医療事務からスタートしたキャリアですが最終的になゴールはどこでしょう。
病院の医療事務からスタートしましたが途中でコロコロと業務内容が変更しています。医療事務と言っても業務内容は大きく異なりますからね。
「受付」や「電話対応」などの接遇能力が必要な人もいれば、「レセプト」や「施設基準」などの診療報酬がメインの人もいます。
さらに細かく考えればレセプトでも外来と入院では大きく違いますね。
クリニックと総合病院では求められるスキルも全く別物でしょう。
なので、医療事務をやっている人が最終目標とするポジションは人それぞれ。となりますね。
ぼくの場合は男性医療事務という少々特殊な環境でもあります。
そんな男性医療事務の次のキャリア。最終的なキャリアについて考えてみる機会がありましたのでまとめてみました。
医療事務の次のキャリアを考えるきっかけは介護事務への異動提示
なぜこのタイミングで医療事務のキャリアを考えるようになったか。
それは介護事務へ異動提示があったからです。
グループの介護施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設など)で大掛かりな人事異動があるらしくその煽りを食った形です。
30代というどこにでも使いやすいぼくを移動させて人員年齢構成をリフレッシュしたいそうです。
医療事務→病院事務になってのんびりとしていたので予定外の提示でした。
今後の医療事務としてのキャリアはどのようにしていくのが良いか。じっくり考える良い機会になりました。
医療事務をスタートさせた頃は事務長を目指していました。若い!
そもそも他業種他職種から医療事務に転職してきた30歳前のぼくは若かった。
野心もあり希望にも満ち溢れていました。
どうせ働くなら事務部門のトップを目指そう。努力をして結果を出して多くの給料をもらって偉くなろう。と本気で考えていました。
実際に人事考課では連続A評価をとって着々と昇給していきました。給料も医療事務にしては悪く無い金額をもらうようになりました。
転職を挟んで幅広く学んでみたいと考えるようになりました
しかし、このまま医療事務をやっていくことが正解なのか不安になることもありました。
ぼくが働いていた医療法人はそこまで大きな法人ではなかったので徳洲会など大きな医療法人では全く通用しないかもしれない。もっと挑戦したい。
また、医療事務としても
- レセプトを徹底的に勉強して診療報酬のスペシャリスト?
- 人事採用などを含めた施設基準など管理するマネジメント?
- 医療事務以外の病院事務から総合的な視点が必要?
などなど考えるようになりました。
上を目指すだけが正解では無い。両立は不可能と判断しました
もう一つ大きな変化があったのは働き方の多様化です。
一つの組織にしがみついて頑張って出世競争を勝ち抜く従来型のスタイル以外にも多くの働き方が出てきました。
ブログを書いていることで他媒体へライターの仕事が入ってきたり、面白い声をかけてもらう機会が増えました。
また出世して課長になったところで部長の顔色を伺い、部長になったところで院長に頭が上がらない。そもそも部長になれる保証なんて全く無い。
場合によっては名ばかりの管理職になって薄給のままブラック労働まっしぐら!なんて可能性もあります。
ぼくは自分の時間がとても重要なんだと30歳を超えてからはっきりとわかるようになりました。自分の大事な時間を削って魂を消耗してまで会社に捧げる必要はあまり無いのかな。と。
それでも新しい異動の提示。介護事務になるメリットとデメリット
ぼくは転職してからは以前のように猛烈に働くこともなく残業は極力減らし出る杭にならないようにひっそりと仕事をしていました。
人事考課も良すぎず悪すぎず。A評価は無理だけどB評価の中では上の方。75点くらいを心がけていました。
それなのに異動の提示です。もしかしたら75点が悪かったのかもしれません。
時間はあるし仕事が大きく変わるので事前に相談してくれたことはとても感謝しています。
単純に介護施設へ移動するだけなら引き受けていました。介護保険のことや介護請求業務も多少興味はあります。しかし今回の場合は事務長の後任です。
これはちょっと荷が重い。上記のようにぼくは75点でのんびりやりたいからです。世の中に75点で事務責任を全うできる人もいるでしょう。しかし責任者の立場になる予定は全くなかった。
医療法人で働く上で医療事務経験があり入院の出来高レセプトを担当し、病院事務として総務人事採用施設用度など裏方を行なってきました。
メリットは介護保険や介護請求、施設運営など新しい知識が学べることです。これは正直おもしろいでしょう。やってみたい。
デメリットは病院に戻れる保証がないこと。事務長になること。
特に医療法人で働く上で病院に戻れる保証がないのは大きなデメリットです。どうしても病院には本部機能があり仕事も情報も多く集まります。一度でも介護施設に行くと最後病院に戻れるか保証はないです。
介護事務の責任者になれる人材が多いのか少ないのか。希少価値はあるのか。難しい判断になります。じっくりと考えて答えを出したいと思います。