レセプトを紙で出力して点検している病院で働いている医療事務員のほんのです。
こんにちわ。おはようございます。
他の病院については知りませんが勉強会などで情報交換するとレセプトを紙出力して点検している病院は思っている以上に多いと感じています。
そもそもレセプトを紙出力して点検する必要なんてないと考えています。
むしろ!
レセプト点検をするという行為自体にもちょっと疑問があります。
今日は古い価値観のままだと気がついたら時代に取り残されてしまいますね。気がついたときには全部の船が出航していた。残っているのは浮き輪だけ。なんてことにならないよう、いつもアンテナを立てて考えていかないといけません。って話を書いてみたいと思います。
古い価値観のままだとあっという間に取り残されますよ。
レセプト点検をしていると「レセプトは紙で一つ一つ確認しないと自分の力にならないよ。」みたいなセリフが聞こえました。
これって本当?
「レセプトは紙で一つ一つ確認しないと自分の力にならないよ。」
医療事務に限らず多くの職場で似たようなセリフが聞かれると思います?「辞書で調べなさい」とか「地図を確認しなさい」とかです。
言っている意味はわかるんですけどね。
昔は必要だった能力が時代によって不要になることは多いです。
地図を覚える能力だってカーナビにより大部分の人には不要になりました。そんなカーナビもスマホアプリにシェアを奪われている時代です。
なので、医療事務の専売特許であるレセプト点検も「レセプトは紙で一つ一つ確認しないと自分の力にならないよ。」なんて言っている場合ではないです。
こんな人が多い職場はいつまでたっても生産性の向上なんてありえません。
あなたが一つ一つ紙で点検している間に10倍の仕事をしている医療事務員がいるよ。
社会保険支払基金や国保連合会だってコンピューター点検を導入しているのに病院の医療事務員が紙のレセプトを出力して一つ一つ点検する意味はどこにあるんでしょうか?
診療報酬に関する勉強なんて2年に1度変更になります。
それを手作業で何年にもわたり努力し続けることは難しいです。少なくともぼくにはできません。
これからのIT技術の進歩を考えれば社会保険支払基金や国保連合会のコンピューターチェックの精度はドンドン向上するでしょう。それに伴い市販のレセプトチェックシステムの精度も向上していきます。
これからの医療事務はレセプトチェックシステムのメンテナンスやチューニング作業ができる人が絶対に重宝される。
どう考えてもレセプト点検はコンピューターでやった方が正確で早い。
いまどき電車に乗るために切符を確認する駅員さんは不要でしょう。それと一緒です。
ぼくは10年後に紙レセプトを一つ一つ丁寧にチェックなんてしたくない。
10年後って言ったら2028年ですからね。
僕は2028年になったら「ほらね!だから言ったじゃん!」って言うよ。ぜったいに。
嫌味とか性格が悪いのかもしれませんが、いつまでも同じことを同じようにやる事ばかりが正解じゃないってこともあるんだと言いたいです。
2028年は今問題となっている2025年問題が過ぎて、現状の施策の結果が出るときです。地域医療構想はちゃんと進んでいたのでしょうか。
今よりも高齢者が増加していて、若い世代の労働力が落ちて行く中で経済も回していかないといけない。高齢者の介護も行わないといけない。もちろん次の世代のために子育てもして田舎いといけない。
そんな時に今日と同じ働き方をしていくことは正しいとは言えません。
本日のまとめ
時代はあっという間に変わって行くので10年後なんて想像するだけでも難しいです。
しかし自分自身が10年後にどうなっていたいのかは常に考えている必要があります。
ぼくは書いた通りレセプトを紙でひとつひとつ丁寧に確認なんてしたくない。そこは時代と技術が解決してほしい。
もっといい方法があるはずだし、もっと簡単な方法があるはずです。
月末月初にレセプト残業なんてしたくない。
ひとつひとつ丁寧に確認することが本当に生産性のある行動だとは思えないのです。
そのためにも必死になって考えて行動して発信して行く必要があると思っています。お互いに頑張りましょう。