2019年10月に消費税が10%に増税することをふまえ診療報酬も変更になります。この数値が決定しました。
診療報酬改定の内訳は、
- 医科が0.48%プラス
- 歯科が0.57%プラス
- 調剤が0.12%プラス
- 薬価・材料価格は0.51%マイナス
- 材料価格0.03%プラス
本体と薬価、材料価格を合わせた診療報酬全体では0.07%のマイナス改定です。
消費増税ですがマイナス改定になりました。
ちなみに介護報酬は0.39%引き上げとなりました。
消費増税にも関わらず厳しい内容ですね。
2%の消費税がアップするのに医科0.48%なので釣り合いが取れているのか疑問になります。現在の流れを考えると2020年の診療報酬改定でもマイナス改定になりそうですね。
病院は患者さんに消費税を請求していませんが、材料や薬を購入するときに業者には消費税を支払っています。つまりどこかで回収する必要があります。それが診療報酬というわけです。
2019年の臨時改定では消費増税に伴う改定なので大きく変更することはないと思います。
全体のパーセンテージが決まったのでそれに合わせてあれこれ数字をこねくりまわす作業に入りました。
どっちに転んでも医療機関にとっては一段と厳しくなっていきます。
とりあえず情報まで。
年明けに新点数の発表があります。そこまで大きな変更はないと思いますが、ウワサの妊婦に対する加算は盛り込んでくるかもしれませんね。
来年も気が抜けません。日々アンテナを立てていきます(๑•̀ㅂ•́)و✧https://t.co/wXWOHzKJhm
— 医療事務研究員 ほんの (@iji_lab) December 17, 2018
この臨時改定で2020年の診療報酬改定がわかるかも?
ここで大きく増点されるものは2020年の診療報酬改定でも増点される可能性が高いです。
逆に消費増税なのに減点した項目はそのまま減点となっていくでしょう。厚労相としては2020年4月の診療報酬改定の前に実験ができるのでいいサンプルが手に入るでしょう。
なので2019年の臨時改定でどれくらい変化があるのかは把握しておいて損はないでしょう
プチ炎上している妊婦加算にはどのくらいの点数になるのでしょうか。楽しみですね。
妊婦加算の算定はいつから可能?妊娠加算なんて言われていますね。
本日のまとめ
とりあえず新年になったら新点数の発表があります。2019年も多くのニュースがあるでしょう。
来年のこの時期は2020年の診療報酬改定についても多くの情報が入ってきます。必要な情報を精査して勉強していくしかありませんね。
やっと2018年の診療報酬改定に慣れてきたのにもう2020年の話題です。せわしない。
とりあえずは消費税10%に増税したタイミングで診療報酬本体は0.41%引き上げとなりました。薬価の引き下げが激しいですね。
- 医科が0.48%プラス
- 歯科が0.57%プラス
- 調剤が0.12%プラス
- 薬価・材料価格は0.51%マイナス
- 材料価格0.03%プラス
この数字で2%の消費増税に対応できるのは疑問です。ぼくの働いている病院であればマイナスになると考えています。
日々勉強していきます。