥ずかしい気持ちになりました。
とりあえず何事もなく良かったです。
【忘備録】大腸内視鏡検査の費用は自費の大腸検査食と合わせて10000円くらいです。
最後に大腸内視鏡検査の費用についてです。
あくまでぼくが必要だった費用です。病院によって多少の前後はあります。
使用する薬剤の種類や睡眠導入剤の有無、検査食を買うなどです。ポリープがあったり組織を取ったりすれば料金も高くなります。
ぼくはポリープも組織も取っていません。普通の大腸内視鏡検査でした。つまりチェックをしただけ。
検査食を購入しないで自分でお粥などを作ればもっと安くなりますね。
最終的に必要な費用は以下のようになりました。
- 大腸検査食 約3000円
- 大腸内視鏡 約6000円
なので、どんな病院であっても検査をするだけなら10000円程度で大腸内視鏡検査を行うことができます。
関連記事:K721内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術におけるD414内視鏡下生検法(1臓器につき)について
画像診断の技術が発達してCTだけでわかればいいですね。