査定激減!レセプトチェックシステム導入効果。点検ソフト活用方法。

医療事務の働き方

レセプトチェックシステムの導入から正常運用まで長いこと携わってきました。その結果、査定は大きく減少して病院運営に貢献もできたと思います。

査定率は2カ月連続で0.1%を下回りました。もちろんレセプト点検をするための時間も大幅に短縮できていますので残業時間削減できました。

なので、今日は査定が大幅に減少して残業時間も減って良いことが多かったよ!!って話を書いておきます。

最初に。レセプトチェックシステムを入れて良かったこと。

ぼくの働いている病院ではレセプトチェックシステムを使用していなかったので導入後の便利さを知りませんでした。医事会計システムに付属している可能性もありますね。

もちろんぼくの働いている病院でも導入はされていましたが運用はされていませんでした。担当者がパソコンに弱い人間なので導入時の初期設定のまま使用していました。

非常に無駄な時間を過ごしていました。もったいない。

で、レセプトチェックシステムを入れて良かったことですが、これはもう

  • 査定が大幅に減少した
  • レセプト点検の時間が減少して残業が減った

って部分になります。

査定も減って残業も減ってみんなハッピーってことです。

全部のレセプトを人間の目でチェックするには時間の無駄ですし査定や返戻も多くなります。レセプト点検ソフトをちゃんと使用すれば効果は大きいです。

以下はNTTから発売されているレセプト博士から。

医療機関様の強力な助っ人です。

「レセプト博士」は、これまで1件1件目視点検していたレセプト院内審査業務を自動で行うことにより、レセプト点検作業の効率化および請求内容の精度向上を実現するものです。

レセプト院内審査支援システム「レセプト博士」のHPより

レセプト院内審査支援システム「レセプト博士」

 

査定率については以下の記事をどうぞ。

自分の働いている病院の査定率知ってる?査定率減少の為に報告資料を作りました。
働いている病院の査定率知っていますか?医療事務として働いているのであれば査定率には敏感になった方がいいですよね。 もしも知らないのなら上司や先輩に聞いてみましょう。そしたら「やる気のあるやつだ」と思われて印象もアップするかもしれません...

レセプトチェックソフトを導入する。事前準備。院内仕様へカスタマイズ。

市販のレセプトチェックソフトは初期設定のまま使用するだけだとあまり意味がありません。

市販品なので、どんなタイプの病院やレセプトにも対応するようにいろいろな部分で広くカバーされています。

例えば、処方薬の対象病名は大きくカバーされています。

ロコアテープなんかは「変形性」の病名がない査定対象ですが、レセプトチェックソフトの初期設定では膝関節症でもOKになっています。

これは全国規模で販売するにあたり仕方のない部分なのでレセプトチェックソフト会社に文句は言えません。説明書に「貴院にて独自設定を行ってください」って書いてありますからね。

いきなり全部はできなかったので導入後も査定や返戻に合わせて都度修正を行っています。

僕の信条として「同じことを同じようにやる事は意味がない」がありますが、このレセプト点検方法も常に改善をしています。

今の世の中スピードが大切なので「言ったことを言われたようにやる」なんて言うのはあたりまえです。

実際にぼくが行っているレセプトチェックソフトの活用方法

毎日のようにチェックして修正をおこなっています。それぞれの病院にあわせたカスタマイズをしていけば査定率が0.1%を切る事も可能です。しかもレセプト点検の残業は大きく減少します。

方法としては

  • レセプトプレビューは使わない
  • 点検結果のみを表示できる「点検リスト」をCSVでエクスポート
  • エクセルにてチェックする。
  • 一連の作業をマクロ化。

これだけです。書いてしまうと対したことありませんね。

ではひとつひとつ書いていきます。

 

レセプトチェックソフトではレセプトプレビューは使わない

「レセプト博士」にせよ「べてらん君」でもいいです。

どの会社のレセプトチェック(点検ソフト)でも、「点検レセプト」用のプレビュー画面が表示できる機能があります。以下はべてらん君のHPより。

他にも点検結果のみを表示できる「点検リスト」をで表示できる会社もあります。以下はマイティーチェッカープロより

他の会社のレセプトチェックソフトも似たような画面を表示する機能はあるはずです。

でも僕の働いている病院ではどちらの表示機能も使用していません。

だって、プレビュー画面でチェックしていたら時間がかかるし非効率でしょ。

点検結果のみを表示できる「点検リスト」をCSVでエクスポートしています。

じゃあどうしているのかと言いますと点検結果の一覧をCSVでエクスポートしています。

そのCSVファイルをエクセルに変換してチェックをしています。エクセルにすれば同じ疾患や検査でまとめてフィルターでチェックできるし切り分けも簡単です

そして、点検が完了したデータと翌日新規にチェックする必要があるデータをぶつると(2つのエクセルデータをぶつけて、データ抽出をします)今回点検する部分だけが抽出されます。

 

この一連の作業をマクロ化しました。

僕はExcelにも慣れているので毎回同じ作業をしてもそんなに時間がかかるわけではありませんが、パソコンが得意ではない担当者はこの切り分け作業が大変でした。

月末になるにつれてチェック件数が増えるので切り分ける件数も増えます。

文章にすると、CSVをエクセル管理して前回分と今回分をぶつければ今回点検する分が残る。ってなるんですけどね。

そうすると「レセプト点検」をしなくてはいけないのに、「レセプト点検のための準備」に時間を使っているという非生産性なことになります。大事なのはレセプト点検することです。

エクセルが不得意な担当者だと「レセプト点検のための準備」に1時間とか使っていました。たしかに点検項目は多いです。月末には5000患者分のレセプト点検が必要です。エクセルの縦の列が10000くらいまでいきますからね。

なので上記の。csv→Excel→関数→集計と言う一連の作業をマクロ化しました。

ボタン一つでOKです。1時間必要だった作業が5秒で終わります。なので1時間も余分にレセプト点検をするための時間を確保することができました。

自分ではできなくてもパソコンやエクセルに詳しい人はいるハズ。

僕はたまたまExcelのマクロを組むことができましたが、不安だったので簡単なたたき台を作ってからシステム部門のエンジニアに確認と修正をしてもらいました。

自分で出来なくても「こうなったらいいなぁ」と思うことがあればドンドン言った方がいいですね。

査定率が激減したよ。

僕が働いている病院の査定率は全国平均を下回っているので激減と言ってもそんなに多くは減りません。

それでも過去最低の査定率を記録したのはレセプトチェックシステムの効果だと思っています。

自分の働いている病院の査定率ってしっています?それくらいは知っておいた方がいいですよ。もしも、知らないのであれば課長や部長に聞いてみましょう。

「査定率を減少させるための施策を考えたいです。いまの査定率を教えてください。」って言えばだいたいの上司は嬉しくなるんじゃないかな。

これを続けていくために修正・改良を続けます。

まだまだレセプトチェックシステムの修正が必要な部分はあります。

たぶん、病院運営をしていく中で完成はないんでしょうね。査定があればカスタマイズしていく必要がありますので。

レセプト点検の時間も短縮できます。つまり余計な残業をしなくていいって事です。