今日はカルテに書いてある「Do」登録について書いてみます。
電子カルテになり「Do」の文字を見る機会も減りましたが医療事務の資格勉強テキストや紙カルテの病院では相変わらず使用されています。
Do入力(Do登録・Do処方・定期Do)は言い方が多くあります。
この「Do」は医療事務や医療機関で働く人は慣れている人も多いでしょう。処方箋にも「前Do」なんて書いてありますね。
最近の若い人には知り得ないDOの話です。
カルテのDo入力(Do登録・Do処方・定期Do)の意味は「同じ」です。
Do入力・Do登録・Do処方・定期Do(以下、「Do変更」で統一)は医療事務でも紙カルテを使用している病院は多く目にする項目です。
電子カルテになるとコピペも容易なのでDoをカルテ上で見ることはありません。医師のために入力画面にDoが表示されている電子カルテもあります。
カルテにずっと「Do」って書かれると処方薬を調べるのに時間がかかります。
doとは、処方箋やカルテに記入する際に、「同じ」を意味する略語として使われる記号のことである。「繰り返す、コピーする」の意味の英語「ditto(ディトウ)」に由来する。「前回do」、「Rp. do」、「do処方」などと書き、全て「前回と同じ処方」を意味する。
紙カルテの病院では前回処方内容が把握できるように登録作業を行います。
電子カルテなどデジタル管理を行っている病院であれば患者さんにどんな処方を行なったか確認することは容易です。使用しているシステムに登録を行うと前回処方が確認できます。
働いている医療法人では紙カルテで運用している病院がまだあります。アナログ。
医師が処方せんに「登録」「入力」「削除」「追加」と書いてきます。それを医事課でピックアップして入力作業をおこないます。外来患者さんの数だけ処方箋がありますので、医師からの「Do」変更依頼の枚数は多くなります。
新人には処方内容や薬効などを調べることができる良い仕事だと考えています。
カルテに処方内容くらい医師本人で書いても良いんじゃない?と思うかもしれませんが、多くの医師は自分で処方内容を記載することは稀でした。
個人的な話になりますが、ぼくは薬の名前をほとんど知らないで医療事務になりました。痛み止めでロキソニンとか花粉症でアレグラくらいの誰でも知っているような知識だけです。
高血圧や脂質異常など内科定番の薬も知りませんでした。考えるとよく覚えたもんだと思います。
未経験スタートでしたので「Do」変更の登録作業は薬剤名を勉強するいい機会でした。
毎日のように「Do」変更をやっていれば、院内の医師が処方する薬剤名は嫌でも覚えていきます。僕は薬剤名を暗記するように覚えることなく自然と覚えました。
本日のまとめ
カルテのDo登録について書いてみました。
基本的には電子カルテに移行されてからは目にする機会も減りましたね「医療事務の資格勉強で見ただけ」みたいな人が増えてくるでしょう。
これも時代ですねかね。ぼくは紙カルテとDo登録を知っている古い事務員になるのです。