基本的に仕事というのは増えていくものです。
ぼくも当然のように新しい業務が追加されます。増えていく理由は様々ですね。自分の能力や経験がアップしたから増えるものもあれば、退職や人事異動でやむを得ない場合もあります。
いずれにしても一番の問題は「追加だけ」という部分です。
仕事は増えるばかりで減らない。
なので、仕事というのは意識的に減らしていく必要があります。不要な業務は廃止にして必要だけど自分がやる必要のないものは引き継ぎをして後輩に教えるようにします。
引き継ぎに必要な時間も多くを使う必要はないと考えているので残業をしないように調整して5時に帰ろうとしました。
しかし、この引き継ぎで仕事に対する考え方が大きく違いました。
簡単に書いてしまうと生活残業タイプ。意識的にダラダラと仕事をしているのではないけれど長いサラリーマン生活で染み付いてしまったのかもしれません。
無駄な残業を何時までやるの?もう思考停止もいい加減にしてほしい!!
って反面教師にするため、また自分への戒めのために書いておきたいと思います。
残業をする理由がわからなかった。
5時に終わるようスケジュール管理して仕事も終わっているのに6時まで残業をしていました。仮にAさんとしましょう。
理由を聞いたら「帰ってもお酒を飲むだけ。早く帰ると酒量が増える。お金もかかる」
みたいな内容を言いました。
結論は、ぼくと思考回路が違うのでわかりあえないと確信。
ぼくは早く帰りてー。っていつも思っています。
仕事を抱え込んでしまうAさん。
増えてしまうので意図的に仕事を減らしていきました。でもね、減らしても減らしても残業は減らないというスゴイ能力を持っています。
何もしていないのに残業時間だけは減りませんでした。
わかりやすいイメージとしては窓際族の何もしないサラリーマンみたいな感じ。
何やっても仕事は遅い。ミスは多い。って感じです。
仕事が遅いのは本人の能力なんだけれども。
ぼくもあと数年でAさんと同じ年齢になります。10年という歳月はスピード感が欠けてしまうには十分なんでしょうか。衰え。こわい!!
そう考えるとどこかのタイミングで何かを仕掛けないといけませんね。
仕事が遅いのは本人の能力なのであまり言う事はありません。
しかし、スケジュール管理を徹底して(そもそも、そこまでの仕事量はなかった!)5時に帰るようにしたのに帰らないのは、残業代を稼いでいるとしか言いようがありません。
ぼくは残業代いらないので早く帰りたい。
Aさんに仕事を教えていると無駄が多いです。これでは残業代を稼いでいると言われても仕方ない。
不要なことをやらない能力も大事だけど、不要なことを求めない=必要なものを見極める。という上司の能力も必要ですね。
そもそも年功序列の給与体系って無理がない?
完全な年功序列の給与体系なのでぼくが先輩であるAさんの給料を抜かすことは基本的にありません。役職がついたりすれば違いますが、昇給では大きな差がつかないので追いつきません。
10歳離れているAさんとは給料が大きく違うんです。10年分の昇給。
少子高齢化の影響で若い世代が少ない&50代が多い職場は給料体系が歪になってきます。(働かない)50代が多いせいで人件費は圧迫するから若い世代の賃金を上昇させられない悪循環です。
黒字経営の上場企業が45歳以上早期退職を行ったりするのはわかりやすいですね。
人は歳を取れば仕事に対する馬力は減ります。20代と同じ土俵で勝負は難しいです。病院は古い価値観の人事制度・給与体系が多いような感じがしています。
日本の大企業もGAFAなどの外資系に優秀な若者を引き抜かれている現在の状況。病院なんてガラパゴスの代表のようなものです。
このままでは他業種に人材を持って行かれるでしょう。どこかで風向きが変わるといいですね。自分よりも給料が高い人を指導する歪な給与体系。
正直、年功序列とか最終学歴とかやめてほしい。やる気のある優秀な人から辞めていく。
仕事の引き継ぎもいい加減なんだ。本日のまとめ
目の前の仕事に忙殺されて日々を過ごしていると何が正解なのかわからなくなります。
そして仕事の引き継ぎは難しい。仕事でミスが発生するのはシステムが悪いと考えています。属人的な仕事は良い部分もたくさんありますが引き継ぎが難しくなります。
理想は誰でも同じように成果が上がるようにシステムを組むことです。早い遅いとか。好き嫌いとか。そういった個人要素を抜きにして考える必要があります。
今回の引き継ぎを行っている中で、1から考えて、理解して、マニュアルを作成して、次に繋げる(システム構築)作業をしました。