診療単価アップをするために必要なこと。医療事務でも医業利益に貢献できる?

医療事務でも利益を出す ニュースとか医療雑学

ぼくやみんなが毎月決まった日に給料日としてお金が入ってくるのは病院が安定した経営を行なっている結果、従業員にお金を払うことができているからですよね。お金がなかったら従業員に給与を支払うこともできません。

あたりまえですね。倒産していく会社は給料が支払えないです。そのためには病院がどうにかして儲けないといけません。利益を出していかないといけないわけです。

ぼくたち医療事務も病院で働いている以上は病院の利益のためにレセプト点検を行っています。しかし昨今の診療報酬改定では病院経営に逆風の改定が続いています。診療報酬は厚労省が舵取りを行っているので難しい部分も多々あります。

しかし診療単価アップのためにできることはあるはずです。今日はそんな医業利益について書いてみたいと思います。

なるべく簡単に書いてみます。医療事務でも病院の収益について考えるきっかけになるといいです。

医療機関の基本的な利益について

利益を出す仕組みはクリニックでも大病院でも基本的に同じです。もっと言えばどんな事業形態も同じです。売り上げをアップしてコストをダウンさせるだけ。

診療単価 × 患者数 ー コスト = 医業利益

医業利益をアップするためには3つの方法が考えられます。

  1. 診療単価を上げる
  2. 患者数を増やす
  3. コストを下げる

これらをひとつひとつ改善していけば病院の利益は大きく改善するでしょう。しかし簡単に完全できるはずも無いです。

だってコンサルの人にたくさんお金払っても解決しない病院がたくさんあるくらいですからね。

診療単価を上げるには患者数を減らす必要がある。コストは増える。

またあたりまえの話ですが、診療単価を上げるには診察に時間をかける必要があるので患者さんを診療する人数は減ります。そして検査や処置の回数を増やしていく必要があります。

しかしレントゲンにせよ、採血にせよ、診療行為が増えれば時間的にも物理的にもコストがかかります。看護師や検査技師の人件費、検査外部委託の費用、注射器などの費用。などなど。

逆のことも言えます。

患者数を多くすれば診療内容は薄いものになるので診療単価は減ってしまいます。

これ以上難しいことは書ききれませんが、医業利益を上げるのは単純な話では無いことがわかりますね。

医療事務で医業利益を上げる方法について考えてみる

ぼくは医療事務なので医療事務の立場から医業利益を上げる方法を考えてみます。あまり難しいことはわからないので簡素に書いてみます。

もう一度医業利益について書いておきます。最終的に利益を残すためには売り上げアップしてコストダウンをするしか方法はありません。

家の貯金と同じ。給料を増やしてムダ遣いをやめれば貯金は増えます。

診療単価 × 患者数 ー コスト = 医業利益
  1. 診療単価を上げる
  2. 患者数を増やす
  3. コストを下げる

医療事務が診療単価を上げる方法はしっかり算定してレセプトを作ること

ぼくたち医療事務は医師や看護師が行なった診療行為に対して確実にレセプトに反映させることしかできません。

しっかり診療点数早見表を読み込んでより多くの点数を算定するのです。施設基準を届け出るだけで点数がアップすることもあるし、各種の加算を漏らさないこともあります。

そして査定や返戻を極力減らすことです。

最近は審査機関もコンピューターチェックを進めているので医療機関もしっかりコンピューターチェックをしましょう。目視でチェックするよりも絶対に制度は高いです。

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患者数を増やすことは医療事務では難しい。なので再び来院したくなる病院を目指そう

医療事務が営業行為をして患者数をアップすることはあまりやっていないと思います。こんな最新機器を導入したよ。こんな医師がこんな診療しているよ。待ち時間が最短3分ですよ。なんていろいろアピールするところはありますがそれは別部署がやっているはずです。

HPの更新作業や院内の掲示物くらいは医事課の仕事のところもあるかもしれませんけどね。

なので新規患者さんが再度来院したくなるような病院を目指すのが医療事務としてはベターな方法でしょう。

受付周りを綺麗にしたり、患者さんに笑顔で丁寧に対応する。という基本的な接遇を言われる部分です。受付スタッフの質が低い病院はまだまだ多いのです。

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コストダウンは生産性をアップさせるということ。無駄を減らし最速で仕事を終わらせて帰ろう

ここまで書いた通り事務員は利益を増やす方法で効果的なものはあまり無いです。なのでコストを減らす方法を考えていくのが一番効果的です。

その中でも1番の即効性があるのが人件費です。残業をやめれば残業代を減らすことができます。残業は時間外手当として通常時給の1.25倍が必要になります。

1000円の人なら1250円になります。8時間働いた後に1.25倍の生産性を生み出す仕事なんてなかなかできないでしょう。

病院によっては医事課の全員が残業をやめればもう一人採用することができることもあるでしょうね。

仕事を時間内に終わらせること。時間内の生産性を高めること。ここを意識するのはとても大事ですね。シフト表や勤務表を改善するだけで仕事の流れがスムーズになることもあります。

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本日のまとめ

なんか難しい話になってしまいましたね。でもこれから医療事務をやっていくにはどうしてもこの辺の病院経営や医業収益について考えていく必要があります。

受付やってレセプト点検やっているだけでは生き残れない可能性が高いです。

もうちょっと詳しく書くと人件費率や薬剤比率や材料比率が30%にしましょう。いや40%が適切だ。みたいな話も出てきますがブログには書ききれません。

収益を上げるために、新患を獲得しても現場は忙しくなり新しい医師を採用して標榜科目を増やしても同じです。むしろ最近の診療報酬では悪循環になる病院も多いと思います。

そもそも地域包括ケア病棟のように包括してしまうものも増えていますからね。

頑張って勉強していきます。

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