医療事務から医療事務に転職する人はそれなりに多いハズなんですけど情報はあまり多くないです。なのでみんな不安になりながら転職活動をしているのが現状ではないでしょうか。
そもそも他の病院も同じでしょう?自分の実力で転職して大丈夫?などの不安もあります。
ぼくも不安な点はたくさんありました。それでも転職を決意し行動をしました。その結果、採用してくれる病院と出会い転職を成功させました。
ツイッターで転職のことを書いたらどうやって転職したのですか?
みたいなDMをもらうようになりました。こうやってツイッターで呟いたことに対して反応があるのは嬉しいことですね。
転職は凄くも偉くもないのでのであまり書いていませんでした。しかし、個別に返事していたら言いモレや伝えモレがあるかもしれませんのでここにまとめておきます。
転職した背景
ぼくは数年前に一般企業の事務員から中規模病院の医療事務へ転職しました。未経験なのにレセプトを担当したり、医療事務の通信講座を受講したりしました。
レセプト点検方法を大幅に変更して査定率を減少させたり、勤務表やシフト表を改善して残業時間の短縮に貢献しました。
人事考課もA評価で給料も医療事務を未経験でスタートさせた人に比べたら多かったかもしれません。
でも、医療介護業界をもっと知りたかったし他の医療法人で挑戦してみたい気持ちも出ていました。もちろん前職場の役職ポスト不在や上司への不満なんかもあり転職を決意しました。
このあたりは過去記事に書いてありますので興味のある人は読んで見てください。
関連記事:上司に年収よりも大切なことがあると言われた話。給料より大事なものはある?
注意して欲しいのはこれが正解の方法という訳ではなく、ぼくが行った転職活動を書いているだけです。
人によっては全く違う方法で転職活動をするでしょう。
転職までの道のり。
働きながら転職活動をしていたので慌てる必要がありませんでした。時間をかけてゆっくりと転職活動を行いました。
ここが大事なポイントですが会社がどんなに忙しい職場でも仕事を辞める前に転職活動はしたほうがいいです。
辞めてから次の職場を探そうとしても貯金を切り崩し減っていくお金を横目に冷静な判断ができる人は少ないでしょう。少なくともぼくには無理です。
それでは転職の方法です。
- 転職する理由をもう一度考える。今の病院を辞める必要性。
- 求人媒体を見ることで相場感を養う。必要であれば会員登録。
- 自分の第一希望にアタックする。メールや問い合わせ。
- 応募を行う。ここで自分の希望を再確認しておく。
- 応募書類は綺麗に書く。面接では自分をアピールしまくる。
- 合格した中から次の病院を選択する。
これだけです。当然のことを当然のようにやっただけですw
退職する理由はもう一度しっかり考えたほうがいいですね
どんな理由があるにせよ転職することは簡単ではないのでその意味をしっかり考える必要は大事です。
ぼくの場合は上司との考え方の相違です。
詳しいことは過去のブログを参照してもらいたいのですが、この先もこの上司と一緒に過ごすことは嫌だと思ったからです。簡単に言えばね。
これはぼくの人生です。嫌な人や苦手な人、一緒にいて楽しくない人と仕事をしていく理由はどこにもない。
ぼくが利用した転職サービス
転職する立場には便利な世の中で多くの転職サービスがあります。しかもほとんどのサービスが無料で利用できます。
実際にお金を支払うことなく転職が完了しました。
でもその分どのサービスを利用したらいいかわからなくなりますね。何が正解かはわかりませんが以下のサービスを利用しました。
最初はハローワークです。正式名称はハローワークインターネットサービス。病院は採用コストを縮小しているところが多いので医療事務に転職をするならしっかり確認しておくサービスです。
試しに近所の病院を検索したらほとんどの病院が何かしらの職種で募集をしていました。
大手の転職サイトには登録して求人を確認していました。医療事務の転職は多くはないですが比較的予算に余裕のある大手法人や、大金を出しても採用したい病院が求人を出しているので企業側の本気度も高くなります。
ぼくは最初の医療事務を踏み出したきっかけはリクナビNEXT で求人を見つけて転職しました。
これらのサービスは最後まで利用料金が不要なところがいいですよね。無料はうれしい!!まぁそのぶんを広告費用でまかなっているだけなんですけどね。
リクナビでグッとポイント診断をするだけでも面白いです。
マイナビエージェント
エージェント系は担当者と打ち合わせをしたりしてめんどくさいです。管理職候補の求人が多いことを感じたので登録しました。
通常の医療事務求人はほとんど無かったので登録する必要はないかもしれません。
しかし医療介護業界の動向や自分の市場価値など素直に教えてくれるので登録して面談に行くだけでも価値はあります。
そのほかの求人の探し方
それ以外だと希望する病院のホームページを直接確認することと、先に退職した元職員からの紹介です。看護師の元職員から「今働いている病院で募集しているよ」と連絡を受けて面接を行いました。
なので少しでも一緒に働いたことがある人は大事にしておくといい情報が入ってきたりしますね。
ぼくはどうしても行きたい病院があったので求人は出ていませんでしたがメールを送り面接のお願いをしたりもしました。
応募はたくさんして問題ない。不採用になるのは当然です。
今回の転職では最終的に13の病院へ応募して9つと面接を行いました。最終的には5つの病院から合格と言ってくれました。
医療事務から医療事務の転職で男性だったので合格率は高くなりましたが、最初に転職をした時は10社中1社面接をできればいいくらいの感じだったので自分でもびっくりしています。
自分でも採用担当として面接官をしているので不採用になるのは自分の実力不足と言うよりは採用条件のアンマッチが多いことを知っています。なので不採用でも落ち込む必要はないです。
関連記事:医療事務未経験で合格する面接方法。採用面接官がこっそり教えます。
履歴書などの応募書類は汚い字でも問題ありません。丁寧に書いてください。時間がないならパソコンで作成しても問題ないと考えています。
ぼくは時間がたっぷりあったので手書きの履歴書とパソコンで職務経歴書を用意しました。10個も履歴書書いたので流石に疲れました。
関連記事:【医療事務へ転職】採用担当が教える書類選考で通過する履歴書と職務経歴書の書き方。
最終的に自分がやりたいことと金銭的な条件を踏まえて病院を決定します。
今回の転職活動を通じて自分が今後やって行きたいと考える方向性も微妙に変化がありました。
具体的には30歳を超える男性職員には管理能力が求められると実感しました。個人的には急性病棟でガシガシレセプトに関わるのも面白かったのですが求人を出す病院側からすると違いました。
ぼくは急性病棟でみっちりとレセプトをやりながら採用担当や教育担当も行なっていましたので最初の判断ポイントになりました。2018年7月のツイートです。
医療事務のスペシャリストを目指すなら大きな病院で急性期病棟などがあるところにするべきだし、
病院経営などゼネラリストを目指すなら今よりも小さな病院でアレもこれもやるほうがいい。
今と変わらないなら転職する意味はないですからね。
給料などの待遇も含めて考えます。
— ほんの@医事ラボ (@iji_lab) July 26, 2018
あとは純粋に給料と福利厚生です。たいそうなことを言ってもお金は大事ですからね。あまりに年収ベースで下がっても生活が苦しくなります。
男性医療事務に多い当直も条件外にしました。ぼくには当直はできない。あとは管理者側になるなら土日祝の休日は必要だと感じました。せっかくならしっかり連休も欲しいですからね。
こうやってわがままを積み重ねた転職活動を行なってきました。
それでやりたいことと条件のバランスが良かった病院にお世話になることにしました。
本日のまとめ
ハローワーク・リクナビNEXT ・マイナビ転職は必ず確認をしましょう。登録だけならメールアドレスがあればOKです。無料だし。
最近は新聞やタウン誌の求人はあまり意味がないと感じています。新聞やタウン誌ならハローワークにも必ず求人が出ていますからね。あとは直接病院のホームページです。
その中で気になる求人があるならトライあるのみです。
事務長など管理職や管理職候補の求人ならマイナビエージェントなどのエージェント系のサービスも検討してもいいですね。
最後にぼくは長時間かけて転職活動したので慌てることなく次の職場を探すことができました。いい求人が無かったら辞めなくてもいい。と言う状態はとても良かったです。
そのおかげで今までの医療法人よりも大きな医療法人になり
- 将来的にやりたいことにコミットしている
- 土日祝が基本的に休み 年間休日120日以上
- 月給が5万円アップ 年収80万円アップ
- 残業は毎月5時間以内の働き方
- 医療費無料など基本的な福利厚生も良くなった
こんな感じになりました。うれしい。
みんなが転職すれば正解ってわけじゃないけど、ブラックな環境で働いている人が少しでも減るといいと思っています。ぼくでも転職できました。転職は怖くないです。
笑顔で楽しく暮らしていけると良いですね。
2020年の追記。
なんだかんだで事務総合職として採用されましたので医療事務からは遠いところまで来てしまいました。
病院事務としてゴリゴリと働いている中でジョブローテーションがありますので違うところに行く可能性もあります。
なんにせよ。楽しく働けるような職場が見つかるといいですね。