大病院で医療事務。働いてみてわかったメリットとデメリット。

大病院のメリットデメリット ニュースとか医療雑学

大病院や大規模医療法人で医療事務として働くメリットやデメリットについて書いてみます。

ぼくは中規模から大規模の医療法人に転職しました。病院が変わればやり方や考え方も大きく変わります。

住んでいる地域を思い浮かべてみても、小規模な医療法人やクリニックもあれば大規模な医療法人や大病院までありますね。

では、どこで働くのが正解なのだろう?

できることなら、安心して働きたいですからね。

しかし最初に結論を書いておくと、病院の規模に関わらず働いているのは人ということになります。

大病院には大病院なりのメリットもあれば問題点もあります。

クリニックにはクリニックのメリット&デメリットがあります。

結局は働いているのは人ですからね。合う合わないはどうしても発生します。ぼくたちは大人なので全員とお友達になる必要もありませんしね。

なんか違うなー。と思ったら転職するのは悪いことではありません。

今日はそんな前提はありますが、それを踏まえて大病院や大規模医療法人のメリットやデメリットについて書いてみたいと思います。

これから医療事務を始めようと考えている人や転職をしようと考えている人の参考になれば幸いです。

大病院や大規模医療法人とは?定義はあるの?ブログ内で想定している範囲。

最初にハッキリとしておきますが診療報酬の中には大病院に関する明確な定義は定められていません

また大病院と大規模医療法人でも意味合いは変わってきます。

初診料で考えるのであれば200床以上ですし、初診料で自費を算定していれば良いのでしょうか?厚労省によれば500床以上らしいです。

厚労省 大病院の定義

厚労省HP https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jyuryo/02/tyousa.html

民間病院で400床以上の病院があるなら病院だけでなくクリニック・在宅診療・介護老人保健施設や特別養護老人ホームなども有しているでしょう。

従業員数で考えたら500人以上フルタイム職員がいれば立派な大規模医療法人と言えます。

なので!ブログ内でのザックリとした大病院や大規模医療法人は以下のようなものになります。

  • 400床以上の病院
  • 従業員1000人以上の医療法人
  • 複数の病院や介護施設などを運営

こんな感じです。

ほんの
ほんの

つまり。なんとなく大きそうだ。みたいなイメージでいいです。

大病院や大規模病院で医療事務をすること。人数を生かした仕事ができるのはメリットですね。

医療事務をこれから始める人にとっては単純に人数が多いのは良いことです。もちろん人が集まれば細かなトラブルも発生しますが、それでも人不足よりはマシです。

人数が多くなれば先輩も多くなるのでわからないことは質問することもできますし、場合によっては専属の教育係などがつくこともあります。

ムカつく上司や先輩がいても他のグループに入ることも可能です。人間関係は人数が多い方が複雑になりますがその分薄まるとも感じています。

少なくとも人手不足でギリギリの状態で仕事をしている小さな病院よりは「人がいる」というのは、それだけで有利になります。

小さい病院で人間関係にも恵まれ、教育制度も整っていて、みんな仲良く和気あいあいと仕事ができるなら最高ですね。

しかしそんなことは少ないでしょう。

ぼくが転職して感じたのは、良くも悪くも人が多いので特定のネチネチしたグループが分散されているということです。

ほんの
ほんの

前職の方が女性特有のアレが大変だったよ。

診療報酬やレセプトについても大病院であればクリニックなどでは絶対に行わないような症例も多数あります。DPCなども大病院でしか経験できませんね。

診療報酬についてより深いところまで知ることができます。

また勉強会などの回数や規模も大きいので個人で勉強するよりも多くのことを学ぶチャンスがあります。

毎回同じメンバーで行う勉強会よりも、グループ病院と合同で開催される勉強会の方が多くの意見や考え方を知ることができます。

デメリットは業務の一部を延々と行うこと。全体を知ることができない。

よく考えたらわかることですね。

大きな組織では業務も細分化されていきます。なので担当業務については深い知識を得ることができますが、担当外になるとわからないことも増えていきます。

規模が小さくなるほど人数も少なくなりますので多くの業務を行う必要もあります。

ぼくは前職では、採用面接・受付・電話対応・新人教育・PC関係・会計システム・監査対応など多くの業務を担当していました。

しかし現在は転職して大きな医療法人になりましたので全部を行うのは不可能です。実力的にも業務量的にもです。

システム部門の人に比べたらぼくの知識や能力なんてたかが知れています。

なので大病院などで働くときは狭い範囲を深く行うことが多いことを知っておく必要があります。

大病院で鍛えた知識や能力がクリニックで活かせるとは限りません。ってことです。

年収は規模が大きいほど多くなる傾向がありますが最初のうちはあまり変わりません

初任給から5年目くらいまではどんな病院に勤めてもあまり変わらないでしょう。

医療事務はどこで働いても低い賃金です。

しかし30歳を過ぎたタイミングくらいでは大病院や大規模医療法人の方が給料が増えるペースが上がってきます。

ぼくの個人的な年収で言えば30歳を過ぎたタイミングで400万円くらいになりましたが、役職に空きがなかったのでその後は昇級ペースが下がりました。

なので、思い切って転職したら基本給が6万円くらいアップしました。手当がちょっと少なくなりましたが年間で70万円くらいアップです。

転職前で本給を6万円上げるには、毎年5000円昇給しても12年かかる計算になります。長い!!

そんな感じで大きな組織になればポストも増えますので賃金も上昇する可能性は高いです。それが良いことなのかどうかは別問題ですけどね。

ある程度若いタイミングで年収をアップさせたいのであれば、あえて小規模な病院に行って事務長などのポジションになる方法もあります。

年収は大事な要素でもありますが、最重要項目にしておくと最終的にはキツくなってくると思います。

福利厚生や使える設備などは大きな病院の方が良くなる傾向です

これは病院に限らず、大きな会社の方が福利厚生や教育制度など細かい部分では良くなる傾向があります。

中規模以上の病院なら社員食堂やロッカーなどもしっかりと配備されるでしょう。

中規模病院から大規模病院に転職して実感した部分です。会社用のPHSも支給されました。スマホなら良かったですけどね。

大きな医療法人なら健康保険組合も設けているでしょうから保養施設や割増の手当て一時金なんかもあります。

徳洲会や戸田病院などの大手医療法人は持っていますね。

また、教育制度などの院内研修も充実しているでしょう。外部の講師などが年数回やってきてさまざな職員研修を行なっていることも普通にあります。

ぼくが働いている医療法人も年に数回大きな研修があります。これはこれでちょっとめんどくさい部分でもあります。

なので、このあたりの福利厚生などが充実していることを重要視するのであれば大きな病院や大手医療法人を目指す必要がありますね。

本日のまとめ。大病院や大規模医療法人に向いている人。やめた方がいい人。

ぼくの個人的な経験から大病院や大手医療法人に向いている人について書いてみました。

大病院や医療法人では多くの研修もありますし(難しいですが)出世すれば年収も高くなる傾向になります。また充実した福利厚生なども魅力的です。

そんな大手医療法人に向いている人は以下のような人です。

  • 大きな医療法人の組織で働いてみたい。
  • 特定の分野で極めてみたい。
  • しっかりした研修や福利厚生は必要だ。
  • 事務長になって大きな年収が欲しい。
  • 安定的に働きたい。

こんな感じですね。

なので、会社を良くして行きたい。課内の細かい業務フローなどを改善して行きたい。あれもこれもたくさん仕事がしたい。

なんて感じの場合は小さな病院に行った方が楽しいでしょう。

会社が大きくなるってことは自分の声が上層部まで届くのに時間がかかるってことです。特に最初のうちは会社のコマになってしっかり働けることが求められます。

入職まもない人も改善案などで業務フローを変えることは基本的にはありません。

それでもめげずに出世していけばスケールメリットを生かした大きな改善もできるでしょう。