病院の診断書が高い!そして遅い。その理由について。

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患者さんから受付でよく言われるセリフの中に診断書が高い。作成が遅い。があります。医療事務として受付に立つ人は何回も言われているセリフではないでしょうか。

病院で作成する文書には診断書に限らず各種証明書など多くの医療文書を取り扱っています。入院した時や手術をした時には保険会社に診断書を提出しますし、インフルエンザなど病気になった時は会社に診断書を提出する必要がある場合もあります。

しかし、それらの診断書などの医療文書の料金は病院によって大きな違いがあります。ぼくの働いている病院の書類代は適正なのか調べてみました。

そして診断書の完成に時間が必要なのかも説明がつくように書いてみました。これで遅いと言われるなら仕方ない。

今日はそんな病院の診断書が高いくて遅い理由について書いてみたいと思います。

診断書料金は病院で自由に決めていい。

まず大前提として診断書や証明書などの医療文書については病院で自由に金額設定をしていいことになっています。なので、保険会社や職場に提出する診断書を無料で書いてもいいんです。

もちろん10,000円でも20000円でもOKです。

これは病院で記載する医療文書に関するルールが定められていないからです。医療法にも書いていないです。たぶん。

医療事務必須の診療点数早見表にも明確な金額を示している部分はどこにもありません。診療情報提供書(紹介状)だけはしっかり明記されていますけどね。250点です。

つまり保険診療の対象外になるので自費の扱いになるってことです。

みなさんの働いている病院の診断書や証明書などの医療文書料金は適正なんでしょうか。

産労総合研究所が集めたデータがありました。

2012年と少し古いデータですが株式会社産労総合研究所が集めたデータがありました。PDFもありましたので詳しく知りたい人は以下からどうぞ。http://www.e-sanro.net/share/img/research/1301/pr_1301.pdf

このデータを参考にすると保険会社に提出する診断書の全国平均は4,841円でした。

僕の働いている病院のは4,000円なので少し安いです。良心的!!

でも診断書(複雑なもの)は全国平均だと3,665円ですが、僕の働いている病院は4,000円です。ぼったくり!!

これは保険会社に提出するものと会社などに提出するものでは様式が違いますし、交通事故や仕事中の怪我など(労災)などでも書類が違うので細かく設定している病院もあるでしょう。

診断書の明確な算出根拠は見つけられませんでした。

僕は4000円って金額には納得していません。

保険会社の診断書なんて結構複雑な書類になっています。医師の給料を時給換算すると安く見積もっても5000円くらいの時給になります。なのでもう少し高く設定してもいいのかと思います。

これって医師が診断書を書けば書くだけ赤字になる構図ですからね。

でも、患者さんからしたら安ければ安い方がいいに決まっています。病院からすれば高ければ高いほどいいに決まっています。なので結論は出ないのでしょうけどね。

そうするとなんとなーく4000円くらいが相場になってきたんでしょう。記載内容を簡素化していくか値上げをするかどちらかの方向に向かってくれるといいですね。

保険会社ごとに指定のフォーマットを用意する必要性も僕にはわかりません。共通フォーマットにすれば事務員も医師も患者さんにもメリットはありそうですけれど。

結局診断書の料金は高いのか?

医療機関で働いている立場から言わせてもらえば診断書の料金は安いと思います。

受付で事務員が受け取りをして書類担当が下書きをしたものを医師が確認の上記載するので一枚の診断書を書くのにそれなりの時間が必要ですからね。

内容的にはチョロチョロと書くだけのものもあるのも事実なんですけどね。

初診料で約3000円です。再診料と外来管理加算と特定疾患で2500円です。こんにちは!どう?オッケー。で2500円なら書類代が4000円なのは安い感じがします。

ほんの
ほんの

個人的に言わせてもらえば4000円は高い!!もっと安くして!!ってなります。

退院証明書ってなんだ?保険請求に使える?有料なの?
退院証明書とは退院時に患者さんへ渡す書類です。入院病棟担当になり退院証明書について知らないことが多くありました。なので退院証明書の重要性やポイント。保険会社の診断書に使用できるのかなど疑問に思ったことに対して書いて見たいと思います。

診断書の完成までに時間が必要な理由

病院の診断書が高い理由については上記の通りです。明確な根拠は見つけられなかったですが医師が診断して文書として残すので当然ってことですね。医師の責任権限はとても大きいですからね。

そして診断書の完成までの時間ですが病院規模が大きくなればなるほど多くの時間が必要になる傾向があります。

個人クリニックなら診察の合間に書いてくれて即日の場合もあります。ぼくの働いている病院でも申込所には10日間程度を必要とします。と注意事項が書いてあります。

これには多くの理由があります。病院が大きくなるほど医師までに届く工数が多くなります。

  1. 受付で事務員が受取して書類担当が下書きをして上司の確認をして医師秘書へ。
  2. そこから担当医が確認してサインをして医師秘書から書類担当へ。
  3. 書類担当は内容を確認して病院の押印をもらうため総務課へ押印依頼をする。
  4. 総務担当は内容を確認して事務部長や院長などに押印依頼をして書類担当へ返却。
  5. 書類担当は診断書代の請求書領収書を発行して会計担当に未収金報告。
  6. 患者さんへ完成の電話をする。

この間に医師の研究日があったり各担当者の休みがあったり日曜日をはさんだりします。

これは一例ですが非常勤医師だとそもそも週1回しかこないなんてこともあります。

こんな理由からどうしても時間が必要になるんですよね。

患者さんには全く関係のない話になりますけど。

本日のまとめ

病院の診断書が高くて遅い理由について書いてみました。

料金については多少の違いはありますが基本的には似たり寄ったりの金額になっています。

しかし時間については大きな病院になる方が時間が必要な傾向になります。

トラブルにならないように申込所に必要な金額と日数を書いておきましょう。