医療事務に限らず仕事をしていると多くの無理難題がふりかかってきます。
そんな時にどうしますか?
中にはそんな無理難題の仕事を断ったりする人がいます。これは新人や若手に限らず上司や先輩でもこういった人はいます。
むしろ新人の方が断れなかったりするかもしれませんね。
ぼくは関係なく言うべきことはハッキリと伝えるタイプです。言わないで「なぁなぁ」で過ごすよりは、多少のギクシャクがあってもその方が良いと思うからです。
それでもね。上司に考えた意見を伝えると「資本のある大手企業だからできる」「フットワークの軽いベンチャー企業だからできる」なんて言われます。
どっちやねん!
もうそんな言葉は聞き飽きたんですけどね。
個性を発揮していけ!なんてことを言ったりしていても上司の上司が言ったことを伝えているだけのパフォーマンスなんですよね。結局は「やらないだけ」
できない理由なんていくらでも言うことができますからね。
今日はそんな医療事務の無理について書いてみたいと思います。
医療事務で無理ということについて。みんな出来ない理由を言っているだけ。
プロジェクトのためにチームが組まれて最初の集まりがありました。
その中で、前職で行っていた分野なので意見を求められました。
最初の集まりだしあまり目立つこともしたくなかったので、控えめに良い部分と悪い部分をふまえて病院に足りない部分を話しました。
プロジェクトリーダーが
「病院を切り開くために必要だと思われることを遠慮なく言ってください」
と言っていたので、普段から思っていることやこうしたらもっと良くなる!!と考えていることを言いました。
そんな時に周りのメンバーが「資本のある大手企業だからできる」「フットワークの軽いベンチャー企業だからできる」みたいな感じでできない理由を言ってきました。
「無理」と言うのはとても簡単なんだ。
ちょっと偉そうに反対すれば考えているフリもできますからね。
大手企業だからできる。ベンチャー企業だからできる。それ本当?
たとえば勤怠管理に行っている紙のタイムカードです。
今どき紙のタイムカードは古い感じがするし、何より記入するのが面倒くさいです。超過勤務や残業時間も紙で申請するなんてことになったらそれだけで超大変です。
紙で管理するという事は集計するため事務員が一人必要ということです。
従業員の人数にもよりますが紙のタイムカードで給与計算をするとなったら多くの時間が必要になります。
給与計算の担当がどのような電卓を使っているのかわかりませんが、多くの従業員の残業時間を紙で書いたものを集計して残業代の計算をするなんで非効率極まりないです。
コンピューターを使っていれば残業時間まで自動計算することは難しいことではありません。
ありがたいことに紙のタイムカードを使用したことがないんですよね。どの会社もコンピューター管理をしていました。
事務職員ならパソコンの電源ONとOFFで管理することも可能ですし、セキュリティカードを「ピッ!」ってやるだけで管理することも可能です。
給与計算にどれだけの人件費を使っている?医療事務の転職時にあった本当の話。
先日ツイッターにあげた徳洲会病院のような大手医療法人なら親病院から基本的には同じシステムを使用するので「大手企業や大手医療法人だからできる」と言いたい気持ちはわかります。
給与明細だって紙で配布する必要なんてありませんからね。
転職時に面接をした病院の中で従業員に渡す給与明細を一枚一枚出力して封筒に入れているという病院がありました。
全従業員の給料明細を封筒に入れる作業にどれだけ時間を使っているのでしょうか。
国や役所からのアンケートや調査もなんで紙ベースなんでしょうかね。
国や役所など公的機関からのアンケートや調査を担当することが多いのですがほとんどが紙で提出する必要があります。
ハッキリ言って面倒なんですよね。平成も終わると言うのに紙で提出です。記載するだけでも面倒だと思うのに手書きです。
しかも紙で提出すると言うことは、回収したアンケートや調査の用紙を目視で確認して集計する人が必要なわけです。
アンケートや調査というのは何かしらの知りたい情報があるから依頼をするわけです。手作業で書かせる必要もなければ集計する必要もありませんからね。
労働力の浪費。無駄な仕事。
もしかしたらぼくの知らないところで手作業のメリットがあるのかもしれませんが。
結局はやらないだけ。なんですよね。ぼんやり生きているオジサンたちは無視して構いません。
たとえ話なので伝わりにくかったかもしれませんね。
実際では多くの意見を言いましたが「大手企業だからできる。」「ベンチャー企業だからできる。」みたいな感じでまともに聞いてもらえませんでした。くやしい!!
結局は多くの上司や先輩はサラリーマン根性が染み付いてしまった「ぼんやり生きているオジサンたち」なんですよね。なので仕方ない部分でもあります。
ちなみにぼんやり生きているオジサンという言葉は澤円さんが使う言葉です。本も面白いですよ。
余計なコストがかかるわけでもない。
業務量削減できる
そんなぼくの意見を聞き入れないで、なんとなく反対をする。
ノーと言うだけなら子供だってできる。ぼくだって反対意見だけなら100個は言えます。
でもこれからの僕たちに必要な考えは無駄なもの削減しながら価値を最大化することです。
余分なものを削ることによって、そのプロジェクトや世界観やキャラクターをいっそう際立たせるところまで考えるといいですね。
本日のまとめ
上記の記事にも書いた通り、本当はまだまだ目立ちたくないのですが正しいと思っていることは言う必要があります。
今よりも良くなる!と思うであれば言い訳はやめてどんどん挑戦して欲しいです。
医療事務で無理なことはたくさんあります。できない理由や文句を言うのは簡単です。どんな立場やポジションであれ、無理と言うだけなら誰でもできるんですよね。
でもそれじゃ悲しい。つまらない。どうせ働くなら楽しい方が良いに決まっています。
これからを生きるぼくたちは「ぼんやり生きているオジサン」になんかならないようにしっかりと考えていきたいですね。