医療事務の経験年数。6年間少しの努力を継続して大きな差になりますね

医療事務の経験年数 医療事務の働き方
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医療事務の経験年数が6年以上の人が対象の外部研修に参加しました。

名目としては入社後5年目以降の人に対し「今後の核となる人材」「次世代リーダーの役割」「リーダーとしての意識改革」みたいな感じの意識高い系の研修です。

最初に結論を書いておくと、医療事務の経験年数が多いから仕事ができるわけじゃないし、日々の細かい努力を続けてこれた人が結果として大きな差になっていくんですね。という当たり前のことでした。

マジで継続して努力できる人は強いです。

個人的にはちょっとした焦りもあります。すごい人はいっぱいいるんだなぁ。そして今後の方向性を考えるのにもいい機会になりました。

今日はそんな「医療事務の次世代リーダーを育成するため」の外部研修に参加して考えたことをまとめておきたいと思います。

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医療事務の経験年数が6年間で診療報酬の内容が弱い人もいれば、監査対応や施設基準の届出などもやっている人もいます。

ツイッターでもつぶやいたのですが、経験年数が多いからすごいなんてことは全くないです。

今回の研修では一番経験が少ない人で6年目の人がいました。多い人は10年以上です。

そんな中で「次世代リーダーを育成するため」に診療報酬の算定方法や病院経営数字の読み方、人事教育方法など様々な勉強を行います。

ぼくはずっとレセプト点検をやっていくつもりはありません。どこかのタイミングで病院の管理や運営の仕事をしたいと考えています。

どっちが上とかは無いんだけど病院という組織でより大きな年収を得るためには必要なことなんですよね。やっぱり生活していく中でもう少し年収は必要です。

急性期病棟でガシガシレセプト点検をするのも楽しいし、外来受付で患者さんと話すのも楽しいですけどね。

自分はどんな働き方したい?どんな生き方をしたい?

現在の会社でトップになりたい?

ぼくはなりたくはないです。トップになるまでの努力や苦悩を考えると目指せません。

医師を除く病院役員クラスの年収は2000〜1000万円になります。部長クラスなら1000〜700万円くらい。もちろん病院や法人の規模によっても大きく違いますがひとつの目安としてはこんな感じになります。

事務の役員クラスになると、東大や早稲田や慶應出身で常に出世競争をしてきた人です。銀行や関連会社からの出向や天下りなんかも多いですね。

いわゆるエリートコースです。

そんな人たちに交じって競争しても、一般人には無理ゲーです。そもそものスタートラインが違います。それでも勝つ人いますがそれは別の話。

なのでぼくはしっかりと勉強をして仕事で成果をあげて人事考課でA評価を取るくらいの仕事を続けたいのです。休日やアフターファイブはは家族と一緒にいたいです。休みの日にゴロゴロして買い物に行って映画でも見たいです。

このあたりの感覚が難しいところですが、仕事のできる係長や主任みたいなイメージです。

ほんの
ほんの

社内政治や出世欲に押しつぶされることはしたく無いのですが、仕事はしっかりしたいし知識や能力は必要な分は持っているしその分の勉強もしている。課長だとちょっと大変。

※病院規模や人員構成で大きく変わりますので自分の働いている組織で考えてください。これはぼくの働いている1000人以上の職員がいる医療法人の話です。

医療事務の仕事はいつまでもあるとは思えないので次の方法を常に考えています。

大人になると新しい事を覚える事に苦労します。

新しいiPhoneに興味がなくなったり、最新のファッションに興味がなくなることです。自分のスタイルを確立させた人は別にそれでカッコいいんですけどね。

これって仕事をする上ではすごい損していますよね。

5分で終わらせる方法を覚えるのに10時間必要だったとしても長い目でみれば必要な能力です。実際にエクセルの操作方法を覚えるのなんて1時間もあればOKです。

ちょっとの努力や考えて行動するだけで結果的には大きな差になります。昔の方法を昔のままやる必要はどこにも無いです。

僕たち医療事務員がやっている仕事っていつまでもあるのでしょうか?受付に立ったり。会計をしたり。診療費の計算をしたり。電話を取ったり。

日々忙しく動き回っていると気がつきませんが医療事務の多くの仕事は不要になります。現に、医療事務の花形レセプト点検だってコンピューターがチェックしたほうが正確で速いです。

しかもコンピューターは疲れません。しかるべきプログラムを組んでおけば24時間動くことだって可能です。

なので常に次の方法や可能性を探っています。

仕事ができると仕事が増える。仕事ができると残業代が減る。

仕事が早く正確な人は仕事が多くなります。

これはサラリーマンでも自営でも同じですね。自営ならコントロールは可能ですけど。

そうすると

  • 給料は増えないのに仕事ばっかり増えるのは嫌だ。もったいない。
  • 仕事が早く終わると残業代がもらえない。もったいない。

という人がいます。

中には生活残業なんてやっている人もいますからね。会社に長いこといれば給料が増えるシステムなんです。ぼくに言わせればその考えがもったいないですけどね。

いつまで病院にぶら下がるつもり。これからは個人の発言権も大事ですね。

病院の医事課としていつまで働くのでしょうか?平成も終わることだしこれからの時代は個人が前面に出てきてもいいんじゃ無いでしょうか。

これだけインターネットが発達して市場がある中で自分が働いている病院だけで使えるスキルを高めても意味のないものになります。転職してくる経験者の多くが同じ。

病院が変わったら何もできない。って人が多すぎます。

もちろんそれぞれのやり方や考え方に違いはありますが「医療事務」という仕事には変わりがありません。なのにほとんどの転職者は新卒の様になにも出来ない人が多い。

医療事務と言う仕事の本質を知っていれば病院が変わっても同じように能力を発揮できるんですけどね。経験者採用で満足のいく能力を即発揮してくれるのは10人に1人くらいです。

それ以外は期待外れなんです。それでも時間をかけて育てていきますけど「経験者」とよく言えるなぁ。みたいな人が多いのも事実です。

どこに行ってもちゃんと仕事ができるように、医療事務ってなんなのか考えておく必要があります

本日のまとめ

経験年数が5年以上の中でも大きな差がありました。しっかりと将来を考えて行動している人もいれば、なんとなく10年くらい経過してしまった人もいます。

もちろんどっちが正解なんていうのは無いです。自分の人生なので自分の決めたように考えて行動すればいいだけです。

ただ、ぼくは医療事務や病院事務として医療業界にいるのでもう少し勉強してもう少し多くのお金が欲しいと考えています。たくさんはいらないですけどね。

そのために日々できることを少しづつ考えて行動していけたら良いと考えています。

お互いに頑張りましょう。

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